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四季祭急行  作者: 加部宮
7/10

夜桜咲くや

色褪せたフィルムを探して

戸棚の闇を覗き込む

想い出の記録たちは

残すことで記憶になる


光の落ちたこの夜に

目立つ淡い枝垂れの腕

星明かりで灯る桜の明かりは

記憶以外の何であろう


せせらぎの音がした

黒に写るフィルムから

鹿おどしの音が聞こえる

水場の畔りの散り桜


月に叢雲花に風

美しさの悠久は無く

いつか消えるものを人は渇望し

泡弾けた後

残念そうによろこんで次を待つのだ


雀が炎を飛んだ

春の初めに燃え上がる花

人に感銘の火を点けて

風が吹いたら逃げていく


青と白と緑色

空に桜にお供の抹茶

仲良し兄弟今日も並べて

電灯なんて無粋なものは捨て

伝統らしく和みの心で

また一枚、フィルムを焼くのだ

記憶焼くや

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