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凡人貴族に転生したのでサステナブルな領主を目指していたら乙女ゲームヒロインがバッドエンドを迎えそうです……やめて  作者: 雲丹屋


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18/20

SS:お茶会(2本)

夜中に思いついて書いたおまけのおまけ。

恋愛あまり関係ないこぼれ話です。

【親衛隊とお茶会】


「みんな、お疲れさま〜。今日もありがとう」

「お役に立て光栄です」

「お嬢!今日のお茶受けも最高です」

「ごちそうさまです」


「はぁ~、それにしても。お嬢、最近めっきり綺麗になりましたね~」

「えー、なんだよ。そんなこと言っても茶菓子のおかわりは出ないぞ。もうすぐ屋敷に帰らないといけないからな」

「ああ、軽く流されるのがツラい……」

「前はもうちょっとゆっくりしていってたじゃないですか」

「んー。でもアイツが待ってるからな。遅くなると心配してうるさいんだよ」

「あの野郎。独占欲が日増しに酷くなってやがる」

「なんて奴だ」

「まあまあ。アイツも今は多分ちょっとタガが外れてるだけだから」

「お嬢が甘やかすからつけあがるんです。たまにはガツンと突き放してやってください」

「ガツンって、どうやって?」

「だからこう、寄るな触るな的なことを言ってやるんです」

「ああ、ぶん殴るんじゃなくて、言葉で言うだけか。それならやってみてもいいかな……」



「どうでした?」

「昨日の晩、アイツに”来んなバカあっち行け”って言ってみたら、死ぬほど面倒くさく拗ねて、機嫌を直してやるために、あれやこれやとものすごく苦労して、ひどい目にあったから、もうやんない」

「……お役に立て光栄です」

「……ごちそうさまです」

「どちくしょうめ」





ーーー

【母娘のお茶会】


『家庭で、日本の話が心置きなくできるのって嬉しいわよね』

『びっくりするほど趣味の話題が合わないけど……』

『う。それはまぁ、世代というか、好きなジャンルが違ったんでしょうがないというか』

『有名人やメジャーな番組やタイトルだと思っていた対象がここまで完全にズレていると、ホントに共通の話題がないというか……日本ってコンテンツに溢れていたんだなぁ』

『母娘でコスメやファッションの話がしたかった』

『ごめんなさい。”娘”とは名ばかりな娘で。あと、アウトドア関連もついていけません』

『私もゲームはやらなかったし、マンガはドラマ原作の少女マンガぐらいしか読まなかったから』

『それでよく初回召喚時に順応できたな』

『順応できてなかったわよう。知ってるでしょう?だから、日本に帰ったときに、高校、大学、社会人と全部、再転移したときに役に立ちそうな勉強をしてたのよ』

『同じ世界から来た相手に一番カルチャーショックを感じた』

『はぁ~』



『とりあえず。お風呂は正義よね』

『いい温泉紹介します。今度、行きましょう』

『娘だと、一緒に入れるからいいわよね〜』

『えっ?!ああ。ぅうん?』

完結後も沢山の方に読んでいただけで感激です。ブクマしてくださっている方、しょぼい小話ですがどうぞ。

本当にありがとうございます。


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