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プロローグ

最強のショタジジイとロリババアのお話です。

これは、こことは似て非なる世界の、有名な伝説である。


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()の国には、その昔、恐ろしい古龍(こりゅう)がおりました。

その(りゅう)炎龍(えんりゅう)で、咆哮(ほうこう)一つで華の国で最も大きな山と、その近くで静かに暮らしていた村々をまとめて焼き野原にしてしまうような、邪悪な存在でありました。

その咆哮は、南の神である朱雀(すざく)の炎の咆哮よりも高熱であったそうです。


一方、古龍の伝説と同じ頃、紅月(あかつき)の国にも、とても強い力を持った妖狐(ようこ)がおりました。

その(きつね)は九つの尾を持った天狐(てんこ)で、美しく、妖艶(ようえん)であったといいます。

その美しい天狐が、たった一人で何十もの神を相手取り、大怪我を負わせたことで、神の加護(かご)を無くした紅月の国は大災厄に見舞われてしまいました。


そうして、二つもの天災(てんさい)は、どちらがより強く、恐ろしい者かを、華の国と紅月の国に挟まれた海で闘い、比べようといたします。

そして、何十年も延々と戦い続け、人々はいつ、自分達にその強大な力が落とされるのかと、震えながら何とか生きておりました。


そんな時です。震えながら生きていた人々の中から、ついに二つの天災を封ずることが出来そうな若い術者が現れます。

彼は一昼夜(いっちゅうや)、二つの天災との攻防を繰り返し、ようやく二つの天災を同時に海の中にある、封印を(つかさど)る神が住まうと言われておりました、神城(かみじろ)に封ずることが出来き、人々の生活に平穏が戻りました。


二つの天災を封じた伝説の術者は、死した(のち)調和(ちょうわ)を司る龍、白龍(はくりゅう)になったと言われております。




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この物語は、そんな伝説が根付く国々で、ショタジジイとロリババアが最強無双をしながら旅をして、気まぐれに世界を救う物語─────。



いざ、開幕!!

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