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2-20(37) 演習 無人機vs警備艦隊

「えぇ…」


 無人機がロケットを発射する直前、護衛していた巡洋艦の1隻が突然無人機を攻撃。1機の無人機が爆散した。

 次の瞬間には、他の艦隊に向かっていた無人機はタイミングを合わせ、艦載機母艦へロケットを発射。攻撃された無人機小隊はタイミングではなく、万一の時に組んであった「1機でも攻撃を受けたらその時点で偽装の意味なしと判断、近くの敵艦にロケットを撃って撤退」というプログラムに従い、バラバラの目標にロケットを発射した。


 母艦を狙った4個小隊は無事に母艦を撃破。いくら護衛がいようと、母艦単体の対ミサイル防御兵器が強かろうと、四方八方、というか10方向からのロケット斉射は防げなかったらしい。

 問題が迎撃された方で、近くの敵艦を狙ったために母艦には1発も当たらず、ほかの艦にも1隻あたり1、2発程度しか狙わなかったため、1隻も撃沈することができなかった。さらには1拍早く偽装がバレたせいで、損耗率が洒落にならない。すでに半分落とされた上に、現在進行形で追撃されている。


 どうせ暇なので、カメラの画像を元にAIが作った戦闘予想図ではなく、直接カメラの映像を見てみることにする。接続できるかな…できた。

 ランダム回避をしているせいで、カメラの映像はすごく揺れている。酔いそう。すぐ近くでオレンジ色の火花が散り、即座にカメラが切り替わる。どうやら撃墜されたらしい。


 切り替わったカメラの無人機の自動操縦を切って、追撃してくる艦隊を写させる。巡洋艦が1隻と駆逐艦が2隻。標準的な警備艦隊だが、妙に連携がいい。他の無人機はAIが操縦しているが、こうして俯瞰していると、1ヶ所に追い込まれているのが分かる。


(やっぱりAI操縦は微妙だな)


 損耗を少なく、という指令が足かせになり、本来の反応速度が活かせていない。目前を横切ったビームに反応して、進路を「より狙われにくい」方向に変えてしまっている。相手はAIの特性を熟知しているようで、その進路変更を巧みに誘導しているようだ。


(この感じは…あの辺にいそうだな)


 艦載機母艦の護衛が1個警備艦隊だけなわけがない。だいたい元々機動艦隊としてセットになっている護衛艦が全く見えないのが不気味すぎる。警備艦隊の艦は、無人機を機動艦隊の前に追い込む猟犬なんだろう。


 レーザーが掠ったようで、カメラの中に閃光が見えた。さらに駆逐艦の船体も。慌てて避ける。どうやら体当たり狙いだったようだ。冗談じゃない。速度とステルスに振った無人機に耐久性などなく、接触しよう物なら簡単に破壊される。


 避けるために、カメラで駆逐艦の位置を追跡する。標準的な駆逐艦だが、その表面に緑色のクローバーの塗装があった。

前回に更新頻度の話をしたな。あれは嘘だ!

冗談です。今回早いのは多分偶然です。

読んでいただきありがとうございます!

評価や感想・誤字ってたらその報告だけでもしていただけたら幸いです。


2024/05/16 投稿

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[一言] >あれは嘘だ! 大佐ぁぁぁぁぁ!
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