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『ねぇ、私思ったんだけどさ、犯罪心理学の授業ってギルじゃん。』

『まぁ、そうだな。』

『題材にされているやつってさ、過去私たちが解決をしてきた事件ばかりじゃん。』

『まぁ。』

『ワクワクしないんだけど。』

『犯罪心理学にワクワクを求めるのはエマだけだと思うよ?』


大学部で授業がある教室へと移動をしている中、私はふと思ったのだ。

ギルが講師として犯罪心理学の授業を受けもうようになって、今まで欠席していた生徒たちが単位をとりに、真面目に授業を受けにくるようになった。

それは、良いこと。

良いことなんだけど、なぁーんかなぁ。



『シリアルキラー特集とかしてくれないかな?』

『まぁた、今やてる授業内容も一応シリアルキラーじゃないですか。』

『ギルなら私のまだ知らないシリアルキラーを知っててもおかしくない?』

『それは、ないと断言できます。聞くならルイスですね。ルイスでももしかたらほとんどエマは知っているかもしれませんけど。』

『なぁんでよ。』

『過去の捜査資料ほとんど読んでるでしょう?それにずっと過去のシリアルキラーについての記事とか探して読んでね記憶してるじゃないですか。』

『それは、ディも同じじゃん。』


なぁんて澄まし顔をしながら教室の隅に陣取れば隣には香山さんがやってきた。


「おはよう、フィア、ダン。」

「おはよー嘉山さん。」

「おはようございます。」


と挨拶をして、ギルの授業を受ける。

今日の題材になっているのは、ジョン・ゲイシーの事件について。

これ講師目当ての女子生徒にはきついというか、引きそうな内容なんだよねー。

とか呑気に考える。

授業内容が過去のシリアルキラーに変更されていて、今日の授業は面白そうだと笑う。


教室に入ってきたギルは早速、ジョンゲイシーの生い立ち、主な犯行などについて説明をする。

殺害方法はシンプルなものなの。

それについて授業を受けている最中にふわっと香ってきたのは香水に混じった火薬の香。

風向きは暖房がついていることもあり、教室内を循環している。

おおよその場所を検討つけても、女子生徒が多くてよくわからない。

んーと悩みはしたものの、授業は終わり嘉山さんと別れると、ディを連れてギルの所へ向かった。


『ラシュウェイ先生、ちょっとお聞きしたいことがあるのですがお時間よろしいでしょうか?』

『あら、最年少組ちゃんたち。良いわよ。』


と答えてくれる。

そのままギルが仕事部屋と貸した一室に3人で入った。


『今日の授業中、グロッグの火薬みたいな香してなかった?』

『あー、気のせいじゃなかった?』

『お姫様たち、本当に警察犬みたいに鼻が効くわね。』

『んで、私の感想を言うと昨日の事件現場の火薬の匂いに近い気がするの。』

『ギルもグロッグ携帯してんの?』

『いいえ?私はしてないわよ。必要ないもの。いつも私は後方支援でしょう?』

『私たちは、事件が起きていて要請がある可能性があるから、携帯はしているけど、私達自身の火薬の匂いではないのよねー?』

『案外、日本の事件の犯人が潜んでるのかもね?』

『黒いわー・・・・。』

『それなら私も注意して授業をしてみるわ。』

『警戒をしていた方が良いかもね。』

『了解。』


ギルと少し話して、今日感じた違和感を共有し、ルイスにも報告をした。

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