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ロール転生 ~異世界行ったらのんびりする  作者: 華翔誠


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6 神の食べ物

ベルの顔が恍惚した表情になる。

そして一言。


「...これは神の食べ物です。」


うん、それは大げさだと思うけど。

この世界のお菓子レベルを考えるとそう思ってしまうのも仕方がない。


暫く余韻を楽しんだベルは、リサと交代しに向かった。


「坊ちゃま、どうしました?」


「リサにこれを。ベルが神の食べ物って言ったお菓子だよ。」


「神の?何を大げさな。なんていうお菓子ですか?」


「チョコレートだよ。」


「なるほど。」


リサがチョコレートを口に入れ、そして恍惚の表情になる。


「...これは神の食べ物です。」


ベルとおんなじ事いっとるやないかーいっ。

暫く余韻を楽しんだ後。


「坊ちゃま、もう無いのですか?」


「うん、もうないよ。危険な食べ物だという事がよく分かったから偶にしか出さないよ。」


「そうですか、確かに危険な食べ物ですね。」


「うん。」


お菓子類は気を付けないとまずいな。

という事で、当初の予定通り釣り道具類の充実をはかった。


ルアーを各種取り揃え、改造する為の道具も揃えた。

タックルが手元にないので日々ルアーの改造に費やした。

色を塗ったり、削ったりと。

気が付けばルアースタンドが5台もある。

それを眺めるだけで幸せになれる。


正直な話、釣りは、餌>ソフトルアー>ハードルアーという順で釣り易さが変わってくる。


餌が一番釣り易いのだが餌を用意するのに手間が掛かる。じゃあソフトルアーでいいじゃないかと思われがちだがハードルアーには浪漫がある。

ハードルアーで釣れた時の高揚感は他にないものがある。今世では、まだ一度もキャストしてないけども。



父上に貸しているタックルだが、作りたいという事で延長の申し出があった。この世界で釣り道具が誕生することは大賛成なので快く応じた。

ポイントもあるし、もう一セット買うか悩んだが、無駄遣いはいけないと自制した。


爪切りも購入して自分で切っていたのだが、ベルとリサに注意され今は、切ってもらっている。

美人さんに爪切って貰うって前世ならお金取られるところだ。

というか俺は5歳なので一人でお風呂にも入れない。ベルとリサに日替わりで入れて貰っているという前世の知り合いに言ったら殺される事間違いないような好待遇を受けている。




ベッドやソファー周りは、ビーズクッションで溢れている。

ベルとリサも欲しいという事なので2つずつ購入してあげた。

今や俺はポイント富豪だと言いたいところだが・・・。


「ついにポイントが4桁になったか・・・。」


色々買いすぎたと少し反省している。

父上に頼んで厨房の近くに燻製小屋を作ってもらったのだが、燻製に使うチップは全て100Pショップから。

料理人の方たちに色々工夫して貰っているのだが100Pショップの物に近づく事すらできない。

当然、俺はチップの作り方なんて、わからないからどうしようもない。


100円ショップで買えるものを作ろうなんて人は前世でも居なかったな。


燻製した魚やお肉は評判も良いので後悔はしていない。




簡易的な釣り道具が完成したと父上から報告を受けたので今日は製品のテストをする。


ロッドはいい感じに完成している。ガイドの取り付け方は俺が把握しているので、完成度は高い。リールの機構も把握はしている。前世では分解整備もしていたのでバッチリではあるが部品の作り方は当然わからない。

そもそも100Pショップのベイトリールは分解方法も判らない。前世でもバラしたことがない。そりゃそうだ分解整備するくらいなら買った方が安いんだから。そもそもが分解出来るんかな、これ?

1000円のリールに1000円のシールドベアリングを入れるなんて事は、まともな思考回路を持ってる人ならやるわけないし。


ということで完成品のベイトリールは所謂、太鼓リールという奴だ。

当然、クラッチ機能なんてついてない。

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