一話 受付
真っ白な世界の中、目を覚ます。
「ここは...」
「ここは死後の世界です」
へ?
「え?なんで?っていうかあなたは誰なんですか!」
なんというか綺麗な人だ。
でも、自分とは違うような、何かを感じる。気がする
あと軽薄そうだ。
「私は神の部下のような者です。今から説明に移らせて頂きますね」
早っ!!てかなんだここ普通にオフィスみたいな所なんだが...
「ではこちらにお掛けになってください」
「は、はい!!」
「って!!そんなの置いといて何ですか!!ここは!!
ドッキリかなんかですか!!」
「簡潔に。あなたは死んだんですよ」
「死んだつもりもないし。きっかけもないですよ」
「えーと今確認しますね」
女の人が何枚か書類を確認する
そして平然と
「あーはい。はい死因は殺人ですね。おそらく寝ている間に殺されたのかと」
は?。
何を言っているんだ。
俺の感情は全否定しているはずなのに、
俺の脳が目の前のあり得ない光景の前に、
納得してしまう。
「ご両親も先程来られましたよ。とにかく説明に...」
ダンッ!!!
突如としての言葉に怒りが湧き上がり机を強く叩いてしまう
「ものに当たらない」
「誰に殺されたんですか」
「それはこちらとしては答えることは出来ませんね」
「あなたは過去の人間なので」
「では、説明に移らせていただきますが、まずあなたには二つの選択肢があります。
一つ、今すぐに転生し別の生物として生まれ変わること。
この場合は記憶を消させていただきランダムで現世の生物に魂を移させていただくことになります。
そして、
二つ、転生闘技場で戦い、そして勝ち抜くことで。
あなたの魂を記憶を消させていただいたのち確実に人間の身体に入れることを保証いたします。」
「ご両親は前者を選びましたが私としてはランダムに転生となるとほぼ確実に虫や微生物となるので後者がおすすめかと」
「質問していいですか」
「はいなんなりと」
「一つ」
「記憶を消されて別の体で生まれ変わるならそれはもう自分では無いと思うからあまり意味がないと思う」
「二つ」
「負けたときどうなるか」
「はい、一つ目に関しては価値観に寄りますがその通りでございます。
二つ目に関しては...」
「消滅します」
「完全なる死、あなたの魂は次を失うということです」
「これには理由がございまして、地球では日々温暖化などにより生命の総数が減っていて天界でも魂の存在できる数は決まっているので。それを間引くためとなっております」
意外と全部喋ってくれるんだなと思った。
でも重要なことがある。
それは前者を選べば俺の記憶を抑留させることができること。
家族3人殺したんだ
死刑になってもおかしくない
つまり俺が知っている間に俺たちを殺したやつが闘技場に現れる可能性があるかもしれないということだ。
「後者で」
「かしこまり」




