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クラス転移したけど俺だけステータス表記が違った  作者: 星野林


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風呂場で男子会 女子会

「あら、かっこいいじゃない。さっきまでゴーストだったのに」


「いやぁ、斎藤にいい感じに蘇生してもらって……ステータス? だっけ、あれを見た感じ数字高いように思えたけど……」


「どれどれ?」


 マリーと山本が帰ってから話し始めていたが、ステータスは滅茶苦茶高い。


 やっぱりオーガを素体としているだけあり、ステータスが上がりやすいのだろう。


 そしてエルダーリッチはHPやパワーが低いけど、MPやマジックは高い種族だから、両者のよいところを抽出した結果、あの凶悪なステータスになっているのだろう。


 その後食事になったが、山本がめっちゃご飯を食べる。


 というか泣きながら食べて、


「ウメェ! ウメェ……味を感じるって最高だ!」


 と、喜んでいた。


 幽霊の状態だと腹は空かなくても、空腹をずっと感じていたらしく、肉体を持って、ご飯が食べれるというのはとても喜ばしいらしい。


 料理を作っていた綾乃も美味しそうに食べてくれて嬉しそうにしている。


「ふう、食った食った……ごちそうさん」


「ごちそうさまでした」


 山本が食べ終わり、他の皆も食事を終えたので、俺は問題を提示する。


「部屋割変えようか」


「「「『確かに』」」」


 というか、掃除が楽だからと女性陣は6人部屋を使っていたが、東條と山本が加入した以上、部屋割を変える必要は出てくる。


「とりあえず男は男で固まるわ。4人部屋が3階にあったよな? あの部屋使っていいか?」


「いいんやない?」


「いいと思う」


「僕もサイトウさんと一緒の部屋がいいです!」


 それぞれ順にアオイ、ミンナ、バトラーが了承したし、他のメンバーもOKしたので、男の部屋は決まった。


 女性陣だが、2人部屋2部屋と6人部屋を引き続き使う人で分かれ、アオイとアカリ姉妹の部屋と綾乃、東條ペアの部屋、そしてミンナ、マリー、アリス、ラミーの4人が6人部屋を使うことに。


 ちなみにホノカ亭の残りの部屋は4人部屋1部屋と2人部屋が2部屋で6人部屋も詰めれば、あと10人は入れる。


 まぁそんなに増やすつもりは無いし、埋まる頃にはお金も貯まってジパングから移動するつもりであるが……。


 各々、部屋の物を持って場所を移動して、俺達男性陣も4人部屋に移る。


「男の人が増えてうれしいです! これからよろしくお願いしますヤマモトさん!」


「ああ、よろしくバトラー……逆にお前は本当に男なのか?」


「ちゃんとちんちん付いている男ですよ!」


 プリプリバトラーが怒るが、服装とか髪型いじれば少女にしか見えないくらい美少年だからな。


 山本の言いたいことは分かる。


「うわぁ……フッカフカ……久しぶりに睡眠を楽しめそうだ……」


「よかったですね!」


 バトラーも男が増えて嬉しそうである。


 女性陣の部屋の整理も手伝い終わると、風呂に入りに行く。


 今までバトラーと10人は入れる広い風呂場を2人で使ってきていたので、3人に増えて広すぎるってことがなくなった。


「はぁぁぁ……生き返る……1年ぶりに風呂入ったわ……めっっっちゃ気持ちいい」


 スライムみたいに浴槽でとろけている山本。


 勿論比喩表現であるが。


「山本のステータスなら冒険者やっていけると思うけど、モンスターと戦うことできるか?」


「いやいやいや、現代人がいきなりモンスターと戦うのは厳しいって」


 それはそう。


 この世界の女性陣やバトラーが普通に戦えるから感覚麻痺っていたかもしれない。


「あー、じゃぁ模擬戦みたいなことするか? あとレベリング」


「お、ゲームみたいにこの世界でもレベル上げできるのか?」


「5分で100レベルになれる」


「それ、もうエンドコンテンツだろ!」


 山本のツッコミが冴え渡る。


 うん、現代人的なツッコミができる人物増えて、なんか楽しいな。


「いやな、俺は人やモンスターを捕まえられる能力があるって話はしたろ」


「ああ、さっき他のゴーストにやってたな」


「それで、捕まえたモンスターのレベルを引き上げることもできるんだ。時間経過で」


「時間経過でって……5分だけなら実質コストないみたいなもんじゃね?」


「まー……そうなんだけど、前まではもっと時間かかってたんだけど、時間短縮する能力身につけちゃったから」


「やっぱり斎藤、お前ゲームだったらクリアー後の状態何じゃないか?」


「かもしれないけど……このダンジョンすら攻略できてないんだよな」


「このダンジョン?」


 ホノカ亭がある場所が実はダンジョンの中であること、俺達パーティーはダンジョンを攻略することで金を貯めていること、お金を貯めて、大農園の主になりたい夢を話す。


「なるほど、日本に帰れるってなったから寄り道していたけど、それが元の日本ではなく、パラレルワールドの日本だったから、こっちの世界で骨を埋める覚悟をしたってわけか」


「そうそう、大農園……俺達パーティーにとって過ごしやすい場所を作ってのんびりスローライフを送るために、今頑張ってお金を稼いでいる感じだな」


「バトラーとかは納得しているのか? いや、俺も一度死んで、日本に戻っても戸籍とか無い状態だから生きていけねぇから、異世界で暮らしていきたいとは思うけど」


 山本がバトラーに質問すると、バトラーは、


「サイトウさんは命の恩人ですし、復讐も手伝ってくれましたし、奴隷時代の主から金玉を潰されたのを復活させてもらったので恩しかありませんので! 僕の一生をかけてサイトウさんに尽くすつもりです!」


 浴槽から立ち上がったバトラーは力強くそう宣言した。


「斎藤、好感度管理は気をつけろよ……バトラーからヤンホモの感じがするから」


「ヤマモトさん……ヤンホモってなんですか?」


「病んでるホモ……まぁバトラーは知らなくていいから」


 しっかしバトラーも斎藤もチンコデケェな……と強引に山本は話題を変えた。


 山本の蘇生された肉体も普通に巨根サイズ何だが、3本足って表現できるバトラーに比べるとやや劣るか? 


 というかオーガ素体の2人にチンコのサイズで比べられる俺も十分にデカいけど……。


 その後はバトラーに好きな子居ないのみたいな話を山本は振って、バトラーはモジモジしながら、ホノノカ姉妹が気になると答えて、少年少女の初々しい関係に男2人はニヤニヤするのだった。





 風呂場で男3人馬鹿騒ぎをしている反対側……女子風呂でも増えた山本についての話題をしていた。


「イケメンだけど胡散臭い」


「なんというか、見た目がナヨっとしてる……サイトウみたいにガッチリしていたらいうことないんだけど」


「ああいうのを細マッチョっていうのかな?」


 女性陣言いたい放題である。


「というかそろそろフジワラ、サイトウともう少し先に進みなさいよ!」


 ミンナが藤原にツッコミを入れる。


 付き合い始めてから1ヶ月過ぎたが進展無し……周りの方がじれったくなってきたのか、ミンナだけでなくマリーやカグヤ、ニャンも頷いていた。


「せやねぇ……奥手すぎひんか?」


「もっとガツガツ行った方がいいでありますよ!」


「そ、そうかな?」


「「「絶対そう!」」」


 そんな話をしていると、風呂に浸かりながら、リラックスしていた東條がボソっと、


「お姉さん本気でアプローチするよ、そんな奥手だったら」


「ほら、こういう人が出てくる!」


「というか私とマリー、アリスの3人はフジワラがくっついたらお零れ貰おうって共同戦線敷いているんだから!」


「ええ! 側室みたいなこと?」


 藤原が思わず叫ぶが、ミンナが


「側室というより妾よ! あんだけいい男、王宮でも居なかったわよ! 大きな農園作るっていうんだったら、子供も沢山養えるし……私だって子供欲しいし……」


 ミンナの本音がこぼれて、ぶくぶくと照れながらお湯に沈んでいく。


『実際、主様の子供は欲しいです。というか私は天使族を復旧させるのに子供欲しいですし……だったら気の知れていた主様が良いなぁって!』


「私も命の恩人だし……命の恩人といえばアオイとアカリはいいの?」


「そりゃ好意は持ってますけど、サイトウさん、私達のこと妹みたいに扱うじゃないですか」


「そうそう……だったらサイトウさんを狙っているバトラー君を籠絡して、お姉ちゃんと2人でバトラー君を制御したほうがサイトウさんとフジワラさんの為になるかなって……」


「アオイちゃん、アカリちゃん……そこまで考えてくれていたんだ……」


 藤原はジーンと来ていたが、追撃が入り、早くセックスまで進展しろって全員からツッコミが入った。


 ちなみにラミーだけは我関せずでお湯に浸かってのほほんとしていた。


「やーね、男を取り合うなんて……誰もヤマモトのこと見てないっぽいし、私的にはあの顔好きだし……種族的にも強者だから、ヤマモトと子供産めれば子供も強い子になれるかなー、アプローチしてみようかな?」


 独自路線を貫くラミーだった。








 風呂から上がった俺達は部屋でバトラーと山本のレベル上げとステータスの調整を行う。


 レベル100にした2人のステータスがこんな感じ。


 名前 ジョン・バトラー

 種族 鬼(ヨシツネ型)

 年齢 13

 性別 男

 職業 荷物持ち

 健康 良好

 好感度 90/100


 レベル100

 割り振りポイント 0


 HP A 0/35(7500/30000)

 MP G 0/5(600/600)

 パワー A 0/35(8000/32000)

 ガード A 0/35(7500/30000)

 マジック F 0/10(500/750)

 スピード A 0/35(7000/28000)

 ラック B 0/30(30/105)



 名前 ヤマモト・アツシ

 種族 閻魔

 年齢 21

 性別 男

 職業 探索者/幽体化

 健康 良好

 好感度 35/100


 レベル100

 割り振りポイント 0


 HP B 0/30(10000/35000)

 MP B 0/30(8000/28000)

 パワー B 0/30(5000/17500)

 ガード B 0/30(5000/17500)

 マジック B 0/30(5000/17500)

 スピード B 0/30(5000/17500)

 ラック C 0/25(43/129)


 清々しいまでの強さである。


「サイトウさん! ありがとうございます!」


「実数値がこれって……平均的なこの世界の冒険者ってどれくらいなんだ?」


「それは……」


 バトラーが山本に教えていたが、普通の人は1000のステータスが1つでもあれば一流って言われるくらいで、モンスターとかも強敵って言われているので1500とかのステータスと教えていた。


「じゃぁ俺のステータスって……」


「おめでとう……包丁どころか、戦車砲でも死なない肉体になったんじゃないか?」


「強すぎ!」


 山本が変な顔をしながら驚くので、俺とバトラーはゲラゲラ笑うのだった。

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