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ロール転生 ~異世界行ったらのんびりする  作者: 華翔誠


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11 椿油のレイのやつ

「これはとても美味しいわ。それに入れ物もいいわね。ちょっとタブレットを出しなさい。」


「はい。」


素直にタブレットを出して母上に渡す。


「ちゃんと1000P内に抑えているのね。このお菓子は5個購入してるけど、これにはいくつ使っているの?」


「1個です。」


「他は下げ渡す為に購入したのね。」


「はい。」


「まあいいいわ。ちゃんと制限は守っているし、時にケーキを作ることは可能なのかしら?」


「・・・。」


「そう、可能なのね。」


いやなんも言ってないですやん。


「まあ今回はいいわ。」


今回は?えっ?お茶会って1回で終わりだよね?えっ?

不安になったので父上の方を見た。

諦めなさいと言わんばかりに首を横に振った。


うっそーん


心が沈んだ時には釣り道具を触るに限る。

俺が部屋の隅でルアーを弄っていると女性使用人が入れ替わり立ち代わりで俺にお礼を述べては去っていった。

恐るべしミルクゼリー。

100円で5,6人分は作れるからなあ。

多めに食べなければだけど。


部屋の隅に置かれた釣り具専用デスクでルアーを魔改造していく。

そうだ釣りに行こう。

だってハードルアーをまだ使ったことないし。

という事で父上に許可をとり、明日釣りに行く事が決まった。


いやぁほーいっ


俺が気分上々でルアーを弄ってると母上が話しかけてきた。


「時にレイリー、他に何かいい物はないかしら?」


「お茶会用でしたら、お菓子類を見ていただければ。」


「ええ、それ以外は?」


「それ以外と申しますと、化粧品関係ですか?」


「それはお茶会後にしましょう。」


お茶会後ってどうなるんや・・・。

前世の姉たちのせいで充実している化粧品関係。おのれあいつらめっ。


「他に何かないの?」


「・・・思いつきません。」


「そう、あるのね。今素直に言うのと寝入った後に問いただすのと、どちらがいいかしら?」


「シャンプーとリンスがあります。」


俺は即答した。


「どういった物かしら?」


「洗髪とコンディションを整えるものです。」


「何ポイントなの?」


「容器が200Pずつとシャンプーとリンスは100Pずつで計600Pになります。」


「タブレットを見ずにすらすらと言えるのね。」


姉たち御用達の椿油のやつは、いやほど購入した物だ。最初に買って来いと言われた時に100円ショップにあるわけないだろうが、馬鹿姉どもめっと思いつつ100円ショップに行ったらあったという驚きの物でもある。


「まあいいわ、購入しなさい。」


そう言ってタブレットを渡してきたので検索機能を使いサクッと購入した。

ベルとリサに使い方を説明する。特に最初はぬるま湯でしっかり髪を洗うように教えた。

そしてふと母上の方を見上げる。


長い・・・髪が・・・。


「何かしら?」


「いえ、髪を乾かすのが大変そうだなと。」


「何かないのかしら?」


100円ショップに実はドライヤーがある。いやあったというべきか。

当然、姉たちはただ乾かすだけのドライヤーなんて使いやしない。購入したのは俺だ。


出張でビジネスホテルに宿泊したのだが、そこにはドライヤーは据え置きされていなかった。

どんな田舎だと思うかもだが、そんなに田舎でもない。

シャンプーやリンスまで1階の自販機で購入しないといけないくらいの徹底ぶりだ。

何故、そうなったかというと持ち帰る客が後を絶たないからだそうで。

ちなみに迷惑客は日本人外国人問わずらしい。

仕方ないので近くの電気屋を聞いて向かったのだが、道中に100円ショップがあった。

いや流石にドライヤーは無いかと思い探すとあった。

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