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VS岩尾大蜥蜴 苦戦

一話丸々戦闘回です。そのため書くのに時間かかりました。楽しみにしている方がいるならお待たせいたしました。

突如現れた魔物、岩尾大蜥蜴。外見は岩亀より大きく約3m強はありそうだ。特に大きいのが尻尾とその先についている岩だ。尻尾はかなり太くしかも筋肉質で柔軟性もありそうだ、さらにその先についている岩はそれだけで直径約1mはありそうだ・・・なんか説明すると恐竜みたいな奴だな、あの恐竜何て名前だっけか?


『シャアァァ~』

『ごぉ~』


すでにジークは俺の前で岩尾大蜥蜴と対峙している。ジークはLv5だが、相手とのLv差は2、こちらに来るときに聞いた足音から察するに俊敏は高い、ジークもだいぶ早くなったが逃げられるほどではないはず・・・しかたない戦うか。


「ジーク戦うぞ!まずは防御を固めて敵の出方を見るんだ!」

『ごぉー!』


防御指示をだし相手からの攻撃を待つ、速さが上のようだし下手に攻撃してもよけられるだろう。ここは手堅くいこう。


ジークが防御の構えをしたら早速相手が動いた。岩亀と同じくかみつくようだ。この攻撃はジークの左腕にあたった。岩亀のように攻撃が通らない事態にはならずジークのHPを少し減らす。岩亀よりは攻撃力があるようだ。しかしこれなら・・・


「ジーク左腕を地面にたたきつけろ!」

『ごぉ!』


この指示を聞いてジークは左腕を強引に地面に振り下ろす。当然左腕にかみついている大蜥蜴ーー名前が長いので大蜥蜴と呼ぶーーも地面に激突する。


『!?!?』


大蜥蜴はさすがに効いたようでかみつきをやめ、離れていく。しかし、頭に響いたのかふらついている。チャンスすなわち隙ありってか。


「ジークそいつの頭を左拳で攻撃だ!」

『ごぉー!』


指示を聞いてジークは助走をつけ左腕を後ろに引き大蜥蜴に近づいて左腕を前に突き出した。この攻撃は見事、大蜥蜴の頭に命中しなんと浮きあがったのだ! 名前の通り重いだろうからほんの少しではあるがジークの攻撃が若干アッパー気味だったのと、助走をつけて攻撃したからだろう。これは効いただろう!


「よしいいぞ、ジーク!」

『ごぉ!』


この時、俺は予想外にいい攻撃をしたジークをほめるのを優先した。だが、これは明らかに失敗だった。相手は初見の魔物しかも名前的にボス相当の敵と予想できる。そんな相手から目をそらすなんて、今まで上手くいっていたゆえの慢心と油断があったんだろうな・・・


『キシャアァァ~!!』


鳴き声で戦闘中だと思いだし大蜥蜴に視線を向ける。すると大蜥蜴がその場でぐるぐる回っている。なにしてんだ?それは何度か回ったあとにわかった。なんと遠心力をのせた尻尾をジークに振って攻撃したのだ!防御指示もしていないし間に合わない、ジークはその攻撃に無防備なまま当たってしまった。


攻撃が命中した瞬間、ジークが吹き飛び仰向けに倒れた!HPも60も減ってしまった!くそ、やられた!俺は反省するのは後回しにして今できることをやることにした。


「ジーク大丈夫か!」

『ご、ごぉ~』


ジークは何とか立ち上がろうとしているがうまくいかないようだ。この状況を大蜥蜴はチャンスと見たようでまた回り出したのだ!このままではまた大ダメージをくらってしまう!


「ジーク立ち上がるのは一旦中止!そのまま防御するんだ!」

『ご、ごぉー!』


ジークに仰向けのまま防御姿勢をとらせ、次の攻撃に備えさせた。先ほどの攻撃は無防備な状態で受けたからこれでダメージを減らせるはずだ。


大蜥蜴は尻尾先の岩を振りジークへと再び攻撃した。今回のダメージは45ぐらいか?減ってはいるがやはりかなり強力な攻撃のようだ。ジークは倒れているし姿勢が悪い可能性もあるが・・・


とにかくこのままではまずい、早く体勢を立て直さないと・・・

 

「ジーク!その体勢で一気に立ち上がろうとするな!まずは俯せになれ!」

『ごぉー』


ジークは仰向けの体勢では思うように動けないならば、逆の体勢ならいけるのではないか?そう考え指示を出してみた。


結果的にその指示は正解だった。仰向けから立ち上がるのは難しいようだが俯せになるのはスムーズにいけた。さらに俯せから起き上がるのもうまくいった。


ただその間大蜥蜴の攻撃を何度かくらってしまった。かみつきではなく爪によるひっかきだがこれが地味に効くのだ、合計で10のダメージになってしまった。


だがジークは立ち上がってるし状況は先ほどよりはよくなっている。HPはかなり減って90になってしまったが・・・


そんな俺たちに対し相手の大蜥蜴は畳み掛けるつもりなのかまたしても回り始めた、そんな大蜥蜴を見て俺はあることを思いつきそれを実行するために指示を出す。


「ジーク!防御を固めて大蜥蜴に突撃だ!」

『ごぉ!』


俺の指示にジークは両腕を前に構えそのまま前進した。この行動に大蜥蜴は慌てたのか十分に遠心力が乗らないまま尻尾をジークに向け振るう。


尻尾先の岩とジークが激突、結果はジークのダメージは15、かなり減少した。やはり防御指示を出せばジークの固さはかなりの物になるな。大蜥蜴もさすがに無事ではなくジークに当たった尻尾が勢いに負け逆回転してバランスを崩してしまった。


このチャンスに俺は新たな指示を出す。


「今だジーク!大蜥蜴の尻尾先の岩に抱き付け!」

『ごぉー!』


目の前にある尻尾先の岩にジークが抱き付き俺はさらに指示を出す。


「そのまま力を込めて岩を壊せ!」

『ごぉ!』


壊せるかどうかはわからないだがやってみる価値はあると思う。指示を聞いて力を込めるジーク、逃れようともがく大蜥蜴、みしみしと音を立てる岩すると・・・


バアッカアァァァ~ン!

『キ、キシャアアアー!?』


そんな大きな音を響かせ岩は砕けた。大蜥蜴は神経でも通っていたのか痛そうな鳴き声を上げた。これで大蜥蜴はジークに対して有効な攻撃を失ったことになる。これからはこちらが有利だ。


「よし反撃開始だ!」


そこからはジークの独壇場だった。相手の攻撃は防御指示で軽減し、最初にやったような噛み付きはしてきた後に地面に叩き付けるなどで確実にダメージを与えた。


こうして苦戦したが何とか大蜥蜴を倒したのだった。



ステータス表記は次回で、それと6月はやることが多いので毎日更新はできません。6月が終わってからも毎日更新は厳しいです。ご理解のほどお願いします。

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