486話 小さな休憩室の中で
シャワーを浴びて外に出たら砂浜で、足に砂が付いた。
……立地最悪だな、ここ。
「要改善だな」
「さすが、細部にこだわるッスねぇ」
「お前ら、使ってて気が付かなかったのかよ?」
「いや、オイラたちは使ってないッスよ。乙女さん専用だったッスから」
「一緒に入れてもらえばよかったのに」
「「「かっもぉ~ん☆」」」
「やめてッス……寒気で風邪引きそうッス」
うわぁ、なんだろう、向こう側の地獄絵図……
うわっ、こっち見た。怖っ。
で、砂が邪魔くさいので港の方へと移動する。
「この辺に足洗い場が欲しいな」
「許可が下りるなら、シャワールームから木造のデッキをこの辺まで作るのもいいッスね」
「お前、こんなところで遊んでる暇あんのか? 仕事溜まりまくってるだろうに」
「ヤシロさんッスよ、急にこんなとんでもない仕事ぶっこんできたのは……長距離デッキなんて、楽勝って思えちゃってるッスよ、もはや」
ブラック企業の極みみたいな企業だな、トルベック工務店。
「ヤシロさ~ん」
港に着くと、同じように考えていたのか、ジネットたちがいた。
やっぱシャワー後に砂浜とか、いたくないよな。
「髪、大丈夫か?」
「はい。すごいんですよ、ギルベルタさん。あっという間に乾かしてしまうんです」
確かに、ややしっとりとはしているが、かなり乾いている。
きっと、主がところ構わず風呂に入ってウロウロするから、やむなく身に付けた技術なのだろう。
「可哀想に……」
「勝手なことを抜かすな、カタクチイワシ」
と、髪の乾いたルシアが言う。
こいつも、真っ先にシャワー浴びに行ったはずだが、髪、乾いてやがんな。
「ギルベルタを酷使してやんなよ」
「ふん。ギルベルタが進んでやってくれるのだ。むしろ、他の者が私の髪を整えようとすると怒るのだぞ? 可愛いだろう」
なにその顔、あんま人に見せない方がいいぞ。
日本だったら通報されてるレベルだから。
「ところで……」
さっと周囲を見渡し、『いない』ことを確認して尋ねる。
「ユナは?」
「はい。シャワーに驚かれていました。一緒に入ったんですが、『大きい』って驚かれていましたよ」
いや、それはシャワーに向けられた驚きではなかった可能性が……
そうか、一緒に入ったら驚くのか。
驚くよなぁ、そりゃあ。
「わたしたちは大衆浴場や、陽だまり亭のお風呂に慣れてしまっていますが、やっぱりあれだけ大きいお風呂ってビックリしますよね」
「そーだねー」
「ヤシロさんが別のことで頭いっぱいみたいッス」
「返事が物凄く棒読みでござるな」
いや、そうじゃなくて。
「大丈夫そうだったか?」
「はい。……ふふ」
なんか笑われた。
ユナのことを思い出して、というより、俺を笑ってる感じだな、この雰囲気。
「なんだよ?」
「いえ、ヤシロさんのいつもの歌が」
「あれ、聞こえてたか?」
「はい。みなさんの話し声が、よく聞こえてきましたよ」
なんでだよ?
女子側の音は一切聞こえてこなかったぞ?
「ちょっと大きくなったんじゃないの?」
「きゃっ!? もう、なにするよの~!」
「――的なヤツ、一切聞こえてこなかったけど!?」
「女性側の音は漏れないような設計にしてあるんッスよ」
「それ以前に、そのような会話はしておらぬわ、タワケイワシが」
じゃあ、なんで男の方の音は丸聞こえなんだよ。
「仮設ッスからね、その気になったら壁を壊すことも出来てしまうんッスよ。だから――」
「悪事を目論む声が聞こえたら、全員速やかに退避できるようにか? セキュリティ万全かよ!?」
「誉め言葉で怒ったでござるな、ヤシロ氏!?」
「ありがたく受け取っておくッスよ」
なんて施設だ!
男子に優しくない!
「で、俺の歌を聞いて笑ってたのか、ユナ?」
「いいえ。合法ロリとは何かと聞かれましたので、あれはヤシロさんの故郷の言葉で『やっちゃえ』って意味なんですよと、お伝えしておきました」
それはありがたいのだが、ジネットの言い方だと『合法ロリ=やっちゃえ』って意味だと解釈されないか?
『合法ロリ=やっちゃえ』って、ちょっと語弊が……
「全部、精霊神のせいだな!」
「貴様は、ほとほと精霊神様が好きなのだな。いちいち気にかけていただいてると思っているのか? 烏滸がましい。オコガマイワシめ」
「種類を増やすな、イワシの」
いねぇよ、オコガマイワシ。
「そうしたら、『いい歌ですね』っておっしゃっていましたよ」
「――で、その話を思い出して笑ったってことは、他の連中が『いやいや』みたいな反応だったんだな?」
「ふふ、それは、秘密です」
それはもう白状したようなもんだろうに。
「で、今はどこにいるんだ?」
「レジーナさんのところだと思います」
と、港に建っている小さな小屋を指さす。
なんの建物だ?
「港湾労働者たちの休憩所だ」
無料開放されている簡易休憩所らしい。
そんなところで何やってんだ――と覗きに行ったら、レジーナが薬研を引いていた。
「居座る気か?」
「アホいいな」
薬研に視線を向けたまま、軽口を叩くレジーナ。
髪がまだしっとりとしているから、こいつもシャワーを浴びたのだろう。
俺がちょっと長湯をしていたから、女子の方は先発隊がもうとっくに出てきていたんだろうな。
入りたそうなヤツ多かったし、回転早くしないとな。
エステラは、今入ってる感じかな?
「どっかの誰かはんが、点眼さぼってはって、目ぇの回復が思ぅたより遅かったさかいに、飲み薬の種類を変えよう思ぅてなぁ。今後も点眼さぼりはりそうやし」
「うぅ……面目ねぇ。でも、怖いんだよ、自分でとか、特に!」
と、レジーナの前の椅子に座り背を丸めて縮こまっているティム。
ベティから元の姿に戻って薬研を引くレジーナの前で、説教されたガキみたいな顔をしている。
で、そのレジーナの手元をじっと見つめるユナ。
「ユナ」
「え、あっ、はい! すみません、私なんかが!」
「いや、見てていいけど。面白いか?」
「はい! いえ、面白いというか、すごいです!」
なんか、めっちゃ興奮してないか?
「好きなのか、そういうの」
「は、はい……あの、一応、興味がありまして」
一応?
変な言葉を使うな。
興味があるならあるで、素直にありますでいいだろうに。
「父親が薬師ギルドにいたからだろうな。調剤や薬草に興味があるんだろう」
「父親が薬師ギルドに? ……いたのか?」
「あ、……はい。一応、私も、先日までは下働きのような形で在席、させていただいていました……もう、辞めちゃいましたけれど」
意外だな。
そうなのか。
「ウチが薬調合する言ぅた時、なんや興味深そうな顔してはったさかいな、興味あるなら見てみるか~って誘ったんや」
「レジーナの誘いに乗るなんて、命知らずな」
「アホやな。誘う時の色気は、ちょっとしか出してへんかったわ」
「ちょっとも出すんじゃねぇよ」
けらけら笑いながらも、薬研を引く手つきに迷いはなく、こいつアンドロイドなんじゃねぇのって一瞬疑いそうになった。
ほんと、寸分の狂いもなくって感じだ。
「小気味のいい音だな」
「ほんま? 嬉しいわ」
素直に喜ぶ。
薬剤師としての仕事に関しては、こいつ本当に真剣に取り組んでるからなぁ。
「しかし、下働きとはいえ、薬師ギルドは大手だろ? 思い切ったな」
ユナは、役者になるために仕事を辞めてきたってことなんだろうが、すげぇ情熱だな。
……と、思ったのだが。
「あそこには、私の居場所なんて、ありませんでしたから……」
そうでもないらしいな。
環境は最悪だったっぽい。
ま……三等級貴族のまとめる、お貴族様専用の薬屋集団だ。
獣人族に対する扱いなんて、聞きたくもない感じなんだろう。
こいつがすげぇネガティブになるのも、自分を亜人なんて呼び続けているのも、頷けてしまうから腹立たしい。
「じゃあ、しっかり見せてもらっとけ。薬師ギルドとはやり方がまるっきり違うからびっくりするぞ、きっと」
「は、はい! よろしくお願いします、レジーナ様!」
「様はいらへんって」
「ですが……」
「まぁ、見とき。堅っ苦しい話しとったら、お薬が苦ぅなってまうわ」
「えっ、ホント!? なら楽しい話しててくんない、悪ぃけども!」
このオッサン、いい年して苦い薬も苦手なのかよ……ガキか。
「ユナ。薬剤師の端くれとして、このダメ従兄弟に一言物申してやれ」
「い、いえ、私なんて! 端くれにすらなれてなくて……そんな、烏滸がましいこと……」
……ん~、相当待遇悪かったようだな。
辞めて正解だ。
「自分が自分を誇れへんような職場なんやったら、辞めて正解やったな」
俺が思ったことを、レジーナが口にする。
「英断やったね。自分、カッコえぇで」
手を止めて、ユナを見てにこりと微笑むレジーナ。
うん。俺が過去に『ミス慈愛』を贈った理由は、こういうところにあるんだよな。
さすが俺、先見の明というか、見抜く力が神がかっているな。
……あ、待て。この場合の神って精霊神か?
願い下げだわ、ふん!
「うじゅぅ……っ!」
「いや、めっちゃ泣くやん!?」
レジーナに「英断だ」と言われた瞬間、ユナの涙腺が決壊した。
よく決壊するダムだこと。
「そんなこと、……言ってもらったの、初めてで……思いきりました、けど……でもやっぱり、不安で…………」
「まぁ、あれや。自分の人生の正解は、自分で見つけていかなアカンさかいな。不安なんはしゃーないな」
レジーナも、ずっと不安の中で自分の正解を貫き通したヤツだからな。
気持ちは分かるのだろう。
「せやけど、ごめん。ウチ、こういうの慣れてへんさかいに……店長はん、えぇやろか?」
「ふふっ、はい」
困ったレジーナに助けを求められて、ジネットが嬉しそうにユナに近付く。
ちょっと笑ったのは、レジーナの困り顔がユニークだったからだろうか。
「ユナさん」
「ぅ……おね、さん……っ」
ジネットが近付くと、ユナが自然と体を預ける。
おーおー、すっかり学習しとるな。
そこ、一番の安全圏だから。
「すみません、なんども……こんな……」
「いいえ。とても可愛い妹が出来たみたいで、わたしは嬉しいですよ」
「ぅみゅ~うっ!」
何か言った!?
なんて言ったのか、一切分かんなかったけど。
「ホント、四十二区は不思議な街だよなぁ」
薬待ちのティムが、甘やかされている従姉妹を眺めながら呟く。
「なんでこんなに、人の心が豊かなんだろうなぁ。店長さんが特別優しいのは、なんか分かるけど、街の人全体が、なんか、こう、楽しそうでさぁ、優しいんだよなぁ」
「それはきっと、四十二区を治めている領主様が、とても優しい人だからですよ」
街の人間に、領主が色濃く影響を与えてるって?
「おっぱいのピンチだな!?」
「うるさいよ」
背後に立っていたエステラにチョップを落とされる。
……いつの間に。
揺れる音がまったくしなかった……!?
「折角、いい気分で入ってきたのに、台無しだよ」
と、濡れた髪でため息を吐く。
「いや、乾かしてもらってから出て来いよ」
「私もそう申し上げたのですが、一秒でも早くヤシロ様にお会いしたいと、飛び出していかれまして」
「捏造やめてくれる!? ……ジネットちゃんに会いに来たんだよ、ボクは」
「なんでもいいから、拭いてもらえ」
「ん。ナタリア、お願い」
「承知しました」
「拭く、私は、ナタリアさんの濡れた髪を」
というわけで、また一列に並んで髪を拭き合う女子連中の出来上がりっと。
「……ホント、不思議な街だなぁ」
ティムに言われてんぞ、あのティムに。
「ほいな、完成や。この薬は、毎日欠かさず飲んだってや?」
「は、はは。そりゃもちろん。……あんま苦くないよね?」
「子供用の甘いの入れといたったわ」
「やば、今日、全部飲んじゃうかも!?」
「用法容量は守ってや」
「お前、この次の診察で経過が悪かったら、入院させるからな?」
「四十二区にかぃ? そりゃあ、心が揺れるねぇ」
いや、自分の教会を長期間放置するなよ。
何をわくわくしてんだ、オッサン。
「必要でしたら、教会の子たちと一緒にお越しください。みんなでお泊まりすれば、心配は減りますからね」
いやいや、ジネット!
解決案出さなくていいから!
「そりゃあいい~やぁ~ねぇ~。ちょっと考えちゃおっかなぁ」
「……ちゅ~ことは、お薬飲まへんつもりなんやね……えぇ度胸しとるやないかい」
「じょ、じょうだん! 冗談だってば! 怒っちゃや~よ!」
あ、めっちゃ痛い房型魔草だ。
ティムも喰らってるから、あれの怖さは知ってるもんな。
「けんど、子供らは喜びそうだなぁ。ずっとうっさいの、ブラザーばっかりズルいズルいって」
「そりゃ、お前が自慢ばっかするからだろうが」
「なんで知ってんの、お前さん?」
「顔に書いてあるよ」
「マジで!?」
「ホンマや。『お~ぅ、えくすたし~』って書いたぁるわ」
「思ってたのと違う文字書かれてた!?」
「君たち、いい加減にしなよ。……ブラザーも」
と、エステラが苦言を呈してくる。
「すんません」
ティムが、俺たちを代表して頭を下げる。
「いや、代表してねぇし! お前さんらも頭下げとけって!」
「「いえ、間に合ってますんで」」
「どーなってんの、四十二区!? 領主様に対してさぁ!?」
「そこは、うん……ボクもたまに疑問に思うけどね」
それが、四十二区のいいところなんだよ。知らんけど。
「ん? もう平気みたいやね」
こっちの騒ぎに、ユナの涙も引っ込んだようだ。
ジネットにくっつきながら、俺たちを眺めていた。
「ほな、ちょっと手伝ってもろてえぇやろか?」
「え? ……私、が、ですか?」
「せや。こっち来て、薬研引いてみ?」
「そっ、そんなの! 無理です! 出来ません!」
「出来へんことあるかいな。下手くそでも、出来へんなんてことあらへん」
「で、でも……」
「えぇから、えぇから」
言って、レジーナが立ち上がり、半ば強引にユナを椅子に座らせる。
「店長はん、そばにいたってな」
「はい」
と、ジネットを隣に配置して、逃げられないようにしている。
「ほな、次は川で泳いではったおっぱい魔人はんの、風邪薬つくろか」
俺の薬かよ……
「お、……おっぱ……い、魔人?」
顔を真っ赤に染めて、レジーナを凝視するユナ。
あぁ、そうか。
慣れてないと「急に何言い出すんだ、この女!?」ってなるか。
「そっか、その名称、知らない人が聞いたら、レジーナが変な人に見えるんだ」
と、エステラ。
「知ってる人が聞くと、ヤシロとレジーナの両方が変な人だって分かるけど」
「ウチ、どっちに転んでも変な人なんかいな?」
そりゃそうだろう。
『おっぱい魔人』なんて、口にする方が恥ずかしいっつーの。
「ま、まさか、お姉さんのこと、ですか?」
「わたしじゃないですよ!?」
突然ユナに聞かれて慌てたジネットが、「ヤシロさんです」と俺を指さす。
あのさぁ、『おっぱい魔人=俺』っていうのには、誰も疑問持ってくれないわけ?
「持つわけないじゃん」
「日頃の言動を省みてください」
と、照れた八つ当たりをしてくるジネット。
エステラはいつも通りだけどな。
「な、なんでおpp……あの、……いえ、なんでもないです」
おぉ~、『おっぱい』って照れて言えない純粋な女子、ひっさしぶり~。
「……末期だな、四十二区」
「主に君のせいでね!」
「エステラ様、『末期』を否定しましょう。店長さんやミリィさんという数少ない良心も残っているわけですし」
「君も『数少ない』とか言わないように」
オモシロ主従のプチコントを見つつ、レジーナが俺の体をペタペタ触っている。
「ところで、この痴漢は全員スルーなのか?」
「診察やっちゅーねん」
「じゃあ、あとで交代な」
「自警団に突き出すよ、ヤシロ」
領主の贔屓がえげつない!
「扁桃腺も腫れてへんし、粘膜も荒れてなさそうやね」
「さっきの今だからな。今日の夜辺りから気を付けとくよ」
「ほな今晩、自分の部屋行くわ」
「ぅぇええ!? お、お二人は、そういう……!?」
「いや、違うで! 今ウチ、店長さんのお店に居候しとんねん! こっちのおっぱい魔人はんは、もうずっと前から居候してはんねん!」
レジーナも迂闊レディだったか。
発言には気を付けろっての。
「ホンマもぅ……自分のせいで」
「絶対俺のせいじゃねぇし」
「変な声になる成分、入れといたろ」
「余計なことはすんな」
お前は、他はどうでもいいから、薬でだけはふざけるな。
「他もよくないよ」とか、レジーナに高望みするな、エステラ。こいつは、レジーナなんだから。
「ほな、これ。粉にしてんか」
「え、っと……私、こういうの、使ったことがなくて……」
「大丈夫や。難しそうに見えても、やってみたら案外なんとかなるわ」
そっとユナの手を取り、薬研を握らせる。
「人生も、案外そんなもんなんやで。大変なんは、始めるまでと、持続することと、やめる決断を下すことだけや」
「……それって、ずっと大変、ってこと、ですよね?」
「ちゃうよ」
言いながら、ユナの手を包み込みつつ薬研を動かし始めるレジーナ。
「『頑張ってる最中はずっと楽しい』っちゅーことや」
そんなことを言いながら、ユナと一緒に薬研を動かすレジーナ。
薬師ギルドにいながら、薬研すら触らせてもらってなかったユナには、ちょっと嬉しいんじゃないか、これ?
もう薬師ギルドを辞めたから必要ないかもしれないけど、出来なかったことを経験しておくのって、自分の中で区切りをつける時に役立つからな。
きっと、ユナにとって、いい経験になるだろう。
ホント、お人好しだな、レジーナは。
「お……っと」
ユナが薬研と格闘しているさなか、簡易休憩所にイケボが響く。
「なんだか、ここは入るのに躊躇するね」
と、ヴァルターは髪がしっとりとしているルシアとエステラを見て言う。
この国に、まだまともな感性を持っている領主が残っていたなんて。
「よぅ、絶滅危惧種」
「あはは。そんなはずはないんだけどね」
俺の意図をしっかりと汲み取ってヴァルターは笑い、エステラとルシアは同時に俺の頭をはたいた。
酷くない、こっちの女領主二人?
「僕はそろそろ帰らせてもらうよ。その前に挨拶をと思ってね」
と、俺を見て言うヴァルター。
ルシアに言え。主催者に。
「招待状、期待していていいんだよね?」
「適当に暇を作って勝手に来い。陽だまり亭って食堂にいるから」
大抵みんないるから。
高確率でエステラもいるし、なんならルシアもいる確率が高いぞ。
「いつでもいいって言われちゃうと、逆に迷っちゃうね」
あははと笑い、ヴァルターはいつもそうしているのであろう気軽さで給仕長に仕事を投げる。
「リゼ、日程の調整を頼めるかい?」
「了承いたしました。ご主人様」
「ご主人様っ!?」
ただし、今回は給仕長の方がいつもとは違うことをした。
おぉ~、俺が仕込んだイタズラ、ここでやってきたかぁ。
で、給仕長の方を振り返り、目が点になっているであろうヴァルター。
表情が見えないから、ちょっと場所を移動して……ぷっ、いい顔してんじゃねぇか。
「…………」
「…………」
「…………にゃん」
「ぶはっ!」
リーゼロッテが両手をネコの形にして可愛く鳴くと、ヴァルターが吹き出し、笑い始めた。
「あはは、いやぁ、ビックリしたな。なんだいそれは? とても可愛いイタズラだけど、誰に仕込まれたのかな?」
リーゼロッテはそういうことをしない人間なのだろう。
変わったことがあれば外部からの干渉を疑うのは、ヴァルターの中では自然なプロセスらしい。
で、静かに俺を指さすリーゼロッテ。
素直な給仕長だこと。
「君の仕業かい、オオバ君?」
「給仕長ってのはな、いろんな角度で見てやると、その度に違う表情を覗かせるんだぞ。こんな可愛い顔、知らなかったろ?」
じろりとこちらを睨んできた瞳にウィンクを返してやれば、険しさを装っていた表情が緩み、苦笑とも取れそうな困り笑顔を浮かべた。
「あぁ、そうだね。リゼのこんなイタズラは初めてだよ。こんな小さい時から知っているのに、新発見があるなんてね」
随分と小さい時から知っているようだ。
じゃあ、リーゼロッテにとっては初恋がずっと続いている可能性もあるな。
「で、感想は?」
「ん? あぁ、そうだね。楽しませてくれたお礼に、きちんと答えないとね」
軽く咳払いをして、イケボをもう一段イケボに響かせて、ヴァルターは言う。
「とっても可愛かったよ、リゼ。毎日は困るけど、たまにならこういうイタズラは大歓迎だ」
「きゅんっ!」
射抜かれたなぁ。
床に倒れ、手帳を開き、わ~ぉ、めっちゃ書き殴り始めた。
文字、ちっちゃ!?
え、なに? 一回に使っていいのは見開き2ぺージまでとか決めてる感じ?
書きたい量に比例して文字が小さくなる仕様?
そして、凄まじい速度で手記を書き上げ、すっくと立ち上がったリーゼロッテ。
「お褒めいただき、恐悦至極にございますにゃん」
「うん、毎日は困るから」
「にゃん」
「あ、今日はその日って決めた感じ? え、今日この後ずっとそんな感じ?」
「わん」
「いや、ネコに不満があるわけじゃないからさ、そんな、好みを窺うような目で見てこないでくれるかな?」
「……ぶっ」
「え、なに? それ、なんの動物?」
ウサギだな。
ウサギは、案外鳴き声が可愛くない。
いや、ウサギ愛好家は、あの声こそが可愛いっていうけども。
まぁ、ネコのゴロゴロと音は近いかもしれない。
「とんでもないお土産を寄越してくれたね、オオバ君」
自身の給仕長の変貌ぶりに、肩を竦めるヴァルター。
「デミリーさんの言っていた、給仕長たらしって言葉が、よ~く理解できたよ」
そんなこと言ってやがったのか、デミリー。
とか思っていると、ヴァルターの向こうからリーゼロッテが俺に向かって親指を立てて突きつけてきた。
そーかそーか、手応えあったのか。よかったな。
え、なに? 「可愛いって言ってもらえて嬉しい」って? そりゃよかったな。
え? 「実は、幼少の頃より秘かに懸想していたんです」って? うん、知ってる。つか丸分かりだから。
え? 「今後とも、是非友好的な関係をお願いします」って? そりゃあ、お前、三十三区の出方次第だろぅ。
「あのさ、ウチの給仕長と謎のアイコンタクト取るのやめてくれるかな? なんか、僕よりも分かり合ってそうな気がして、ちょっと怖いんだけど」
いやいや、お前が他人に興味なさ過ぎるだけで、かなり分かりやすいぞリーゼロッテは。
たぶん、俺が「リゼ」って呼ぶと、めっちゃ怒る。
「リゼ」呼びは、ヴァルター専用なんだろうよ、きっと。
「リーゼロッテさん」
「なんでしょうか、ナタリアさん」
ナタリアが、リーゼロッテに耳打ちしている。
わぁ、なんだろう、この物凄く嫌な予感。
「「怒っちゃヤダっちゅ~の☆」」
「ミズ・クレアモナ!?」
「すみません、ウチの給仕長がとんだ粗相を! なにやってんのさ、ナタリア!?」
「いえ、シンパシーを感じましたもので」
「勝手に感じないで!」
「同じEカップ同士」
「大きな声で言わない!」
「リーゼロッテさん」
「はい、ナタリアさん」
「Eカップは――」
「――いいカップ」
「何個仕込んだの、ナタリア!? リーゼロッテも、手のひらに下乳乗っけてちょっと持ち上げるポーズしないで!」
「Eカップは」で、両手のひらを上向けて下乳に添え、「いいカップ」でちょっと持ち上げる。
なかなか面白いじゃないか!
流行らせようぜ、是非!
「エステラとルシアも仲良し領主コンビで一緒にやってみ――あ、ごめん」
「「やかましいわ!」」
こっちはこっちで、いいコンビなんだよなぁ。
息ぴったし。
「え……っと、四十二区に行くと、ずっとこんな感じなのかい?」
「まぁ、概ねこんな感じでしたねぇ」
ティムに意見を求めるヴァルター。
こんな感じってなんだよ、こんな感じって。
「なぁ、自分ら」
そんな騒がしい俺らに、レジーナが言う。
「黒ウサはん、めっちゃ真っ赤な顔してはるさかい、それくらいにしてあげてんか?」
「「レジーナがそっちサイドに!?」」
「やかましいで、そこの四十二区の看板二人」
声を揃えた俺とエステラを叱るレジーナ。
お前は絶対こっちサイドだろうが。
なにを初対面の女子の前でいいお姉さんぶってんだ。
「ユナ」
「ひゃっ、はい!」
俺が声をかけると、上ずった声で返事をするユナ。
貴族じゃないって言ってんのに、まだ怖がってんのか?
「いや、別の意味で怖がられてるんじゃないのかい?」
「レジーナ的な意味で?」
「そう、レジーナ的な意味で」
「うわ、しょっく~」
「やかましいっちゅーとんねん」
ショックに打ちひしがれる俺に、諸悪の根源がツッコミを入れてくる。
なんたる非道。
「で、なんなん? 自分に声かけられたから、手ぇ止めて待ってはるで?」
「あぁ、そうだ、ユナ」
「は、はい、なんでしょうか?」
「お前の隣で人畜無害そうな顔で微笑んでるそいつが、一番エロいから、あとで手洗いうがいしっかりしとけよ。感染するぞ。しかも、薬が効かない厄介なヤツだ」
「え……っと?」
「悪い冗談や、聞き流しとき」
「その証拠に、今日のそいつのパンツはスッケスケだ!」
「あほぉ! 好きでスケスケ穿いとるんやのぅて、穿き続けた結果、自然とスッケスケになったんや!」
「ふぇい!?」
「うん、これがレジーナの素だから、驚かないようにね」
「驚かせるようなことをなさったのは、ヤシロ様たちなのですが、領民の暴走を見過ごしているというご自覚はないようですね」
ナタリアに嘆息されるエステラ。
まぁ、なんにせよ、レジーナの危険性が伝わってよかった。
「……今のは、聞いちゃってよかったの、かな?」
「それは、あたすにも、なんとも……」
ヴァルターとティムが赤い顔をして天井を眺めている。
ベッコとウーマロはいつも通りだけども。
「この薬研は、シンプルながら重厚感のあるデザインでござるなぁ」
パンツより薬研に興味持つとか、お前、賢者か何かか?
悟りでも開いたのか?
「えっと、じゃあ、僕はそろそろお暇するよ」
「御前、失礼いたします」
ヴァルターが手を上げ、リーゼロッテが深々と頭を下げて休憩所を出て行く。
出た瞬間――
「こういう密室の場合は、ちょっと距離を取っておく方が精神的に負担が少ないんだよ」
――とかいうデミリーの声が聞こえてきた。
あいつら、この中のメンバー見て、入ってこないことを選択したんだな。
なんてヤツらだ。
「失敬なヤツだ」
「君のせいだよ、ほとんどね」
いやいや、絶対違う。
つか、お前とルシアも大概だからな?
密度が減れば、デミリーが入ってくるかと思ったが、飛び込んできたのは陽だまり亭一同だった。
休憩所内が、一気に賑やかになった。
「お兄ちゃん、シャワーすごいですね!」
「……陽だまり亭への導入も検討するべき案件」
「まるで温かい雨のようで、不思議な体験でした」
「たったままで、おふろ、ね!」
ホント、一気に騒がしくなった。
「特にロレッタが」
「なんであたしだけですか!? みんなで大盛り上がりだったですよ!」
と、俺に食って掛かってくるロレッタ。
俺の向こうにユナを見つけて、大きな瞳をきらっと輝かせる。
「あぁ~、ユーにゃん、ここにいたですか!? 一緒にシャワー浴びたかったですけど、残念だったですね~! わっ、それ何やってるです? カレーですか!?」
「なんでカレーやねんな」
「レジーナさんが薬研引いてるの見たら、カレーしか思い浮かばないですよ、もう!」
「ウチ、本業カレー屋ちゃうで?」
と、物凄い勢いでしゃべり続けるロレッタに、ユナが目を白黒させている。
「ゆ……、ゆぅにゃん?」
まぁ、そこ引っかかるよな。
「気にするな。こいつは人に珍妙なあだ名を付けないと気が済まない病気なんだ」
「病気じゃないですし、みんな可愛い可愛いって喜んでくれてるですよ!?」
「モリーも?」
「モリリっちょも、大喜びです、きっと!」
いやぁ、微妙な顔してたぞ~?
消去法で決まったようなもんだったろ、モリリっちょ。
「ユーにゃん……私の、あだな……」
「嫌だったら別のを考えるですよ」
「い、いえ! ……嬉しいです、すごく。……可愛い、ですし」
「ほら! お兄ちゃん、ほら! これこそが純粋な、清い心の持ち主の反応ですよ! お兄ちゃんも少しはユーにゃんを見習ってです!」
「ユナ。こいつを調子づかせると後々面倒なことになるぞ? な、カンパニュラ」
「ロレッタ姉様は、とっても楽しいお姉様ですよ」
「微妙に否定にも肯定にもなってないですよ、カニぱーにゃ!?」
「かにぱーにゃ?」
「はい。私のあだ名です。ロレッタ姉様が付けてくださいました。ユナ姉様のあだ名と、少し響きが似てますね」
「ワンパターンだってよ、ロレッタ」
「カニぱーにゃは、そんなこと言わない子ですよ!?」
今この瞬間だけじゃなく、この先ずっとかよ。
いつか言うかもしれないだろうが。
反抗期とか、来るかもしれないし。
「……ヤバい、カンパニュラの反抗期……泣くかもしれん」
「ふふ。ヤシロさんにとっては天使のような存在ですからね」
そんな、ウーマロにとってのマグダみたいに。
そこまでではねぇよ。
「ユーにゃん、シャワーどうだったです?」
「は、はい! すごく広くて、驚きました」
「ですよね~! 気持ちよかったですよね~!」
「自分の意見を強要してやんなよ。言ってないだろうが、そんなこと」
「い、いえ! とても気持ちよかったです! 生まれて初めての感動でした!」
目がきらきらしている。
気持ちよかったのは本当なようだ。
「じゃあ、こんどは、ひままりていの、おふろ! ね!」
テレサがユナの手を取ってそんなことを言う。
デカい風呂に一緒に入ろうというお誘いだが……
「ユナは三十五区で役者を目指すんだぞ。あんま困らせんなよ?」
「そ、っかぁ……ざんねん」
連れて帰る気だったのか、テレサ?
人には、それぞれに生きる道があるから、誰でも彼でも連れて帰るわけにはいかないんだ。
「だから、お前は間違っても四十二区に来るなよ、ルシア?」
「知っておるぞ。そういうのを『ツンデレ』というのであろう? 照れ隠しの下手な男だ」
俺にデレてほしいのかよ、その発言。
「ん~、残念ですねぇ。もうすぐ帰る時間なのが本当に惜しいです。ユーにゃんと、もっとお話したかったですし、ユーにゃんの歌も聞いてみたかったです」
「ぇ……ぁの…………」
「また今度、どこかで会えたらその時は聞かせてです! 指切りです!」
押しつけがましいまでの好意の押し売り。
でも、ユナにはこれくらいでちょうどいいのかもな。
有無を言わせず「好かれている」と認識できる相手。
ロレッタは、ジネットとは違うベクトルだけれど、こういうのに向いている。
ガキをいっぱい世話してきたし、疎まれるつらさも、疎まれて悲しんでいるヤツの顔も、みんな知ってるからな。
そいつらが、受け入れられて大はしゃぎしている現状もな。
「ほい、風邪薬、これで完成や」
「え……あっ、はい! あ、ありがとうございます!」
「こっちこそや。おかげで楽できたわ~」
教える方が大変だろうに。
「ほな、渡してきてあげ。黒ウサはんの患者、第一号や」
「私の……」
小さな紙に包また薬を手に、ユナが瞳を潤ませる。
しゃーない。この場で飲んでいってやるか。
「ナタリア、水を頼む」
「承知しました」
「ふふっ」
と、エステラがこっそり笑ってやがった。
……すり減れ。
「ユナ」
「は、はいっ!」
「ありがとな、薬」
「え…………い、いえ! あのっ、私なんかが手伝ったせいで、効果が出なかったら、その、本当にすみません!」
「大丈夫だ。レジーナの薬は絶対効くから。そのレジーナがOK出してんだし、もしなんかあったら全部レジーナのせいだ」
「絶対何もあらへんで~くらい言われへんのんかいな、気ぃ利かへん男やなぁ~」
責任の所在は、最初に明確にしておくのが、契約時の鉄則なんだよ。
「ヤシロ様、こちらを」
「おう、ありがと。んじゃ、ユナ。薬を」
「あ、あの……はい。ど、どうぞ……」
ユナから受け取った薬を開封し、さらさらと流し込む。
水と一緒に飲み込むと、少しだけ胸がすっとした。
「いい感じだな」
「「「ぶはっ!?」」」
全員が吹き出した。
それもそのはず。
俺の声が、めっちゃ甲高くなっていた。
「テメェ、やりやがったな!?」
「カーイカイカイカイ! やめぇやぁ、変な声でしゃべらんといてんか~!」
「テメェのせいだろうが!」
「『テメェのせいだろうが!』」
「真似すんな!」
「『ムラムラするわ!』」
「言ってねぇよ! ……あ、戻った」
ったく、こいつは……しょーもないことを。
で、ユナ。
そんな、死にそうな顔で必死に我慢しなくても、笑っていいから。
……マグダ、GO。
「……こちょこちょ」
「にゃはぁあ!? やめっ、やめてくだ……にゃはははは!」
ユナが大声で笑っている。
その声を聞いて、レジーナが嬉しそうに頬を緩めていた。
そうか。
ユナのこの顔が見たくてあんなことを……
「でも許さないけどな」
「器の小さい男やなぁ。笑いに変わったら、もうそれでぇやんか」
いいことあるか。
まったく、ろくなことをしない。
ろくでもないことしかしない。
「……任務、完了した」
「ご苦労だったな、マグダ」
マグダに解放され、ユナが床の上でぴくぴくしている。
変な『癖』に目覚めてなきゃいいけども。
「ウチの従姉妹に無茶なことしないでやってくんねぇかぃ? マジで」
まだいたのかティム。
薬飲んでさっさと帰ればいいのに。
俺らが帰るまでいるつもりか?
「俺らは、残りのシャワー組が出てきたら、かな」
「そうだね。ノーマやイメルダがはしゃいでいるだろうから、もうちょっと時間かかりそうだけど」
窓の外を見れば、空の色が赤く染まっていた。
もう少ししたら、暗くなるだろう。
「今日はすごい一日だったですね」
「……恋の渡し船は、いつかやってみたいナイススポット」
「新作の人形劇も素晴らしかったです。私は、感動して少し泣いてしまいました」
「せいじょーおーしゃ、ちれい!」
確かに盛りだくさんな一日だった。
……厄介なバカ貴族も退けられたし、明日からは、しばらく平穏に過ごせるだろう。
薬師ギルドや十一区が、どう動くか、もう少し様子を見る必要はあるだろうけれど。
「ユナも頑張れよ」
「ぇ……?」
「歌、舞台で歌えるようになったら、絶対みんなで見に来るから」
「ぁ…………ぁの……はい。えっと……ありがとう、ござい、ます」
沈んだ表情。
まぁ、これだけ受け入れてくれた連中が一斉に帰っちまうのは、寂しいのだろうな。
「なぁ、ユナ。今度陽だまり亭に招待してやるから、ここで一曲、何か歌ってくれないか?」
「えぇえっ!?」
ちょうど簡易休憩所なんて仕切られた空間にいるんだし。
ここにいるのはみんなユナの味方だし。
どうだろうかと提案してみたが……やっぱ無理か?
「……ご招待、してくださるんですか?」
そっちかよ、驚いたの。
「はい、いつでも歓迎しますよ」
ジネットに言われ、ぱぁ~っと表情を明るくするユナ。
よかった。
やっぱ、ジネットで正解だったな。
「じゃ、じゃあ……あの、まだちょっと、恥ずかしいですけれど――」
そうして、ユナが綺麗な声で歌い始める。
……あれ、これって――
「♪Go for it BABY~、好きにやればいい~♪」
俺の好きな歌じゃねぇか!?
シャワーでの鼻歌、完全に聞こえてたってマジだったんだな。
で、覚えちゃったのか? 一回聞いただけで?
ホント、とんでもない才能だな。
そんな感心をしつつ……たぶん俺以外の声で久しぶりに聞いたからなんだろうなぁ……ふと、当時のことを思い出してしまった。
あとがき
「あ、ユナが歌ったからURL貼り付けられるな~」って思いました?
残念!
その通りでした!\(≧▽≦)/
うんしょ、うんしょ
(*´▽`*)っ【リンク】https://youtube.com/shorts/5Uv11rvdkOE
(≧▽≦)ごっふぉ~りべいべ~♪
さて、
現在ようやく少しずつ生活が落ち着きつつあり、
ぶくぶく痩せている宮地です☆
……いえ、痩せてはいるんですが、まだまだぶっくぶくでねぇ……
といいますのもね、
『オッサン剣士2巻』(スターダストノベルスから絶賛配信中☆ 見てね☆)を書いていたのが2024年で、その頃に『異世界詐欺師』(小説家になろう、カクヨムにて好評連載中☆ 見てね☆)を書き溜め、同時に『彼女と僕の口外法度~地味で巨乳なクラスメイトの秘密を知ってしまった僕の話~』(以下同文☆ 見てね☆)『スキルマ剣姫と歩くトラットリア』(完結したよ☆ 見てね☆)を――
だぁっ!
注釈が多い!
ボケが面倒くさい!
(# ゜Д゜)
とりあえず、3本4本いっぺんに書いていたので、
とにかく集中力が必要だぞ、と
しかも、2025年は4月から7月まで、自動車の教習所に通っていまして
(;゜Д゜) 執筆しながらお勉強もしなきゃー!
っていう状況で、とにかく脳みそがフル回転だったんです
……いや、フルヌードだったかも?
…………いや、フル回転で合ってますね!
で、2025年は、「もう太ってもいいから、とにかく脳に栄養を与えて乗り切る!」と決めまして
毎日の執筆時間におやつを食べながら、とにかく書きまくっていたんですね
昔なら、それでも痩せたんです
脳がフル回転すると、どんなに食べても減る方が強くて
それが徐々に横ばいになり、微増になり
オッサン完全体になった今、
急激な右肩上がりに!?
Σ(゜Д゜;)
私史上一番重い体重を叩き出しまして、「こりゃマズい!」と
現在まるっと二年ぶりくらいの本気ダイエットを始めました☆
現在、ぶくぶく痩せております☆
……5月に健康診断があるんですよ(・_・;
メタボとは言わせない
ギリギリでも標準体重に滑り込んでやる!
なんとか書く量も落ち着いてきましたし
生活すべてを投げ出して書きまくるフェーズは終わり
生活と両立して書いていけるようになりました
100話で終わる予定だった『スキルマ剣姫と歩くトラットリア』が108話(+エピローグ)と、やや伸び、
200話で終わる予定だった『彼女と僕の口外法度~地味で巨乳なクラスメイトの秘密を知ってしまった僕の話~』が間もなく200話を突破し、
150話で終わる予定だった『異世界詐欺師』四幕が200話でも終わりそうもない気配で……
揃いも揃って書き過ぎです☆
\( ̄▽ ̄)/
すみません、
のんびりとお付き合いください
しかし、懐かしいですね、教習所
ちょうど一年前の今ごろですかね、
コンビニで合宿免許のCMを聞きまして
「合宿免許ってどんなもんなんだ?」って調べたら
「4月は閑散期だから安くなるよ☆」って情報をゲッツして
マジか!? 近くに教習所あるから4月から通うか!
って通ってみたら「安くなるのは合宿免許だけ!? あ、宿代が安くなるのね!?」って現実を叩きつけられつつも、
もう教習所に来ちゃったし、えぇーい、このまま取得しちゃえ!
……って、入所手続きしましたっけねぇ(*´▽`*)
忙しくて車に乗れなくなって半年……
Σ(゜Д゜;)ペーパードライバー!?
いえ、去年の夏は結構レンタカーに乗ってたんですが
ちょこっと、忙しくなったり体調崩したりで
レンタカー借りて乗ってっていうのがしんどくなりましてねぇ~(^^;
そのうちまた乗ります
車買うとまた違うんでしょうが、
車買うためには引越ししなきゃいかんので……
そもそもトライクっていう三輪バイクに乗りたくて取得してますので
先にトライク買うかもです
いや、でも車乗りたいな~
……まずは、人がいない早朝で練習しなきゃ
(・_・;
ハンドル握ったら性格変わる人っていますよね
人が変わるというか……
「テメェ、何見てんだ、ぶち殺すぞゴルァアア!?」
(バタン、ドゥルルル、ブゥーン――)
「あ、横断歩道どうぞ~、いえいえ、歩行者さんが優先なので、あ、みなさんどうぞどうぞ、お気を付けて~」
Σ(゜Д゜;) ハンドル持つと性格変わってる!?
Σ(゜Д゜;) でも、思ってたのと変わり方が逆!?
(ききぃ~、しゅるる~ん、ばたん)
「なに見とんじゃい、ゴルゥァアアア!?」
Σ(゜Д゜;) もうずっとハンドル握ってて!
そういえば、去年
教習所って、上着着ずに行ってたんですよね
「上着かけるところもありますからね~」って言われて
「あ、着てきてないんで大丈夫です~」って会話をしていたので
……今年寒くない?
ねぇ、令和ちゃん?
三寒四温とかいう言葉覚えちゃった?
二月に四週間ほど温かくしといたから、三月は三週間めっちゃ寒くしとくね☆
って意味じゃないからね、三寒四温!?
仕事納めしたと思ってたダウン引っ張り出してきちゃったからね!?
四月には、温かくなるでしょうか
(^^;
……はっ!?
本編そこそこいい話だったのに
太った話と車乗ってない話しかしてない!?
Σ(・ω・ノ)ノ!
ユナちゃん、皆様、好きになってくださったでしょうか?
遅れてやって来たキャラの好感度ゲットイベント開催中です☆
ユナとヴァルター
よろしくです☆
あ、ティムは別にどうでもいいです★
リーゼロッテは…………まぁ、あんまり触れない方がいい人種ですね、はい。
さて、次回、
ちょっと好きな出始めになっておりますので
ご期待ください!(*´ω`*)
久しぶりに、本編にあの方々が出てきます☆
次回もよろしくお願いいたします!
宮地拓海




