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カルミアの魔女  作者: 黒目
第三章 絶対私は私に打ち勝つ!
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魔女の復活

「じゃあお母さん、お父さん、今日はありがとう。またね」


私は母親と父親に玄関で送られ実家を出た。


お母さんは相変わらず優しく接してくれた。私がなぜ高校卒業後すぐに家を出たのか聞かなかった。

休日の実家は相変わらずお母さんは掃除、アイツはリビングでのんびりテレビを見る。私はソファーで寛ぎながら今まで読んでいなかった本を読み漁った。

取り留めもない話から、私の今の生活の話まで自然とこなすことができた。もちろん家の中ではキャバクラで働いていたことは話さなかった。アイツとキャバクラで出会ったことはお母さんは知らなくてもいいと思ったからだ。

昔みたいにお母さんの料理を食べた。

美味しかった。

午後8時くらいになると帰りの支度をして家を出た。心して実家に乗り込んだが、案外大丈夫だった。もちろん最初はアイツの顔を見ると吐き気がした。しかし心が成長したのだろう。


今なら少しわかる。

私の中で「男性=自分を性的にしか見ない人」という等式ができていたと思う。それが少しづつ崩れてきたのだろう。今までの経験のおかげだ。キャバクラを通じて色んな人脈ができた。


・小さな子供の育児ストレスに悩む母親

・自分の身体的な成長の壁にぶつかる思春期の学生

・ADHDの子供を持つ母親

・肥満を解決したい出産後の母親

そして、


・子供の幸せを真剣に考える父親


人それぞれ親として一生懸命生きている。それが経験で理解できた。自分の家に帰るとなんだか心がすっと軽くなった気がする。自分は自分の人生を生きれる。そんな気がした。

さて、明日はお昼はベビーシッター、午後は家庭教師の仕事だ。


「よーし、やったるかー」


いつも日課でつけている日記は、心なしかペンがスラスラと動いた気がする。そんな中ピロンっとスマホからラインの音が鳴った。


「ん?なんだろう?」


すぐにアプリを開くと麗さんからだった。


「ねぇ、元気かしら?近々お茶しましょ♡」

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