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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
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裸のド付き合い



 夕食を食べ終えてひと段落した私たちは、先にお風呂に入ってしまう事にした。



「よっし!お風呂入るよー!」


「おうっ!っていってもアタシとソフィはさっきも入ったけどな」


「でもお風呂は何回入っても気持ちいいからいいじゃん」


「だな!」



 そう、実は私たちは一度お風呂に入っている。


 理由?リリアが漏らしたからお風呂で洗ったからだよ。

 まったく、キノコを生で食うってホント非常識だよね、これだからタケノコは·····



「ふんっ」


\ベチコンッ!!/


「あ痛っ!なにすんねんゴルァ!!」


「何か殴るべきだと思った」


「なんで·····」


 ·····いや、今こっそり脳内でリリアを馬鹿にしたからだろうけど。

 だから強くは言えないというか、余計な事を言ったらまたバトルになるから黙っておこう。


 私だって学習するのだ。



「あーそうだ、ソフィちゃん」


「アルムちゃん何?」


「ワタシたち着替えの準備してくるから先入ってていいよー」


「あっりょーかい、そんじゃリリア、私たちは先に入っちゃおっか」


「あいあい!」



 そういえば私たちは既にお風呂に入ってパジャマに着替えたばかりだから着替え要らないんだった。

 みんなはまだお風呂に入ってないから着替えを取りに行くみたいだし、その間暇だから先にお風呂に入ってしまおう。



「それじゃお風呂に突撃ー!」


「わぁい!」



 って訳で、私とリリアは先にお風呂に向かって突撃していった。


「·····アルムちゃん」

「わかってる、ワタシの勇者の直感が行かない方がいいって反応してる、みんなちょっと待機で!」


『『はーい』』





 脱衣所に到着すると、私は手慣れた手つきで服を一気に脱ぎ一糸まとわぬ姿になると全部綺麗に畳んで籠の中にぶち込んだ。


 遅れる事30秒ちょい、リリアも服を丁寧に畳んで籠に入れるとタオルを首から掛けてお風呂場への扉の前で待っていた私の元までやって来た。



「あーそうだ、リリア」


「なんだ?」


「さっきお風呂には入ったし、体洗うのは雑でもいいよ」


「ん?おー確かにな!じゃあ軽く洗って風呂はいろうぜ!」


「もっちろん!んじゃ行くよっ!」



 私はお風呂場へのドアを開け



『あら?誰かしr·····』


「「お邪魔しましたッ!!!!!」」



 スパコォォオオオオンッッッ!!!



 2人がかりでドアがぶっ壊れるんじゃないかってくらい物凄い勢いで閉めた。



「い、いまのって·····」


「あ、あぁ、()()()だよな·····?」



 お風呂に誰か先客が居た。


 しかも私もリリアも会った事あるし、何なら私に関しては物凄く関係がある人だった。



 ガラガラッ!



「·····なんでものすごい勢いで閉めたのかしら?ソフィちゃん、珍ちく····· ドワーフちゃん?()()()()にちゃんと説明しなさい?」



「「で、でたあああああああああああっ!!!!」」


「待ちなさいっ!」


「ぐぶぇっ!?」

「お゛え゛っ!!?」



 私たちは見つかってはいけなかった相手に見つかり、逃げようとした。


 だが時すでに遅し、私たちは首元に巻いていたタオルを掴まれて捕まってしまった。


 というかリリアは首から下げてただけだったけど、私は首に巻いてたから首が締まって死にかけて気絶しかけて逃げ様がなかった。



「ど、どうじで、ごごに、校長先生が·····」


「ここの風呂を自由に使っていいと言ったのはソフィちゃんの方でしょう?」


「ぞ、ぞうでずげど····· ぐび、ぐびじまっでまず·····」


「あらごめんなさい」


「がはっ、はぁっ、はぁっ·····死ぬかと思った·····」



 そう、お風呂に居たのは私の通っていた学校の校長先生だった。





 かぽーん·····


 広い露天風呂に木の桶が何かにぶつかる音が鳴り響いた。

 たぶんバランスが悪くてどっかから落っこちたんだろう。


 そんな事よりも、私たちは大ピンチに陥っていた。



「·····で、ソフィちゃん?」


「ハイ、ナンデショウカ」


「その子をどこで見つけたのか、言いなさい?」


「·····キノコ神拳の道場です」



 そう、私とリリアは校長先生と一緒にお風呂に入れさせられていた。


 実はディメンションルームのお風呂は校長先生にも使用を許可していて、のんびりお酒も飲めるという事で校長先生は時々やって来て飲みに来ているのだ。


 今日は見た感じ酒瓶も無いし純粋に温泉に····· いや、酒の匂いがする。

 さてはもう飲み干したな?


 まぁでも、たぶん目的は最近私が温泉旅館の休憩スペースを新造して日本で買ってきた高級マッサージチェアなんかが置いてあるせいだろう。

 あとめっちゃ広い畳のごろ寝スペースとか夕涼み用の縁側なんかも作っちゃったから来るしかないよね、うん。

 無駄に凝ったのを作っちゃった☆


 ちなみに、たまーにだけど校長先生の呑み仲間が集まって温泉で酒盛りしている様子を見ることができたりする。

 呑み仲間は誰なんだって?


 クソ姉貴と女神様よ、あと仕事の合間をぬって不死川さんもたまに来る。


 んで3〜4人でどんちゃん騒ぎして、結局休憩スペースで全員くたばって私たちかシルキー軍団が布団を敷いて寝かせるのがいつもの流れになっているくらい仲が良いらしい。

 姉貴も女神様もなんで勝手にこっちきてるんだろうか·····



 バシャッ!


「あげぶっ!?あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!鼻に水はいっだぁぁあああああっ!!」


「ちゃんと聞いてるのかしら?」


「聞いてませんでしたけど、酷すぎますよ·····」



 ボーっとしてたら校長先生に顔面に温泉を掛けられて、しかも鼻に入った。

 ·····うん、普通に痛い。



「もう一度聞くわよ?本当はどうだったのか言いなさい」


「だーかーらー!私が師範代をやってるキノコ神拳の道場にタケノコ神拳奥義継承者のリリアが道場破りにきて打ち負かして、その後なんやかんやあってフシ町の自宅に招待して、その後ディメンションルームのお風呂に呼んだんですよ!!」


「だからキノコとかタケノコとかホクトとかふざけてるのはやめなさい!!」


「本当にあるんですよ!」

「そうだそうだー!由緒正しき拳法だぁー!!」


「はぁ····· なんでこの2人がSランク冒険者に選ばれたのかしら·····」



 こ、この校長っ!信じてないな!


 かくなる上は·····


「リリア!合体奥義を発動するよ!」


「あいよ!ガッテンショウチ!!」


「キノコ神拳合体奥義·····ッ!!!」

「タケノコ神拳合体奥義·····ッ!!」



 バシャッ!

 ドパァン!


「「まっぱだ☆カーニバルっ!!」」


\ひゅるるるる〜/

 \パァンッ!/



 私たちはキノコタケノコ合体奥義『まっぱだ☆カーニバル』を発動し、湯船の中から飛び出すと上空で華麗なるキノコとタケノコのポーズを取って堂々と構えた。

 そして私たちの背後にキノコとタケノコの形をした花火が打ちあがり、私たちの合体奥義を彩った。



「YEAAAH!!」


 ピシガシグッグッ!



 そして水面に見事に降り立った私たちは、お互いの功績を讃えるハンドサインをした。



 ふっ·····

 完璧に決まった·····っ!!



 まっぱだ☆カーニバルの後夜祭まで終えられるとは、今日は良い日になるだろう。


 そんでまだまだ寒い外気で体が冷えたのでもう一度お湯に浸かった。



「ふぃー····· 暖かい····· コレでわかりましたよね?」

「あぁ~····· 暖かい····· これ以上ないレベルの合体奥義ができたぜ·····」


「·····ぜんっぜんわからないわ、余計意味が分からないわよ」


「「ええええええええええええええっ!!!!!!!??????」」


 私たちは驚愕し、思わずひっくり返って仲良く2人でスケキヨした。





 その後、粘り強く説明してようやくキノコ神拳とタケノコ神拳が実在することを認めてもらった私たちは、改めて出会いを説明した。



「·····大体わかったわ、つまりリリアちゃんが悪いと?」


「そうです!」

「ちがうわい!」


「「あぁん!?」」


「もとはと言えばリリアが道場破りに来たのが原因でしょうが!」

「いーや違うね!タケノコとキノコは戦う運命なんだ!アタシは悪くねぇ!!」


「喧嘩両成敗よ!!」


 ゴッ!!


「「いっっったあぁぁぁぁああああああいっ!!!」」


「ひ、久しぶりに校長先生のゲンコツ喰らった····· あいたたたたた·····」

「うがぁぁああ····· 頭がグワングワンするぅ·····」


「全くもう、この2人はすぐ喧嘩するんだから····· って、違うわね、なんで私そんな事····· あぁエヴィリンちゃんとの絡みに似てるんだわ、·····3人合わさったら恐ろしいことになりそうね」



 校長先生が何やらブツブツ文句を言っているが、私とリリアはゲンコツを喰らって脳震盪を起こしてフラフラしていたから聞き取れなかった。


 とりあえず治さなきゃ····· ヒールっと·····



「で、校長先生」


「何かしら?」


「なんで私たちを呼び止めたんですか?」


「だってせっかくSランク冒険者が3人もそろっているのよ?それに特にリリアちゃんは見つけてもすぐに逃げて行方不明になるから、ここなら逃げようがないから話し合いには丁度いいと思ったのよ」


「あぁ、なるほど·····」


「な、なぁソフィ、アタシもう上がっていいか·····?」


「「ダメ」」


「そろそろ貴女ともちゃーんと話がしたかったのよね、絶対に逃がさないわ」

「リリアに逃げられると確実に矛先が私に向くからね、絶対に逃がさないよ」


「そ、そんなぁ·····」



 って訳で、私は校長先生に怒られたくなかったからリリアをバイツァ・ダスト(地獄へ道連れ)した。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「面倒事は誰かに押し付けるに限るよねっ☆ ·····一瞬リリアを逃がしてあげようと思ったけど、校長先生が私を見る目がヤバかったから寝返っちゃった、アレは2時間床に正座で説教コースの時の目だった」


名前:リリア

ひと言コメント

「め、めんどくさいヤツに絡まれた····· アイツ裏切りやがって!これだからキノコは信用ならねぇんだ!!」


名前:校長先生

ひと言コメント

「えっ?私は現役高校生なのにお酒を飲んでいいのかですって?私、一応3680歳よ?それにこっちの世界では魔法学校の校長よ、セーフよセーフ、女神も認めた神公認だから大丈夫よ」






名前:アルム

ひと言コメント

「·····ね、面倒事なってるでしょ?隠しカメラ設置しておいてよかったー!·····え?なんでみんな怒った顔·····ア゜ッ!!!」

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