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異世界詐欺師のなんちゃって経営術  作者: 宮地拓海
第四幕

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476話 やにわにかわヨい

 早朝。


 マグダに起こされた。


「……お・き・て・にゃん」

「棒読みが過ぎるぞ、マグダ」


 やるならせめて、もうちょっとだけでも感情を乗せてくれ。


「随分と早起きだな」

「……シラハの『起こし』はなかなかのもの」

「そんなによかったのか?」

「……好み」


 へぇ、そりゃすげぇな。

 マグダをきっちりと目覚めさせたうえで、ここまで上機嫌を引き出すとは。

 やっぱ婆さんの知恵ってのは侮れないな。


「ジネットを超えたかもしれんな」

「……いい勝負ではあるが、まだ店長の方が上」

「でもお前、ジネットじゃなかなか起きないじゃん」

「……上過ぎるので、『起こし』を堪能してしまうが故」


 じゃあダメじゃん。

 マグダが起きないと、ジネットがずっと甘やかしまくるからな。

 さぞ気持ちがいいのだろう。


 いつも朝寝坊のマグダが、わざわざ起こしに来てくれたんだ。

 俺もさっさと起きて下に降りるか。


「レジーナは?」

「……下」

「一階か?」

「……ベッドの」

「ここやで☆」

「なにしてんの、こんな朝っぱらから?」


 そんな狭いとこに潜り込んで。

 ジネットがこまめに掃除してくれてるから、ほこりこそ溜まってないけども。


 ……いや、本当に感謝しかないんだけど、気付いたら綺麗になってるんだよ。

 あいつ、毎日朝から晩まで仕事してんのに、いつ家事をやってんだ?


 俺が自主的にやろうとすると取られるしな。

「わたしがやりますね」って。

 変なタイミングで掃除とかしようとすると、仕事の手を止めてやりに来るから、逆に「今大丈夫かな?」って気を遣っちまうんだよなぁ。


 ……なんでバレるんだろ?

 こっそり掃除しようとしてるのに?

 え、マグダの密告?


 してない?

 本当に?


 ……なんかセンサーがついてんだろうなぁ、ジネット。


「今度、ジネットお休みイベントを実行するぞ」

「……うむ。店長に代わってみんなで家事を遂行する、感謝祭」

「仕上がりが、ジネットの半分未満のクオリティなのはご愛敬だ」

「……そこは仕方ない。店長はプロ」

「なんや、想像以上にすごい人なんやなぁ、店長はん」

「そんなことないですよ」


 くすくすと、廊下で笑っているジネット。

 だから、入ってきていいってのに。

 こいつら普通に入り込んでるんだから。

 レジーナなんか、ベッドの下に潜り込んでるのに。


「いつもありがとう」

「そう言っていただけるだけで嬉しいです。……むしろ、そう言っていただきたいから独占しているんです。こればっかりは譲れません」


 とかなんとか言って、こっちに気を遣わせないようにしてくれる。


 この娘、天使の生まれ変わりなんじゃないか?


「たまにはゆっくり休めよ」

「はい。なので今日は、のんびりとさせていただきます」


 と、すでに料理の匂いをさせているジネットが言う。

 説得力、欠片もないな。


 料理は結構ウェイトの重い家事だからな?

 後片付けもあるし。


「実はですね、まだ起きる時間よりも少し早いんですけれど」

「そうなのか?」


 じゃあ、なんで起こした?


「それな、ウチの要望やねん」


 レジーナが「たはは」と笑って説明する。


「遠出する前に、薬の補充しときたいなぁ、思ぅてな」

「一回戻るか?」

「頼めるか?」


 まぁ、そういう理由なら断れないな。


「昨日寝る前にお外はんにそういう話をしたらな?」

「シラハを『お外はん』って呼ぶんじゃねぇよ」


 ぞっとするわ。


「トラの娘はんがついて来てくれるっちゅうてくれてな」

「……マグダがいれば、安心、安全」


 それで、頑張って早起きしてきたのか。

 日の出前はまだ寒いってのに。


「俺だけでも、大丈夫だぞ?」

「……けれど、この時間は光るレンガの光量も落ちて、外は真っ暗」

「すみません、一緒についてきてください、マグダ姉様!」

「……うむ。ヤシロとレジーナはマグダが守る」

「頼りないメンズやなぁ」


 からからと笑うレジーナ。

 そうやって笑っていられるなら、問題ないか。


「せやけどやっぱ、ちょっと怖いなぁ……」


 ふいに、不安を口にするレジーナ。

 真剣な顔で呟く。


「カビてへんやろか?」

「何がだよ?」


 該当箇所が多過ぎて、正解が絞れねぇよ。


「……タンスが一番危険」


 パンツをカビさせるな。

 いや、「パンツをカビさせるかもしれない」って思われるな。

 生き方を改めろ、この残念薬剤師。


「たしか、ウクリネスが預かってる合鍵があったな」

「いや、それはもう返してもろたで?」

「いやいや、複製したし」

「いつの間に何してくれてんのんな!?」

「ネフェリー、暇な時間あるかなぁ?」

「アカンって!? 知らん間にぬいぐるみとか増えてまうさかいに!?」


 いいじゃねぇかよ。

 それで少しは真っ当な女子力でも身に付けろ。

 たとえ付け焼き刃であったとしても!


「祝賀会は、みんな呼ばれてるんやんな?」

「ルシアが是非にってよ。友人枠だな」


 領主が大量に来るから大人数で押し掛けるのはよそうかという意見もあったのだが、貴族席とは距離を取ることにして、四十二区メンバーも大勢で押し掛けることになった。

 

 というか、まぁ、ちょっとこっちの都合でな。

 何かを仕掛ける時に、いつものメンバーがいるとやりやすいんだよ。

 案外アドリブも利くようになったしな。


「すごいことになりそうやな」

「港が人で溢れかえることになるだろうなぁ……やだやだ」


 人混みなんて、いい思い出ひとっつもないからなぁ。


「自分はえぇやん。貴族席でゆったり出来るんやさかいに」

「お前もこっちだよ」

「え、なんでなん!?」

「ナタリアがこっちだからな」

「いや、ウチにはトラの娘はんとかクマ耳はんとかいてくれはるし」

「正攻法で来てくれるなら、その二人でも事足りるんだけどな」

「……まぁ、せやね」


 暗殺する時に正々堂々なんていう馬鹿はいない。

 毒殺や、目に見えないような武器を使用することもある。

 針や糸なんか、俺らの目には存在しないのと同じだからな。


 人が多いからこそ、ナタリアに任せるのが一番安全なのだ。


「イネスも、主を無視してこっちに協力してくれるらしいぞ」

「えぇんかいな、主放っといて?」

「万が一何かあっても、損失は最小限で済む」

「アホいいな。寝覚め悪いわ、そんなもん」


 まぁ大丈夫だ。

 イネスも、ナタリアに負けず劣らずすごい給仕長だから。

 ……最近、ちょっとその辺のこと忘れかけてるけども。


「ほな、堪忍やけど、お願いするわ」

「あ、それでしたら、ミリィさんのお宅に寄っていってくれませんか?」

「この時間に来るのか?」

「はい。マーシャさんの水槽を押すのだと」


 え、今回も?

 遡上ツアーの時って話じゃ……そっか、延期になったからなぁ。


「この暗い道を歩かせるのは不安だな。先に寄っていこう」

「せやね、入れ違いになったらかなんし」

「……まだ寝ていたら、マグダがセクシーに起こしてあげる」

「ほな、急ごか!」

「見てみたくなってんじゃねぇよ、ミリィの照れた顔」


 寝てるミリィの寝室に、お前みたいな不審者を放てるか。


「では、温かい物を用意して待っていますから、気を付けて行ってきてくださいね」


 そう言って、部屋から出て行くジネット。

 マグダとレジーナもそれに続いて…………続けよ、レジーナ。

 着替えんだよ!

「まぁま、気にせんと」じゃねぇーの!


「ジネット、懺悔!」

「もぅ、レジーナさん。懺悔してください」


 よっし!

 レジーナ単品の懺悔!

 俺に被害ゼロ!


 いい傾向だ。

 こういうの、もっと増やしていこう。

 そして、いつしか俺は、懺悔を言われない方のチームへ――


「……それはない」


 ばっさり切り捨てるなよ、マグダ。

 まぁ、ないだろうけども。

 夢見るくらいいいじゃないか。

 まったく。


 クソ寒い中、冷たい服に着替えて、出かける準備をして一階へ降りる。

 帰ってくるころにはマーゥルたちがいるかもしれないな。


「マーシャとアルシノエも起こしといてくれよ」

「はい。もう少ししたら」


 ジネットに見送られて陽だまり亭を出る。

 ……暗い。薄暗い。

 真っ暗ではないけれど、十分暗い。


「いってらっしゃい。お早いお帰りを、お待ちしてますね」


 は~ぁ、送り出されちゃったら行くしかないか。

 んじゃまぁ、とりあえず、ミリィの家へ向かいますかね。


 吐く息が白く、この街、もうちょっと温かかったらいいのになぁと、心の中で精霊神に対する愚痴をこぼしておいた。




「(小声)おはよーございます」

「なにしてんの、自分?」


 バカ、レジーナ。声がでけぇよ!

 ミリィが起きちゃうだろうが。


 というわけで、早朝ミリィ、突撃寝起きリポートのお時間です!


「(小声)というわけで、ミリィの家の前に来ています」

「不審者モロ出しやな」

「丸出しだろうが! ……誰が不審者丸出しだ!?」

「ぁ、ぁの……、どうしたの、こんな朝早くから?」


 店の前で騒いでいたら、ミリィが店から顔を出した。

 わぁ~、閉まってる店のドアからこそ~って顔を覗かせるミリィ、かわヨ!


「(小声)ミリィの寝起きドッキリです」

「ぇっと……もう、けっこう前から起きてた、けど?」

「(小声)大丈夫、大丈夫。ヤラセでも、視聴者にバレなきゃ問題ないから」

「し、ちょうしゃ?」


 昔、寝起きのはずなのに、メイクをばっちりしていたアイドルがいたとかなんとか。

 そーゆーもんだ。

 夢を売る商売だから、こーゆーのは。


「俺の故郷にな、うら若い女子の寝室に忍び込んで、飲みかけの飲み物とかを盗み飲むっていう企画モノがあったんだ」

「犯罪だよ!?」


 でも、なんでか許されてたんだよなぁ。

 脱ぎ散らかした服とか、漁ってたのに。


 ……まぁ、当時から問題視はされていたけども。


「れじーなさんの故郷にも、ぁった?」


 わぉ!

 俺とレジーナを一括りにされちゃった☆


「ウチの故郷には、そーゆーのはなかったけど……機会があったらやってみたいところやね☆」

「だめ、だからね!?」


 さっきは止めたくせに。

 構ってもらえない時はふざけないのか、こいつは。

 欲しがりさんめ。


「……騒がしてごめんね、この二人が」

「一人で真人間ポジション独占したな、マグダ!?」

「さっきまで、忍び込む気満々って顔しとったのに!」


 確かに、マグダはこっそりとミリィの寝室に忍び込んで、起こしに行こうとしていた。


「随分早起きしたんだな」

「ぅん。まーしゃさんと、約束したから」

「そうか。実はな――」


 と、俺たちがここに来た経緯を説明する。

 起きているのであれば、わざわざ遠いレジーナの家にまで付き合わせる必要はない。


「まだ準備も途中だろ?」

「ぅ……、そう、見える?」

「テントウムシがついてない」

「はぅっ!?」


 と、自身の頭を両手で抱えてしゃがみ込むミリィ。

 なにこれ、可愛いんですけど。


「レジーナの家に行ってから、また寄るから、そしたら一緒に陽だまり亭に行って飯食おうな」

「うん。……でも、いいの? 遠回り、だょ?」

「店長命令だしな」

「……『ミリィと一緒に早朝散歩できるなら、遠回りくらいいくらでもするさ(しゃらら~ん☆)』という顔をしている」

「どんな顔してんだよ、俺は?」


 しゃらら~んってなんだ?

 何がしゃららったんだよ、今?


「じゃあ、みんなが戻ってくるまでに、準備終わらせとくね」

「急かして悪いな」

「ぅうん。むしろ、ありがとうだょ」

「……(テントウ)ムシだけに」

「ちがうょ!? そんな、ダジャレみたいなことじゃないからね!?」

「わぁ、ミリィちゃんオモロ。みんなに教えたろ」

「ゃめてね、れじーなさん!?」


 からから笑って、ミリィに癒されるレジーナと、満足気な表情のマグダ。

 朝からマイナスイオン出まくってるなぁ、この辺。

 植物の生育早そうだなぁ、根拠はないけど。


「じゃあ、また戻ってくるから、起きてても布団に入って寝たふりしててくれ。みんなで寝室に忍び込んで、部屋の中引っ掻き回すから」

「ゃめて!?」

「で、頃合いを見計らって『むにゃむにゃ……なぁ~に? なんだか、騒がし……きゃっ!?』って」

「そういうの、ムリ、だからね!?」

「あ、ミリィちゃん。ドアの鍵はちゃんと開けといてな?」

「『ちゃんと』ならしめるのが普通だよ!?」

「「「そんな、ロレッタじゃあるまいし」」普通はんやないんやから」

「みんなして、ろれったさんに、失礼、だょ!?」


 朝から元気いっぱいのミリィに元気を分けてもらい、俺たちは改めて、レジーナの家へ向かって出発した。


 にんにきにきにき……♪


「なになん、その歌?」

「西を目指して旅する歌だ」

「目指してんの、東やで?」


 いいんだよ、細かいことは。


「うわ、大通りも暗っ!?」

「そら、どこも同じ暗さやっちゅーねん」


 日本だと、駅前とか繁華街は二十四時間明るいんだよ。

 なんでメインストリートがこんなに暗いんだよ。まったく。


「初めてこの街に来た日の夜は、四十二区が暗過ぎて泣きそうになったぞ」

「見栄張りなや」

「……絶対に泣いていた」

「決めつけんな」


 まぁ、泣いてたけども。

 なんなら、ネフェリーのとこのニワトリに「バサバサバサッ!」ってされて「ぎゃー!」って言ったけども!


 ……今になって、あの時自分がかなりの距離彷徨い歩いていた事実を知ったよ。

 結構な距離ウロウロしてたんだな、初めて訪れた陽だまり亭を出た後。


 微かな灯りがないか、必死に探し回ってたんだろうなぁ……ないのに。


「ホント、もっと栄えろ、四十二区……!」

「一日中明るい場所とか、自分以外誰も必要とせぇへんで?」

「反抗期のガキどもがたむろして、夜更かしするさ」

「アカンやん」


 まぁ、ダメだよな。

 そういや、ここってヤンチャなガキが少ないよな。

 中高生でグレるようなヤツは見たことがない。


 まぁ、十五歳で成人だから、高校生と同じ年齢でグレたヤツはゴロツキって呼ばれるのかもしれないけども。


「わぁ、なんや懐かしいわ」


 レジーナの店が、暗い闇の中で朧気に見えてくる。


「……魔女が住んでそうだな」

「ウチや、住民は」

「うわ、魔女だ」

「魔女ちゃう、痴女や」

「……それは、どっちが正解か、判断に悩む」


 痴女も怖いっつーの。


「あ、そういうたら、ウチの故郷に『痴女の速達便』っていう、大人向けの物語が……」

「その話、とりあえずやめてくれる?」


 なんでか知らないけど、背筋がゾワゾワするから。

 触れない方がよさそうだ。


「自分の故郷にも、似たような話あるんちゃう?」


 ないかなぁ~!

 似ても似つかないと思うし!

 全然、もうまったくの別物!


 いいからさっさと中入って薬補充しろ。


「……ん?」


 ドアのノブに手をかけたレジーナが、短い音を漏らす。


 ……違和感。


 何とは言えないが、自分のテリトリーに近付いた瞬間感じるものがある。

 その些細な変化は、決して無視していいものではない。


「レジーナ」

「え? ……あぁ、うん。せやね」


 そのままドアを開けようとしたレジーナを下がらせ、代わりに俺がドアを開ける――つもりが、マグダにそっと退かされた。

 あれぇ?


 途中まで結構カッコイイ感じだったのになぁ。


「……中に人の気配はない。……開ける」


 言って、マグダがドアを開ける。

「きぃ……」と軋みをあげてドアが開く。


「おかしいな」


 レジーナの店は薬の匂いがする。

 今もしているが、匂いが、なんというか、軽い。


 数日間密閉されていた空間っていうのは、微かではあるが空気が澱む。

 その澱みは、嗅覚や勘の鋭い者であれば敏感に感じ取れる。


 それが、なかった。


 まるで、今日、この扉を誰かが開けたかのように、店内の空気は軽かった。


「レジーナが住んでいても滅多に空気の入れ替えなんかされないこの店内の空気が澄んでいる」

「……おかしい。レジーナが不在にしたことにより浄化された可能性を鑑みても、これは異常」

「ちょっと言い過ぎやないかな、お二人はん?」


 マグダが「人の気配はない」というのであれば、この中に人はいないのだろう。

 もしくは、マグダの気配察知を掻い潜れるほどのツワモノが潜んでいるかだが……もしそうなら、俺たちにはどうせ太刀打ちできないので、いないものとして店内へと踏み込む。


「やっぱ、おかしいわ」


 店内を見て、レジーナが確信を持って言う。


「薬研の置き方がちゃうわ。ウチはこんな置き方せぇへんもん」


 それは、プロだからこそのこだわりなのだろう。

 レジーナがそういうのであれば、それは間違いではない。


 この店に、誰かが侵入した。


「はっ!?」


 何かを思い立ち、レジーナが駆け出す。

 何事かと思ったら――


「あぁ~、よかったぁ、ほこりちゃん、無事や~」

「最初に心配すんのがソレかよ!?」


 お前、ホント、友達作れよ、ちゃんとした!

 ……友達?

 え、まさか……


「レジーナ。店内、うっすら綺麗になってないか?」

「……せやね。なんや、『うっすら』やね」


 大掃除をした感じはしない。

 家探ししたような気配もない。

 ただ、うっすらと、掃除されている。


 そう。

 たとえるなら、物を動かさずに、可能な範囲だけ拭き掃除をしたかのような……


「レジーナ、寝室見てこい。特にタンス!」

「……嘘やろ」


 俺の言いたいことを察し、レジーナがプライベートスペースへと駆け込んでいく。


「うそや~ん!」


 そして、予感は的中したようだ。


 がっくりと肩を落としてフロアへ戻ってきたレジーナ。


「……めっちゃ片付いとった。布団も、天日に干されてふっかふかやったわ」

「容疑者は?」


 俺の問いに、レジーナは一つのぬいぐるみを見せる。

 まんまるくデフォルメされた、可愛らしいヒヨコのぬいぐるみ。


 ……ネフェリーか。


「カビてた方がマシやったかもしれへんなぁ……」

「いや、片付いてる方がいいだろうが」

「見て。お小言手紙まで置いたったわ……」


 まぁ、分厚い。


 ざっと見たら、「勝手に入ってごめんね」から始まって、「でも、予想通り、ううん、予想をはるかに超える散らかりようだったので、今後は定期的に掃除に来ます」という宣言と、下着の洗い方や保存方法についてのお小言がびっしりと書き連ねられていた。


 ……もう、お母さんじゃん、ネフェリー。


「そのうち、実家で採れた卵とか送ってくるぞ」

「ははは……もう、前にもろたわ」


 じゃあもう、ネフェリーのことはお母さんだと思って、存分に甘えとけよ。




「見てこれ」


 と、レジーナが一枚のパンツを広げて見せる。


「詳しく見たいから、とりあえず穿いてきてくれ」

「穿いたら見せられへんわぃ」


 いやいや、穿いてこそだろうが!

 パンツの真骨頂ってソコじゃね!?


「これ、ウチの知らんパンツなんやけどな……」


 と、見せられたのは、白い綿のパンツで、腰の部分に刺繍が施されているものだった。

 向かって左には弓を構えた天使の刺繍が、そして向かって右には矢に射抜かれたハートの刺繍が施されていた。


「パンツ見せて『ずっきゅん☆フォーリンラブ』なん?」

「パンツ見せる前に恋に落ちててほしいとこだな、出来れば」

「……なかなか先鋭的」


 尖り過ぎだ。


「これ、ネフェリーの趣味か?」

「ウチもそうやないかと思ぅたんやけど、……見て、この刺繍。そこはかとなく、キツネの鍛冶師はんの『カオリ』せぇへん?」


 あぁ、確かに。

 こういうメルヘンでラブリーなの好きなんだよな、ノーマは。

 最近教えてもらったんだけど、ミリィの店にかけられているプレート、二羽の鳥が茎でつながったサクランボを一つずつ咥えている可愛らしいデザインなんだけど、アレを作ったのもノーマらしい。


 あの妖艶お姉さん、頭の中少女漫画なんじゃね?

 それも、かなりオーソドックスでレトロな雰囲気の。


「……複数人が踏み込んでそうやなぁ、ウチの家」

「まぁ、みんなが心配してくれてるってことだろう」

「何を? 敵を? カビを?」

「……たぶん両方。ちなみに、マグダは8:2でカビが心配だった」

「カビの圧勝かぁ~、かなんなぁ~」


 かなんなら、もっときちんと掃除洗濯をしろ。


「もういっそのこと、ノーマを嫁にもらったら?」

「……四十二区の三大問題が二つ同時に解決する妙案が出た。サスヤシ」

「待ってんか、いつの間に三大に祭り上げられたんかも気になるとこやけど……残りの一個は?」

「……領主様の育たない胸」

「そればっかりは、俺でもお手上げだ」

「難問が残ってもたねぇ……って、誰が難問の仲間や!?」


 ノリツッコミというより自爆ツッコミだな、それは。


「っていうか、キツネの鍛冶師はん、ずっと三十五区におるのに、いつ忍び込まはったんやろ?」

「パンツだけネフェリーに送って『タンスにしまっといて』とか?」

「それ、家族間で交わされるような会話ちゃうん? 区をまたいですることかいな……」

「……ノーマは忙しい時ほど、少女趣味に走りがち。癒されるらしい」


 じゃあ、今頃三十五区でメルヘンに浸っていることだろう。

 修羅場だからな、あそこ。


「折角だから、ありがたくもらってやれよ、その『ずっきゅん☆パンツ』」

「その名称やなかったら、タンスの肥やしにしてもえぇかと思ぅたんやけどな」


 肥やすな。

 穿いてやれって。


「そうだ! 折角だから今日――」

「お断りや」


 言って、鼠径部を手で押さえる。


「……絶対想像するやん」


 そんな女子っぽい恥じらいを、ソコを押さえながら言うんじゃない。

 っていうか、ソコを押さえるな!

 面白くなってアレンジ加えるな!


「おぉ~う、も~れつぅ~ん☆」

「よし、『ずっきゅん☆パンツ』レジーナの趣味だってことにして言い触らしてやろう」

「待ってや! アカンで!? ウチの趣味ちゃうさかいな!?」

「……レジーナの趣味は『カモン☆ベイベー』」

「それもウチの趣味ちゃうわ!?」


 なんかみんながレジーナにオモシロパンツを贈りつけまくってるな。

 俺も、なんか贈ってやろうかな


「……(オー)フロント」

「それはパンツやない」


 いやいや、実際あるから。

 くっそ、ネットがあれば検索して見せてやるのに!


「ウーマロ、インターネット作ってくれねぇかなぁ?」

「なんや知らんけど、たぶん絶対出来へんゴッツイもんなんやろうなぁ、それ」

「……そしておそらく、ウーマロの管轄外」


 よく分かったな、マグダ。

 でも、大工だってインターネットするし、ウーマロならワンチャンあり得るかも!


 まぁ、設備が出来てもページがないとただの通信手段でしかない。

 ネットが盛り上がるようになるのは、マジで百年単位で未来のことになるだろうなぁ。


 何より、まだ電気がないからな。


 ……パイナップル発電の電気ショックみたいなものは存在してたけど。

 なんだよ、パイナップル発電って。


 それで、あんなバチバチ痺れる物作れんのかよ!?

 まぁ実際作られていたけども!


 ……一回使い切りで、常設するにはコスパ悪過ぎるから導入はしてないけど。


 なんか、賞味期限が二日くらいしかないんだとよ。

 賞味期限て……


 で、外の行商人からしか購入できないからくっそ高いと。


 ……そんな高いもんを貸し与えてまで、俺を警戒してやがったのか、当時のエステラは……貧乏貴族だったくせに。


「…………すり減れ」

「……何か、エステラに対して、思い出しムカつきした模様」

「ホンマ、根に持つ性格しとるよなぁ、自分。記憶力よすぎるのも考えもんやな」

「……その分、人の顔と名前は覚えない」

「記憶力のオンオフ、こっちで操作できたら、有効活用できるんやけどなぁ」


 外付け記憶媒体か、俺は。

 何を勝手にオンオフしようとしてんだ。


 つか、オンオフって……あ、そうか、パイナップル発電があるからオンオフもどこかでは使われてる言葉か。

 ……えぇい、ややこしい!


「ミリィが待ってるかもしれないから、ぼちぼち行くか」

「せやね。……一応、ちょっとは整理していこうと思ぅてたんやけど、その必要なくなってもぅたさかいな」


 言いながらも、いくつかの引き出しを開けて薬を取り出すレジーナ。

 必要な物は頭に入っているらしく、迷いなく数十種類の薬品を取り出し、梱包してカバンに詰めていく。

 すごい手際のよさだ。


「ホント、薬触ってる時だけはプロっぽいな」

「プロやっちゅうねん」

「……しかし、その手は薬の前、鼠径部を触っていた」

「あ、手ぇ洗い忘れた」

「プロ失格じゃねぇか」


 大丈夫なんだろうな、その薬?


「まぁ、あれや。『愛情たっぷり』言ぅといたら誤魔化ごまけるわ」

「どこから出て来た愛情だよ……」


 せめて胸辺りから出してくれ、ハートから。


「愛情って、胸から出てくるもんだよな?」

「……母乳を愛情と呼ぶのはヤシロだけ」


 そうじゃねぇーよ!

 ソコから出てくるんじゃなくて、胸の真ん中から!

 こう、「ほわわゎ~ん」って、ハートの形であふれ出してくるんだよ!

 絞り出さなくてもあふれてくるの!


 なんで分っかんないかなぁ?


「とりあえず、その『絞り出す』みたいな手つきやめぇ」

「……そういうレジーナは、『パンツ置くとこないから~』と被ろうとするのをやめるべき」

「ひどい惨状だな、この空間!?」

「お互いのせいでな」

「じゃあもう、連帯責任で」

「せやね、みんなのせいや」

「……巻き込まないでほしいと、切実に願う」


 マグダがつれない。

 つーか、そのパンツ穿かないなら返してこいよ。

 いらないならもらうけども。


「やらへんわ」


 と、レジーナがパンツを握りしめる。


「今度ニワトリはんに薬頼まれた時、このパンツに包んで渡したろかな……」


 ひっひっひっ、と、悪い魔女みたいな顔で悪だくみをするレジーナ。

 けど、考えてることはすっげぇーしょーもない。


 っていうか、ここに来てからパンツとか母乳の話しかしてない。


「この店の、健全化が必須だな」

「……レジーナ成分を薄めるためには、ネフェリー級のエースか、新人店員を二十人くらい雇う必要がある」


 そんなに必要かぁ。

 なっかなか薄まらねぇなぁ、レジーナ濃度。


「まぁ、せやね……」


 あれこれ詰め込んだカバンを閉じて、ぽんっと、カバンを叩く。


「えぇ人がおって、ご縁があったら、考えてみるんも、えぇかもしれへんね」


 それは、明確な変化だった。

 レジーナが、他人といることを許容しようとしている。


 薬剤師ギルドの重要性と、自身を必要とする者の多さを理解し始めたのかもしれない。


 今は、四十二区を挙げてレジーナを守っているような状況だからな。

 そういうのが、少しずつだけど、レジーナの心境に変化を生んだのかもしれないな。



「……あぁ、いや、やっぱ無理かもしれへん」

「成長しろよ」


 往生際の悪い。

 まったく、こいつは……




 レジーナの家を出て、ミリィの店へ向かう。


「ぁ、ぉかえり~」


 わぁ、いいなぁ、ミリィのおかえり。

 癒されるわぁ。


「ここに住むかぁ」

「……うむ。マグダは食事を先がいい」

「ほなウチ『わ・た・し』を先にいただこかな」

「そんなの、用意してなぃ、ょ!?」



「ご飯にする、お風呂にする? それとも、み・り・ぃ?」



「いいな、それ!?」

「ぃわないもん、そんなこと!」

「まぁまぁ、一回試しに言ぅてみぃひん?」

「……騙されたと思って」

「何に騙されるの、みりぃ!?」


 なんか、ダメらしい。

 ちょっと照れて、絶対言ってくれないモードになった。


「んじゃ、陽だまり亭に戻って、あったかい飯でも食うか」

「ゎあ、楽しみ~」


 ミリィが白い息を吐いてほっこりした笑みを浮かべる。


「ミリィ、俺の部屋が空いてるんだけど、陽だまり亭に下宿しないか?」

「てんとうむしさんのお部屋は、てんとうむしさんがいるから、空いてなぃょ!?」

「ほな、その空いてるとこ、ウチ入ろかな?」

「ごめん、重量オーバー」

「重さで制限かかるんかぁ、Dカップ重いしなぁ」

「はぅ……っ」

「……Bカップのミリィがダメージを受けた。慰めねば」

「ぁのね、まぐだちゃん、慰める前に、そーゆーこと大きな声で言わないでっ」

「……みりぃは全体的に小さいだけだから、大丈夫」

「そんなことないもん! ちっちゃくないもん!」


 少しでも大きく見せようと両腕を振り上げるミリィ。

 わぁ、マグダが「どやぁ~」って顔をしてるわぁ。

 この可愛いミリィを引き出したことへの自負か?

 なら誇るがいい。

 今のはいい『かわヨ』だ。


「かわヨ」

「はむっこちゃんたちみたいなこと、言わないで」


 ハムっこにこんなこと言われまくってんだろうなぁ。


「あ、せやせや。話し戻すけどな――ミリィちゃん、今どんなパンツ穿いてるん?」

「ここまで、どんなぉ話してきたの!?」

「ちゃうねん、聞いてや」


 と、さっきあった『ずっきゅん☆パンツ』の話を始めるレジーナ。

 ミリィがちょっと頬を染めながら、でも楽しそうに笑う。


「刺繍なら、のーまさんだと思う。ねふぇりーさん、刺繍はまだ練習中って言ってたから」

「ノーマに教わってんのか」

「ぅん。みりぃも一緒に教わってるんだょ」

「ほぅ、ミリィも刺繍を覚えたのか。じゃあ、今度腕前を見せてもらわないとな」

「ぁ……ぇっと、……みりぃは、まだ、二回しか、行ってないから……」


 どうやら、先は長そうだ。


「自分は、刺繍も出来るんやろなぁ、どうせ」

「まぁ、それなりにはな」

「どこで花嫁修行してきてんな?」

「誰がするか、花嫁修業なんぞ」

「せや言うたかて、自分に家事で勝てるん、店長はんとキツネの鍛冶師はんだけやん」

「……ヤシロを納得させるほどの花嫁修業は、職人レベルの修行」


 いや、俺は別に相手に家事能力なんか求めねぇよ。

 あればいいなとは思うが、なけりゃないでいい。


「あんなもんは、出来る方がやって、出来ない方は心からそれに感謝してりゃいいんだよ」


 感謝して、学んで、拙いながらも協力しようという気概が見えりゃ、案外うまいこと行くもんだ。


「逆に出来ることを鼻にかけて仕事を独占すると、手痛いしっぺ返しを食らう」


 家事が完璧だった女将さんだが、稀に親方の方が得意なことがあるんだよ。

 薪割りとか日曜大工とか。

 そういうので、ここぞとばかりにマウントを取ろうとすると……夕飯の時にめっちゃ叱られてしょぼ~んってさせられるんだ。


「あの言い方は、酷いと思います。協力するのが家族じゃないんですか?」

「……すみません。ちょっと、いいカッコがしたかっただけで……」

「優しい一言を言ってくださる方が、よっぽどかっこいいです」

「ごめんなさい……」



 みたいなシーンを、俺はよく目撃していた。


 なので俺も、ジネットが家事をやってくれることに感謝をし、ジネットが苦手なことは進んでやり、その際も「お前はこういうの全然ダメだからなぁ~」なんてことは言わない。

 そんなことを言っても「頼りになるのね!」とはならないんだよ、女子は!

 女将さん、怒ると長いから……男二人で楽しい雰囲気づくりに邁進して、女将さんを笑わせようと必死に努力したもんだ。


「家事は、誰かの仕事ってわけじゃなくて、出来る者がやる。やってもらったら感謝して、この次は自分がって気持ちを持つ。知らないことは学び、失敗しても非難するのではなくやろうとしたことを認め、この次への教訓とする。そうやって、みんなでやっていくのが家事なんだよ」


 なので、出来ないなら出来なくてもいいのだ。

 そもそも、家庭ごとにルールが異なるんだから、結局すり合わせて、「その家のルール」ってもんを作り上げていくことになるんだしな。


「だから、ジネットはすご過ぎるが、お前らがダメなわけじゃない。俺の家事なんか、かなり適当だかなら。もしかしたら、ジネットは俺の雑な仕事が嫌で、全部自分でやっているのかもしれない」

「……それはない」

「ぅん。じねっとさんだもん」


 ま、知ってるけどな、そんなこと。


「とはいえ、出来るに越したことはないから、時間とやる気があるなら勉強しておくといいぞ」


 やっぱ、家事が出来ると「すげぇ!?」って思うしな。


「男なんかチョロイもんで、美味しい手料理一つでコロッとオトせるもんだ」


 肉じゃがとかカレーで充分なんだよ、男なんて。

 男は目よりも舌と胃袋で飯を食うからな。

 味が濃くて量が多い!

 これが最強だ。


「もしいつか、ミリィに気になる男が出来た時は――」


 もしそんな時が来たならば――


「深い穴を掘ってその野郎を埋めるから、即座に連絡するように」

「いや、『美味しい手料理作ったりや~』っちゅう流れ違ったん、今のセリフ?」


 そのつもりだったんだが、想像したら殺意が湧き過ぎて、つい埋めてしまった。


「ほな、もしミリィちゃんが『てんとうむしさんのお嫁さんになる~』って言い出したら、ウチが自分を埋めに行ったるわ」

「ぇっ、ぁのっ、そんなこと……みりぃ、まだ、ょくゎかんなぃ、から……」

「「「うっわ、かわヨ」!?」」

「声そろえないで、三人ともっ!」


 そんなとりとめない話を、みんなでわーわーしていると、いつの間にか陽だまり亭のそばまで来ていて――


「おかえりなさ~い!」


 ジネットが、店先で手を振り出迎えてくれた。

 陽だまり亭からは、なんとも堪らないいい匂いが漂ってきていた。


「俺、この街に初めて来た日の夜、この匂いにつられて陽だまり亭に辿り着いたんだよな」

「ぁ、ぅん。ゎかる、かも。陽だまり亭の匂い、すごく美味しそうだもん、ね」

「結構河原の方だったんだけど、漂ってきてたんだよなぁ」


 今考えると、ちょっとビックリするくらい距離がある。

 教会よりも向こうで、陽だまり亭がまだ見えてこないくらいの遠さだ。

 極限の空腹で、嗅覚が研ぎ澄まされていたのかもしれないが――

 

「いい匂いだな」

「……うん。マグダは、この匂いが好き」

「ウチもやわ」

「みりぃも」


 全員が同じ気持ちで陽だまり亭へとたどり着く。

 そして、出迎えてくれる笑顔に向かって言う。


「めっちゃ揺れてたな☆」

「まったく一致してへんかったなぁ、気持ち」

「……マグダが感じた一体感は、気のせいだった模様」

「もぅ、てんとうむしさん、ってば……」

「懺悔してください」

「なぜだ!?」

「「「いや、なぜだって……」」」


 なんか、珍しい組み合わせの三人に声を揃えられてしまった。

 みんな癖の強いしゃべり方する三人なのに、綺麗に揃ってたなぁ、今。


 え、これって奇跡?


 そんなしょーもないもんに使うなよ、奇跡をよぉ!

 聞いてんのか、精霊神?


 ……まったく。







あとがき




ぬまー(*´▽`*)


動画制作の沼にハマっている宮地です

またそんな話題ですみません。


ホント、最近そればっかりなので他に話すことがありませんで……

(^^;


もうちょっとお付き合いください


というわけで、昨年末からYOUTUBEを始めまして

いろいろ動画を公開させていただいているんですが、

メインで使用しているの動画生成AIがDomoAIというのとAnimonAIという二つだったのですが、AnimonAIの方が、先日、急にサービス終了になりまして


 Σ(・ω・ノ)ノびっくり!?


1月20日に急にメールが届きまして、

「1月28日で終わりです、26日から生成できなくなります」と


 いや、急だな!?Σ(゜Д゜;)



これがですね、私的にかなり重大なニュースでして


なんで二個も使ってんだって思われるかもしれないですが

必要だったんですよ。

毛色が違ってみえるので

どんくらい違うかといいますと


DomoAIが実写寄りで、ダンスやハグが得意

AnimonnAIがアニメ寄りで、元の絵をキープするのが得意て、線がくっきりしている


そんな特徴がありまして、

参考資料としてのわさんの動画を貼っておきます


DomoAI『みりぃのメリークリスマス』

https://www.youtube.com/watch?v=0Z3fE8krXy8


AnimonnAI『おとなだもん』

https://www.youtube.com/watch?v=x5EKoj_clf0


なんとなく、完成形の印象が異なると思いませんか?

私が作った物ですと、パイオッツァーのOPがDomoAIでEDがAnimonAIでした。


つまり、今後はアニメっぽいテイストの動画は作りにくくなると……

(・_・;)どーしましょうかねぇ


まぁ、試行錯誤してみます

そして、動画が出来たら……


また宣伝します(≧▽≦)




あ、宣伝といえば



本日、宮地さんの最新作

『オッサン剣士とおしかけ良妻賢母2』が配信開始です!

ありが\(≧▽≦)/とー!


あ、ここで売ってますので☆

https://amzn.asia/d/fpbCTT4


肌色です☆

( ゜∀゜)o彡゜



……こんなにリンクをペタペタ貼ってると、そのうち

なんかよく分からない怪しい医薬品のサイトみたいに縦に長ぁ~くなって画像いっぱいの怪しいサイトになったりしそうですね(^^;

自重します



 (*´▽`*)あ、そうだ。パイオッツァーの動画リンクも張らないと

 (# ゜Д゜) やめい!



でも、折角なのでオッサン剣士のお話を少しだけ


書いていたのが2024年の11月~12月の間なんですが、

異世界詐欺師で言うと、407話と408話の間に執筆しました。


ウーマロを木箱に閉じ込めてイーガレス家に到着した407話

ウーマロの叫び声から始まるイーガレス家の朝を描いた408話


めっちゃまったりしていた時期ですね

(・_・; あれ、これのせいだったのか(笑)



実際、書き始めたのが11月なんですが、その前に一ヶ月くらい「どんな話にしようか」と考える時間がありまして、

なので、四幕の開始直後、違う仕事をしていたわけです


本当は三十五区行って劇場作って、ランドリーハイツに研修生お迎えして

虫人族いっぱい登場させて、レジーナが裏で優しかったんだよ~っていう話をして

で、劇場と薬剤師の話が出揃ったら劇場の貴族がちょっかいかけてきて――


っていう流れだったんです!


でも、違うお話作らなきゃいけなくて……めっちゃ日常回増えちゃった☆

( ̄▽ ̄)てへへ~


浴衣とか、そんな書く予定じゃなかったんですが……なんでふんどしの締め方とかあんなに詳しく描写してたんでしょう、2024年の私……(・_・;



――と、そんな『オッサン剣士とおしかけ良妻賢母2』

よろしくお願いします!



 Σ(゜Д゜;)いや、どんなだよ!?



あ、ちなみに、

今回のお話!


ミリィちゃんの寝起きドッキリ回!

こちらも、他の作品を書くためにちょっと日常回が増えちゃった結果誕生したお話です(笑)


『彼女と僕の口外法度かくしごと』を一ヶ月分書き溜めて戻ってきた時に書いたのがミリィ寝起きドッキリ回だったんじゃないかなと


いや~、楽しかった(*´ω`*)

ミリィちゃんはいいですね、書いていて癒されます


そして、一瞬で異世界詐欺師の世界へ戻ってこられます


これ、思ったんですけど、

並行で複数の作品書いてると――



異世界詐欺師、終わらなくなるんじゃね?(・_・;



ずっと日常回やり続けてしまう危険が……

いや、そろそろ動きがあるはず!

……あるといいな。


でも今、次の動画のための曲作ってるしなぁ……


 (;゜Д゜)えっ!?


もう少し日常回でお茶を濁――


 (# ゜Д゜) 書け!


いえ、違うんです、聞いてください、皆様!

あのね、

Sunoっていう音楽生成AIがありまして

歌詞を作るとそれに曲を付けてくれる上に歌ってくれるんですが

やっぱりまだ完璧じゃなくて

漢字を読み間違えたり、噛んだりするんですね


そうなんです、噛むんですよ!


まぁ、AIなので、

『日常』を『ひつね』って読んだりするのは、まぁ、分かります

『人間』を『ひんげいだ』って読むこともあります


分解して一音ずつ読んでいるようで

『ひと』『にん』 『あいだ』『げん』が混ざってぐっちゃぐちゃになることがありまして

そういう時は『ニンゲン』ってカタカナ表記にすると間違いを回避できるんですが、


噛むのは避けられず……



『ルール』を『るーり』って言ったり、『るーるる』って言ったり……

それで、


『誰にも描けない 君だけの未来があるならさ』って歌詞があるんですけど

ここ、サビでいいメロディーに乗ってるんですけども

Sunoが――


「誰にも描けない チミだけの未来があるならさ」


 Σ(゜Д゜;) 志村さん!?

 Σ(゜Д゜;) 急に志村さん出してこないで!?


あれぇ?

ティムの一人称「あたす」とかにしたせいでAI界で、

「あ、こいつ志村さん好きだな」って認識されましたか、私?

そんな配慮いらないですからね!?



――と、まぁ、いろいろやっておりますが、

なんとか異世界詐欺師を止めずに続けられております

(*´ω`*)


まだまだ続きそうですので、四幕、のんびりとお付き合いくださいますと嬉しいです


引き続き、よろしくお願いいたします!

宮地拓海

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― 新着の感想 ―
更新スパシーバ!日常回好きです!!!引っ込み思案なミリーさんツッコミもカワヨもスムーズに…成長しましたねぇ。ウーマロ皇帝の仕事の早さと同じぐらい成長しましたね。ネフェリーさんは昭和のオカンになるでしょ…
30000ミリィ!
ん?自分の記憶違いだったら申し訳ないのですが…… >「あの言い方は、酷いと思います。協力するのが家族じゃないんですか?」 >「……すみません。ちょっと、いいカッコがしたかっただけで……」 >「優しい…
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