なかよし組の居候 再び
『『ご馳走様でした!』』
「はぁ美味しかった、リリアはどうだった?」
「めっちゃ美味しかったぜ!ぷはぁ、最高だった·····」
「んふふ、私の腕前を舐めてもらっちゃ困るよっ!」
「·····ソフィちゃん、ご飯の後にちゃんと説明するって言ったんだから説明して?」
「あっはーい」
なかよし組全員で揃って夜ご飯を食べた私たちは、早速リリアと話し始めた。
ちなみに乳力バトルをしたあと私たちは力尽き、お腹がペコペコだったのでとりあえず先にご飯を食べてからリリアを紹介すると言って免除してもらっていたのだ。
「えーっと、この人はリリア、今日の午前に私が師範代をやってるキノコ神拳の道場に道場破りに来たタケノコ神拳の奥義継承者だよ、結局私が勝って和解して仲良くなって、色々あってこの家に来たついでに夜ご飯も食べる事になって今に至るって感じかな?」
「おう!アタシはタケノコ神拳奥義継承者のリリアだ!Sランク冒険者の珍ち····· あー、Sランク冒険者だぜ!!」
「ちなみに二つ名は『珍竹林』ね」
「ぶふっ!!」
「おいそこの魔族!笑うんじゃねぇよ!!おめーだってチンチクリンだろうがよ!!!」
「あぁんなんじゃ貴様!魔族ではツノの高さも含め身長なのじゃ!ワシはツノ長めじゃから魔族的には高身長なのじゃ!!」
「·····本体はチンチクリンだけどね」
「黙れチンチクリン・シュテイン!!」
「んっだとゴルァ!!!」
「·····えっ!?貴女があの『珍竹林のリリア』!?お姉様が『どこにいるか分からなくて探すのに苦労してる』って言ってた相手が向こうから来るって、ソフィ、貴女どうなってるのよ·····」
「知らんわっ!てめーらマジ許さんからなぁ!!」
「へー、リリアちゃんって身長わたしと同じくらいなんだ!·····ソフィちゃん、エビちゃん、わたしに向けてチンチクリンって言える?」
「「さーせんっしたー!!」のじゃ!!」
私とエビちゃんは速攻で頭を下げた。
·····いくら神と魔神といえど、普段からお世話になって国籍を置いてる国の王女には頭が上がらないのだ。
「みたいだな!あーシロクロちゃんの名前なんだっけ?」
「ウナだよ!」
「おーウナって言うのか!よろしくな!」
ちなみにリリアの身長は146cmでウナちゃんが148cmくらいだから、実はウナちゃんの方が僅かに高かったりする。
まぁドワーフだから仕方ないねっ☆
というかリリアはドワーフにしてはかなり高身長な方で、ドワーフの平均身長はドワーフ内の種族にもよるけど平均130cmくらいだ。
「リリア、ちなみにその子の本名は『ウナ・ウェア・ラ・サークレット』、この国の王女様だよ」
「うえええええええええええっ!!!?それ早く言えよっ!!ごめんなさい王女サマっ!」
「いいよー、ここに居るのはただのウナちゃんっていう女の子だからね!気にしなくていいよー!」
「あ、ありがとうございまする·····?」
ぷっ、焦りすぎて変な口調になってやんの。
でも野生児って言うから野蛮だと思ってたけど、この子かなり一般常識も持ち合わせてそうなのよね。
·····山篭りしすぎて世間の情報に疎いみたいだけど。
「まぁそういう感じなんだけど、わかった?」
「ん、しつもん」
「はいはい何かなミカちゃん」
「わたしの、お気に入りのクッションが、荒らされてパンツひっぱり出されてた、犯人だれ?アルム?」
「いや関係ないじゃんソレ····· まぁ言うけどさ、フィーロ君がなんかミカちゃんの下着引っ張り出してたよ」
「えっ!?いや、僕はアイマスクだと思って借りようと思ってただけで·····!!」
「ん、万死に値する」
「ついにやったわね·····」
「ワタシ、いつかやらかすと思ってたけど·····ついにやっちゃったかぁ」
「下着ドロボーだぁ!」
「ち、違うから!!は、話せばわかるから!!」
「問答無用」
「ちょっ!やめっ、あぁぁああああっ!!」
フィーロ君はミカちゃんに誘拐されて行った。
多分強制おねんねさせられるんだろう。
坊や悪い子だ気絶しな。
「·····他に何か聞きたい人居る?」
「はいはーい!アタシ質問っ!」
「どうぞー」
「今日の晩飯ってなんだったんだ?何か分からなかったけどめっちゃ美味かったぜ!」
「あー、今日は豚肉の生姜焼き定食だよ」
「おー!·····よく分かんないけどわかったぜ!」
結局わかんないんかい。
というかまた関係ない質問だし·····
「·····で、何かリリアについて聞きたい人いる?」
「ママ!チェル質問していーい?」
「どうぞどうぞー」
「リリアちゃんもなかよし組に入るの?」
「あーー、その件ね、ぶっちゃけ決めてないけど、リリアはどうする?というかどうしたい?」
「うーん、アタシは別にどうでもいいな、山ん中で1人で修行するのも飽きたし、ここには強そうな人が沢山いるから来たいのは山々なんだけどな、アタシはイマイチこういうグループに縛られんのが嫌なんだよなぁ·····」
「あーつまりパーティーとかで団体行動するのが嫌ってこと?」
「そうそれ、1人で自由気ままにがいいんだよなアタシは、それに時々ウチに帰らなきゃいけねぇし·····」
「ふんふんなるほどなるほど·····」
どうやらリリアは修行目的で私たちと一緒にいて手合わせしたりしたいみたいだけど、冒険者パーティーとして活動してる『なかよし組』に加入すると自由がなくなって嫌だと思っているらしい。
別になかよし組はそんな縛りなんて無いし、暇つぶしに時々依頼を受ける程度だから大丈夫なんだけどなぁ·····
そうだ!
·····逆に考えるんだ、なかよし組に入れなくてもいいさと。
「じゃあさ、ウチに居候って形はどう?」
『『居候?』』
◇
私が提案した『居候』という案はこういう感じだ。
リリアはなかよし組には加入しないが、私と友達という事でウチへの出入りを許可するし、連絡用に家族用にグレードダウンしたマギ・スマートフォンも貸し出してあげる。
ウチにはいつ来てもいいけど、来る時は連絡して貰う事にする。
ディメンションルームへの出入りも許可するけど、入るには私たちの許可が必要で、なおかつ入るのは基本的に私たちの自宅(フシ町/魔法学園都市のどちらか)限定とする。
(例外として、私が傍に居ればどこからでもOKとする)
また、一応ディメンションルームにリリア専用の部屋も作成する予定。
リリアは居候扱いなので、なかよし組の冒険者としての活動は強制もしないし参加は完全に自由となっている。
ただし、リリアの修行や手合わせに必ず応じるという訳では無い。
リリアからの要望で、校長先生や国やギルドにはここに居る事は絶対に秘密にする。
「·····って感じでいい?」
「いいぜ!·····でもそこまでしてもらって、いくらくらい払えばいいんだ?」
「えっ?タダだよ?」
「マジかお前····· 優しすぎだろ·····」
「いいのいいの、私は気にしないから!みんなもこの条件ならいいよね?」
「ワタシはリリアちゃんが居るだけでおっけー!うへへ····· じゅるり·····」
\がちゃり/
「うぅ酷い目に会った····· 誤解は解けたからいいけど····· ん?リリアさん、なかよし組に入るの?僕は良いけど、あんまりふざけすぎると僕が大変だから程々にして·····」
「私は構わないわ、ソフィ以外のSランク冒険者と手合わせ出来るなんて滅多にない経験だもの·····お姉様は例外よ」
「わたしはいいよー!たくさんあそぼ?」
「ワシも構わぬ、ソフィと渡り合える実力じゃから気になるのじゃ」
「ん、わたしも構わない、でも寝床は譲らない」
「チェルもいいよー!」
「·····だってさ、じゃあリリア、これからはなかよし組の居候·····ううん、私たちの友達になってくれないかな?」
「ああ!よろしくな!」
『『よろしくー!』』
こうして、私たちなかよし組のメンバーに新たな居候が、そして私たちに新しい友達が増えたのだった。
「よし!それじゃ親睦を深めるって事で!お風呂入ろー!裸の付き合いじゃー!」
『『おーーっ!』』
「お、おー?」
「じゃあ僕はいつも通り男風呂から声だけ参加で」
そして私たちは早速お風呂へと向かった。
名前:ソフィ・シュティン
ひと言コメント
「なかよし組が更に賑やかになりそうだなぁ····· 」
名前:フィーロ
ひと言コメント
「ミカちゃん、いっつも眠そうで動きも遅いのに怒るとすごく怖いんだよね·····」
名前:アルムちゃん
ひと言コメント
「なかなか可愛い····· うへへ····· ん?どうしたのミカちゃん?·····え?いいいいいやー、まだミカちゃんの下着残ってないかなーって····· えへへ····· \ん、おしおきする/·····ぎゃわーっ!!!」
名前:グラちゃん
ひと言コメント
「にしても、Sランク冒険者の最後の1人がこんな感じだったとはねぇ····· ロクなのが居ないわ、お姉様もさっき酒瓶持って風呂に向かってたし·····」
名前:ウナちゃん
ひと言コメント
「ギザギザの歯だー、めずらしー」
名前:エビちゃん
ひと言コメント
「なかなか歯ごたえのありそうなヤツなのじゃ、コヤツなら本気の半分でも耐えられそうじゃな」
名前:ミカちゃん
ひと言コメント
「·····ぬぐの楽な横ヒモのパンツ脱ぎ散らかしてた、みられて恥ずかしかった」
名前:チェル
ひと言コメント
「むむっ!同じ自然大好きな気配っ!」




