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プロローグ

 冷たい。


 私立桜滝高校に入学した今月、4月ということでまだ若干の寒さが残るこの時期に、俺は頭から水をかけられた。


 放課後、俺は興味のあった書道部へ部活見学をさせてもらおうと思い、部室棟脇を歩いていたところ、「あ。」という声の後、目の前が暗転した。

 正確に言うと、真っ暗では無くちょっとだけ青い。青い10Lサイズのバケツを頭に被せられたからだ。

 そのバケツには水が入っており、そのままザバーっと頭と体にぶっかけられた。


 ずぶ濡れだ。


 突然の出来事に放心していると部室棟2階の窓から、ごめんごめん、タオルを貸すから部室まで上がって来てくれと手招きされ、今俺はここにいる。


 部室の入り口上部にあったプレートにはアクアリウム部と書いてあった。ちょっとだけ興味が湧いてキョロキョロと部屋を見渡してみる。部屋の構成としては、入ってすぐ、目につく左手奥あたりに60cm位の水槽。部屋の真ん中らへんに長机がコの字型に3つ配置。そして、右手奥から順に、謎のグロイ絵が書かれた人の高さくらいの四角い物体、電気ポットや急須などが置かれた小さな棚、マンガがずらっと並ぶ本棚が2つ、何が入っているか分からないダンボールが床の上にドンッと置かれているといった感じで並んでいる。


「いやー、すまない。今、水槽の水換えしていて、替えの水が入ったバケツを置く場所ないかな~と周りを見た時に丁度窓枠があったから置いたんだが、駄目だったねえ。はっはっは。ほら、タオル」


 いや、なにが丁度なのか分からない。幅5センチもないような場所にバケツを乗せて大丈夫なワケがない。どう考えてもひっくり返るだろう。

 目の前のサイドテールのやや小柄な少女から受け取ったタオルを使い頭と体を拭きつつそう思う。


「いや私も、登里菜とりながバケツを窓枠に置いた時に『あ、これは駄目だな』って思ったんだけどね」


 テーブルの向かいのパイプイスに腰をかけていた、長めの黒髪ストレートな少女が少し笑いながら声をかけてきた。


「…分かってたんなら止めてくださいよ」

「それがさ、置いた瞬間に向こう側にグオンッて倒れちゃったから止める暇がなかったのよ。ごめんなさいね」


 彼女は若干大げさなジェスチャーを交えつつ説明し、両手を合わせて俺に謝った。


「…そうですか。ならしょうがないですね」


 体を拭き終え、タオルを畳みつつ俺は少し乱暴に答えた。


「まあまあ、少年。そう花倉かくらを責めるんじゃないよ。悪いのは私だ。責めるなら私を責めたまえ」

「知ってます。気を付けて下さい。あと、少年ではなく、七橋ななはしと言います」

「そうか、すまなかったな七橋くん。で、七橋ってのは名字かい?名前かい?」

「いきなり下の名前だけ教えるってのも変でしょう。それは名字です。名前は千歳ちとせと言います」

「なるほど、七橋千歳くんだね。いい名前だ」

「ありがとうございます」


 対して感情が込められてない名前の感想に対して、大して感情を込めず俺は答えた。


「それじゃあ、私達の名前も教えておこうか。私の名前は神坂かみさか 登里菜とりな。2年だ。気軽に神坂様と呼んでくれて構わない」


 この学校では男子はブレザーのネクタイの色、女子はセーラー服のスカーフの色から学年が判別出来るようになっている。目の前の二人は薄い黄色だから2年だろうと思ってたが、間違いないみたいだな。

 とりあえずは先輩って事か。しかし、ぜんぜん気軽な呼び方じゃないな。


「そんで、そっちのロンゲ女子が伊野いの 花倉かくら。通称イカだ」

「伊野です。私も登里菜と同じ2年よ。あと、イカとか呼ばれてないから」


 通称イカと呼ばれた先輩は、ほんの少しだけ不機嫌そうに神坂先輩を睨んだ。


「大丈夫です。あっちのちっこい先輩はテキトウな人なんだなって感じがするんで話半分で聞いておきます」

「なるほど、それは賢明だな」


 自分で賢明とか言うのかよ。


「サイズさえ合えば私の体操服でも貸して上げたんだがな。七橋くんの体もさほど大きい方ではない様だが流石に無理か。はっは」


 たしかに、俺の身長は170cmちょいなんでそんなに大きい方ではないが、ぱっと見150cm位の神坂先輩のサイズは無理だろう。伊野先輩は神坂先輩よりは身長が高く見えるがそれでも160cmいってるようには見えないから、こちらも難しそうだ。

 て、いうか普通、女子の体操服を男子は着ないだろう。まあ、全裸で他に何も着るものが無いとかでなければ話は別だがな。ただ、全裸の男子生徒に体操服を貸してくれる女子はいないだろうが。


「…ところで、七橋くん。今回ここに来たのは我がアクアリウム部に入部希望って事でいいのかな?」


 ん?この人、急に何言ってんだ。入部?意味分かんないぞ。


「いや、頭に水ぶっかけられて、タオル貸すからこっちに来いって言われたからなんですけど」

「そうかそうか、これが入部届けなんだけど、大丈夫。既に名前も書いてるから後は私が提出しておこう」


 だめだ、人の話を聞いてない。全然大丈夫じゃない。いや、わざとだなこれは。


「え、ちょっとまって下さい。名前書いてるって。あ、さっき聞いた時に書いたのか」

「さすがに漢字は分からないからカタカナで書いたけどな。どうだ、カタカナ表記も一昔前のマンガ原作者みたいでかっこいいだろ」


 バンッとドラマで警察が捜査令状を突きつけるように、俺の名前が書かれた入部届けを見せつけてくる。


「いや、かっこ良くないです。ていいますか、俺、入部するんですか?アクアリウム部に。ってか、アクアリウム部ってなんですか?」

「なんだ、そんな事もしらずに入部しようとしたのか、しょうがな」

「入部しようとしてません」

「まあまあ、最後まで聞きたまえ。アクアリウム部ってのはまあ、名前そのまま、観賞魚を飼育する部活だ。以上」


「…え、それだけなんですか?」

「それだけだ。他になにか?」

「いや、なんでしょう。部活なんでもっと色々してるのかと…。あ、飼育する自体が結構いろいろ大変なんですね」

「そうでもない。今は水も安定してるから1~2週間に1回水を替えるくらいで他に何もすることはないな。ああ、あと1~2ヶ月に1回はフィルターの掃除をするかな」


「…それ以外は?」

「特に何もしてないな。自由時間だ。実に素晴らしい」

「えーっと…、なにか活動目標とかないんですか?例えば、そう全国大会とか…は無さそうか」

「いや、世界アクアリウムコンテストってのがある。その名の通り世界規模の大会だ。すごいだろ」

「世界!それはすごいですね…!」

「まあ、参加する気はないんだけどね」

「え、なんでですか?」


「…そうだな。ちょっとこっちへ来たまえ」


 そう言って、神坂先輩は手元にあったノートパソコンをいじりながら俺を手招きした。


「これが大会の参加作品だ。どう思う」


 見せられた画面をみて、俺は思わず息を飲んだ。

 そこには、水槽の中とは思えないような雄大な空間が広がっており、実際に見たことは無いがジャングルそのままを持ってきたような、とにかくすごい画像が表示されていた。


「うわ…。すごい…。めちゃくちゃ綺麗ですね。なんか、こう自然をそのまま切り取ってきた様な…」

「だろう。そして、これが私達の水槽だ!」


 そう言い、部室にある水槽をビシッと指した。

 その水槽は、幅60cm位で河川にありそうな感じの5ミリ大の砂利が敷いてあり、握りこぶしサイズの石が3つといくつかの種類の水草がちょこちょこと配置されている所に小さな魚が20~30匹くらい泳いでいるといった感じだ。


「あー…。なんか普通ですね。いや、綺麗は綺麗なんですけど」

「そう、普通だ。大会に出れるレベルじゃない。そして、さっきも言ったが出る気もない」

 

 どこか偉そうにそう言い放ち、ギィとパイプ椅子の背もたれにふんぞり返った。


「なんか偉そうすね…。てか、やることも特にないのなら新しい部員とか必要ないのでは」

「いやいや、偉そうでは無く偉いのだよ、私は部長だからな。そして、新しい部員は必要だ。なにしろ部員は2年が私達2人と1年が1人いるだけだからな、はっはっは」

「あれ、3年の方はいないんですか?」

「出来たのは去年で、作ったのは私だからな。当然3年はいない」

「へー…、それはちょっとすごいですね。部活ってそう作れるものじゃないでしょうし」


 なるほど、なんかちょっと偉そうな感じだったのは、自信の表れからか。部活を立ち上げるなんてそう簡単に出来る事じゃないだろうしな。


「そうだな。きっかけはこの学校の理事長がこの熱帯魚を飼っていたんだが、体調を崩して療養をすることになったんだ。で、誰かが世話をしなければいけなくなったんだが、先生方はみな忙しくてそんな暇は無いと。それでまあ、その時丁度暇だった私が世話をしようという話になった訳だ。一応、いろいろ飼育用品も必要になるから、費用を捻出しやすいように部活という形にして今に至るって感じだな」


「え、それじゃあ先輩は特に熱帯魚を飼育したくて部活を立ち上げたとかじゃないんですか?」

「うむ。私が選ばれたのもたまたま理事長室に用事があって『魚きれいですね~。』と言っただけで任命されたんだからな」


 まじか、いくらなんでもテキトウすぎるだろ。いいのか理事長そんなんで。こんな人に任せたてたら、いつ魚が死んでもおかしくないぞ。


「まあ、私も飼うからにはちゃんとしないといけないなと思って、そこにいる花倉を誘ったという訳だ」

「あ、なるほど。神坂先輩は詳しくないけど、代わりに伊野先輩が詳しいって訳なんですね」

「いや、熱帯魚なんか全然知らなかったわよ。」



 …意味わかんねえ。


「えーっと、じゃあ、なんで伊野先輩を誘ったんですか…?」


 俺は納得いかないような表情をしつつ神坂先輩の方を見た。


「花倉が部活に入ってなかったからだな。あと、花倉は猫飼ってるからな、猫。動物の飼育経験者ってやつだ」

「いやいや、全然関係ないでしょ。猫て。むしろ捕食するほうだし」


 俺の発言もあんま関係ないな。神坂先輩が言ってることがあまりにも関係なさすぎて俺も何言ってるのかよくわかんないツッコミになってるな。


「まあ、1人より2人って事だ。で、今に至る訳だが、観賞魚はうまく飼育出来れば数年単位で生きるから後を継ぐ者がいないといけない訳だ。でも、正直宣伝する事もないから新入部員も殆ど入らず困っていた。そこに、君が登場した。もう、これは運命としか言いようが無いじゃないか。そうだろう?」


 いや、どうだろう。

 確かに俺はまだ部活に入ってないし、大丈夫といえば大丈夫だが、そもそも俺には…。

 そう、入りたい部活があって部室棟に来てたんじゃないか。


「あの、すいません。俺、実は入りたい部活があって、そこに見学させてもらおうかと部室棟まで来てたんですよ。なので、アクアリウム部に入るのはちょっと難しいですね…」


「そうなのか…。それは残念だな…。いったい何に入ろうと思ってるんだ?」


 少し悲しげな顔をしつつ神坂先輩は俺に尋ねてきた。


「えっと、書道部です。俺、あんまり字がうまくなくて練習したいなとか思ってまして…」


 いくら強引に進められたとは言え、こんなに積極的に誘われたのを断るのはちょっと申し訳ない気分にもなるが、まあ仕方ないよな。


「書道部、か。そうか。七橋くん、残念だが君は書道部に入ることは出来ない」


 先ほどの顔とは変わり、真面目な顔で俺を見てきた。


「え?なぜです?入部するのになにか特別な資格とかが必要なんですか…?」

「いや、違う。書道部はな、無くなったんだよ。丁度隣の教室が書道部の部室だったんだが、いまは空だ」


「まじで」


 俺は少し慌てるようにアクアリウム部の部室を出て、隣の部室を見てみるとそこにはネームプレートが外され施錠された、静まり返っている部室があるだけだった。


「無くなってたんですね…。部活動一覧に載ってたんで有る物として来たんですけど。そうですか…」


 アクアリウム部に戻ってきた俺は、少し肩を落としつつパイプ椅子に腰掛けた。


「七橋くん、そう気を落とすな。正直、私はあまり字は上手くないが、そこにいる花倉は中々に上手い字を書く。アクアリウム部に入部すれば暇な時間とかには教えてあげることは出来るぞ」


 神坂先輩は柔らかな笑みを浮かべながら俺の方へ顔を向けた後、伊野先輩の方をちらっと見た。


「ちょっと、なに勝手に教える事になってるのよ。…でもまあ、日常的な文字の練習くらいなら教えてあげてもいいわよ」


 伊野先輩はちょっと面倒そうな顔をしつつも、優しく微笑み俺にそう言ってくれた。

 なんか俺、誤解してたみたいだな。てっきり変で無茶苦茶でテキトウな人達だと思ってたんだけど、俺の為にここまでしてくれるなんて。

 たしかに、水をぶっかけるという事をされたけど、水は拭いて乾けばそれで済むことだ。

 にも関わらず、ここまで俺の事を心配してくれるなんて…。


 そうだな、書道部が無いんなら今のところ入る部活もまったく無いわけだし、アクアリウム部に入ってもいいかもしれない。神坂先輩のセリフ通りになるが、これも運命なのかもな。


 …よし!アクアリウム部、入るか!


「えっと…、ありがとうございます。そもそも字を練習したいだけで本格的に書の道に進むってつもりではなかった訳ですし、調度良かったのかもしれません。アクアリウム部への入部、お願いしてもよろしいでしょうか」

「おお…。そうかそうか、入ってくれるか。いろいろ至らないところもあるかもしれんが、よろしくお願いする」


 そう言いながらパイプ椅子から立ち上がり、笑顔で俺に握手を求めてきた。


「ま、登里菜の相手は色々大変だろうけど、テキトウにやっていきましょ」


 伊野先輩も笑顔で立ち上がり、手を差し出してきた。

 俺は、二人によろしくお願いしますと握手をし、少し気になっていた事を聞くことにした。


「あの、すいません、ちょっと気になった事があるんですが、いいですか?」

「なんだ?君はもう我々の仲間だ、気軽になんでも聞いてくれたまえ」


 パイプ椅子へ座り直し、また偉そうにふんぞり返りながら神坂先輩は手のひらを自分の胸に2回パンパンと叩きながら答えた。


「えっと、ですね。先ほど部員は2年が1人と1年が1人って事でしたけど、あとの1年はどこにいるんですか?」


 そう、さっき部員についてそう言っていたのにその1年が見当たらないのが気になっていた。まさか、その1年は俺の事でした、ってことは流石にないだろうけど。


「ああ、そうか。今日は彼女は休みだ。昨日位から風邪を引いてしまってね。でもまあ、症状は軽いみたいなんで明日か週明けには来るだろう。ちなみに、私の妹だ」

「あ、そうなんですか。それはしょうがないですよね。お大事にって伝えておいて下さい」

「わかった、伝えておこう。ただ、当然あいつは七橋くんの事は知らないから、誰だよってなると思うぞ。はっは」


 いやまあ、確かにその通りなのだが、伝える際に入部したメンバーである等の説明をすればいいんじゃないだろうか。


「…新しい部員が入って、その人がって感じで伝えればいいのでは」

「そうか。そうだな、そうしよう。君はなかなかに頭の回転が速いな、今日から君の事は『高速回転頭・ブンブンキッド』と呼んであげよう」

「長いです。そもそも、意味不明です。思いつきで言うのやめてもらえませんかね」

「これは中々手厳しい。花倉よ、なかなかに手強い新人が入ってきたな!」


 はっはと笑いながら神坂先輩は伊野先輩に同意を求めるが、伊野先輩は携帯をポチポチといじっていた。


「ん?なに、ごめん聞いてなかった」


 そう言って、伊野先輩は手元の携帯を机に置いた。


「聞いてなかったの…?ひどい、ひどい…。ううう…。うぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」


 神坂先輩は一瞬、泣きそうなそぶりを出した後、突然激しくダンスを踊り始めた。


「ぁああああああ!フッ!フッ!」


 ただ、今居た場所があまり動けるスペースが無いため、細かく早く!細かく早く!と言った感じで小さくビュンビュン動いている。


 …意味わかんねーな。


 ひとしきり踊り終えると、ハァハァと息を吐きながら神坂先輩は椅子に腰掛けた。


「…ふぅ、すまない。少し取り乱してしまった」

「そっすね。でも、気にしてないっす」


 とりあえず、神坂先輩は良くわかんない人なんだと言うことは分かった。

 一つ一つ気にしていると、疲れそうなので基本スルーしておくことにしよう。


「七橋くんなかなかいいわね。そのスルースキル大事にするのよ」

「ありがとうございます」


 伊野先輩に褒められた。ちょっと嬉しい。


「おい、花倉。せっかく入ってくれた七橋くんを無視して携帯をいじるとは中々いい度胸してるじゃないか。罰としてなめらかプリン1個な」

「わかった。帰りに買って食べておくわ」


 自分で食うのかよ!


「食べた感想メールよろしく」


 それでいいのかよ!


「携帯を触っていたのはメールしてたから。メールの相手はあんたの妹。新入部員が入った事伝えておいたわ」

「なんだ、そういうことか。なら許してやろう」

「はいはい、ありがと」


 伊野先輩は雑に返事をし、それを見た神坂先輩はよしよしと頷き、スッと壁にかけられている時計の針を見た。


「ん…、もうこんな時間か。さて、七橋くん。いつもよりは早いが、先ほど話したように妹が風邪て倒れているのもあり、今日はもう帰ろうと思う。入部届は私が顧問に出しておく。明日からは放課後に来てくれれば良いが何か質問はあるかな」


 神坂先輩は長机に置いていた鞄を手に取りながらこちらを見た。

 そうだな…、ていうかまだどんな感じの部活かつかめていないから分からん事だらけだし、今のところは特に無いな。


「あ、いえ、大丈夫です。特に必要な物はないですよね」

「ないない。そのまま来てくれればそれで良い」

「分かりました。それでは先輩方、明日からよろしくお願いします」


 俺はそう言って二人に向けて軽く頭を下げ、先輩方に「また明日な」と手を振られつつ部室を後にした。



 この日、俺はアクアリウム部に入部した。

 正直、不安な所も多いが、ちょっと変わった先輩たちとの日々を考えると、少しだけ心が跳ねるのを感じた。

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