好きと言うには淡すぎる
モデルで売れて、女優でもうまくいって、そうやって安定していた芸能生活が、大好きだった人に騙された事で一瞬で真っ黒に染まった。私のすべてだった人。あの人にとっては、私なんて利用する対象でしかなかったのだ。もう何もかもが嫌になって、誰も私を知らない逃げ場所を探して。そうして、昔よく通っていたお祖母ちゃんの居た島を思い出した。――――分別と恋情。もしかしたら、それは私も。
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