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異文化コミュニケーション

助けてくれた人をそのまま帰しちゃヒマワリ王国宰相の名がすたるってものだ。


あたしは彼女の手をひいて国につれかえった。


女性は困惑してるけどあたしみたいな貧弱な子を振り払ったら大怪我させちゃうとか思ってるのかな?

されるがままだ。


ちなみに発端になった女の子たちは男の怖さを目の当たりにした結果。


助けてくれた女性にメス顔でまとわりついてる。


甘い猫撫で声を上げながらほっぺたを女性の体になすりつけてる。


だれだこんなことをおしえたやつは!

あたしだ!


あたしも外からみたらこんなんなのかと思うと恥ずかしくなってきた。


女性はとても嫌そうな顔をして、とても歩きづらそうだ。


あたしは何もみていない。そうみていないったらみていない。


そして広場に帰ってきた。


あたしは騎士の1人にヒマワリへ報告してもらうよう伝えておばちゃんたちを召集した。


あたしたちの命の恩人を盛大におもてなしするんだ!!!


仕事中とか関係ない何回目か覚えてない職権乱用だ。


あたしたちでおもてなしのフルコースをつくるんだ!




幸い女性は女の子二人に両側からまとわりつかれ抵抗できずに大人しく座ってくれてる。


あたしが差し出したフルーツジュースも飲んでくれた。


美味しかったのか、イッキ飲みだ。


おかわりはたくさんありますよ。



そしてヒマワリ王国フルコースだ!


マンモスの香草焼きをメインに、スパイスを効かせたゴロゴロ野菜とお肉のミルクスープ、卵とおいもでスパニッシュオムレツ。


女性は目を輝かせて美味しそうに食べてくれてる。




うれしくなってあたしはどんどん作る。


お肉を串にさして遠火で炙ってる間に、薄切り肉とニンニクをいためて・・・。






作る端からどんどんなくなっていく料理。




美味しそうに食べてくれておばちゃんたちもニコニコだ。


お腹も落ち着いてきたのか満足そうな女性にニコニコしながらフルーツジュースを差し出した。


女性はそれを受け取ったとき、あたしの目をじっと見つめたあと頭をさげた。


あたしはうれしくなって抱きついた。


古来より伝わる親愛のハグだ。


女性も横の2人から伝わるねっとりしたものじゃないハグに、そっと抱きしめかえしてくれた。


目が合った。


あたしがニッコリ笑うと彼女も笑った。


キレイな笑顔だ。


異文化コミュニケーション大成功だ!


そのまま膝の上にすわって、せっかくだから50音から言葉をおしえてみる。


日本語教育はもはや手馴れたもの。


あー。

いー。

うー。


あー上手ー!手を叩いてニッコリ笑えば大体伝わるものなんだ。





みんなが見守るなかあたしの日本語教室がはじまった。






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