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第45話 今更国の名前を考えた

翌朝、僕はまず風呂に入り目を覚ます、そして朝食をとりに行くとフェアリーの王族、ユーカとニーア、一緒にサキュバスのコアちゃんが談笑していた。


「おはよう、仲良くなったもんだな。僕は今日帰るけどコアちゃんはどうする?またミカエル便で帰るけど。」

あの天使なら文句言いながら送ってくれるだろう。


「ちょっと早すぎるんですよねミカエルさん…私はもう少しフェアリーの国で面倒見てもらう事になりました。初めての多種族の友達もできたし!」

良い事だ、ユーカもニーアも悪いようにはしないだろう。


「ところでトーマさん!昨日ユーカさんとエッチな事したそうじゃないですか!なんで呼んでくれなかったんですか!」


ん?待って欲しい、空気的に内緒になってる感じじゃないの?


「私はサキュバスなので匂いで分かるんです!ユーカさんに問いただしたらあっさり白状しましたよ!」

ユーカさん、弱っちぃよ流石に…王でしょ…

でも少しチューしただけでしょ?


「わ、私はお酒飲んでたから!あと溜まってるかなぁって思って!興味もあったのよ!文句あんの?あんだけ出しといて!」

溜まってるって何?


更に逆ギレ?最近オープンになりすぎじゃない?ニーアちゃんも興味津々じゃん。


いや…僕には原因に心当たりがある。


「なぁ、最近どんな漫画読んでる?」


「い、言えるわけないじゃない!」

ビンゴだ、最近アダルトな漫画の人気が凄まじい事は聞いた。貧欲に知識を吸収しまくってるのか。


「私も読みましたけどまぁまぁですね!私ならもっとすごいのできますよ!」

コアちゃんはサキュバスだからね、どんな事するんだろ…


それからあーだこーだと言われたが、スキを見てミカエルを召喚、今僕は空の上です。


「良いんですか?あんな感じに別れて」

逃げるように出てきたがまたどうせ会うし、あそこにいたら何されるか分かったもんじゃない。


「まあ良いよ、とりあえず国まで宜しく、あとでお礼はするからさ。」


「あの、お礼は期待しますが…国の名前いつになったら決めるんですか?結構経ってますよね?」


あ…


王城に帰りすぐポメヤの元へ。

「この国名前無いぞ!」


「どこ行ってたんですぞ?まあいいけど、国の名前は無いですぞ、決めてねぇもん」


「前の名前ってなんだったっけ?帝国としか呼んでなかったし聞いた事ない気もするんだが…」


「いや、聞いてないと思いますぞ、だって前の王はバカだから自分の名前を付けてたんですぞ。ハインリッヒだっけかな?ハインリッヒ帝国」


詳しく聞くと悪名高い王でそれぞれの種族から嫌われていたのであんなクズの名前なんか呼ぶもんか!っていうふわっとした感じでみんな帝国と呼んでいたらしい。


「なんかモヤモヤするなぁその説明」


「事実ですぞ、だから国の名前なんて無くても困らないワケよ、分かるかね?天使の国だって正式名称あるし、フェアリーの国にも名前ありますぞ。でもみんな面倒だから呼んでないですぞ」


久々に面倒なキャラ付けしてくるな。

でも名前あったほうが良くないか?普通にさ。


「初耳なんだけど…天使の国とフェアリーの国の名前なんなの?」


「天使の国はアウラディア天光国でフェアリーの国はフィオーレルですぞ。」


「ちょっとかっこいいじゃん…」


「そんな気になるなら名前考えればいいですぞ、適当に」


「分かった!うんとカッコいい名前考えるからな!」

僕は自室に戻り思いつくまま名前を紙に書いていくことにした。


でも国の名前なんて考えた事ないしなぁ…

何かないものか…


気分転換に城のスライム族にアイディアを聞いてみても好きに決めていいですよ、適当で。

と口を揃える始末、大丈夫なのかこの国。


色々な種族が笑って暮らす。

差別のない国。

幸せの象徴のような名前…。


うん、これでいこう。


僕はそれぞれの種族に手紙を出し、新しい国の名前が決まった事を伝えた。

僕一人で考えたにしては結構まともじゃないか?


ポメヤも中々良いじゃん、と言っていた。


これからこの国は。


『ハルモニア王国』


ハーモニー(調和)をもじった名前だ。

多種族が入り乱れるこの国に相応しいと思うんだよね!





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