472話 当たる予想
その知らせは、翌日の午後届いた。
奇しくも、三十四区遡上ツアーを早々に実現したいと、マーシャが陽だまり亭に来て直訴している真っ只中に。
「ヤシロ、当たってほしくない予想が当たってしまったようだよ」
エステラが、昼過ぎの陽だまり亭に、うんざりとした表情でやって来た。
手には、一枚の封書。
あの便箋は、ルシアがよく使用しているものだ。
公的なものではなく、私的に親しい者へ送る時の、ちょっとオシャレで可愛らしいものだ。
つまり、エステラに私的な愚痴を書いて寄越してきたのだろう。
「統括裁判所の使者が劇場に乗り込んできたそうだよ」
「名目は?」
「住民から、『不適切な出し物をしている謎の施設がある』って通報があったらしいよ」
「ほほぅ、住民から」
一体、どこの住民なのかね。
その訴えを起こしたのが仮にハーバリアス本人であっても、十一区に住んでいるなら住民に違いないわなぁ。
「不適切ってのは?」
「はい、詳しくは自分で見てみて」
説明するのも億劫なのか、エステラは俺に手紙を手渡し、疲れ切ったとばかりにテーブルに突っ伏した。
ジネットがお茶を持ってきて、隣にチョコチップクッキーを置いた。
うん。光の行進の準備してた時に作り置きしておいたヤツだ。
ハビエルのお金で作り放題だったから。
「ヤシロ君。私にも見せて★」
わぁ、不機嫌そうな顔。
笑顔なのに、めっちゃ怒ってるのが丸分かりだぞ、マーシャ。
「これから楽しい楽しいツアーが始まるっていう時に、邪魔してきたんだぁ~、へぇ~、統括裁判所がねぇ~、へぇ~★」
めっちゃ怒ってる!
宣戦布告しそうな勢いで!
とりあえず、ルシアからの手紙をマーシャと一緒に読み進める。
「……はぁ」
「えっと、統括裁判所って、バカなの?」
マーシャが怒りを通り越して呆れ果てている。
それも仕方ない。
なにせ内容が――
『お前んとこ、なんか新しい施設作ったらしいな? 劇場? ははっ、そんな陳腐なものが劇場だなんて認めねーよ、バーカ。んでさ、そこでさ、なんかぁ~、変な出し物してんだって? 芝居? あはは、ウケる。芝居っていうのは伝統を重んじるもっと崇高なものなんですー! そんなチャラチャラしたヘッタクソな見るに堪えないものは芝居とは呼べまっしぇーん! でさ、でさ、でさ! そこで、なんか、知らないけどさ、人魚を賛美するようなことしてんだって? あれあれあれ? それってもしかして、王室批判? だって、そうでしょ? 人魚が素晴らしいって持ち上げてさ、人間が人魚の下みたいな扱いだよね? あまつさえ、人魚がさ、あり得ないけどさ、王室に嫁ぐ? みたいな話なわけでしょ? マズいなぁ~、それはマズいよ、うん、マズいマズい! それって、人魚が王室に入り込んで勢力伸ばしてさ、裏からこの国を乗っ取ろうって魂胆、透けて見えてない? えっ、まさかと思うけど、国家転覆を狙ってたりするの!? 人魚と組んで、この国ひっくり返したい感じ? うわっ、うわっ、うわっ! それはヤバいよ~! 重罪だよ~! まぁまぁまぁ、言い分はあるんだろうけど、こっちにはいろいろ証拠揃ってっから、言い逃れとか出来ないから、おとなしくその派手で破廉恥な劇場モドキ、さっさと潰した方がいいんじゃないかな~? どうなっても知らないよ~?』
――みたいな内容だったのだから。
「『内容が~みたいな内容だった』って、語彙力消失するくらいに呆れる内容だな」
「君の語彙力を奪い去るとは、なかなか大したものだね、統括裁判所のくだらなさも」
エステラも、乾いた笑いすら出ない心情らしい。
まぁ、ここまで見え見えの圧力掛けてこられるとなぁ。
任務に失敗して、面子に泥を塗られて、あまつさえ教会から名指しで非難されたことでハーバリアスにまで迷惑をかけてしまった。
となれば、せめてハーバリアスのご機嫌を取るために、諸悪の根源となった三十五区と三十七区の新しい劇場をぶち壊して、十一区の劇場の脅威を取り払い、劇場が潰れて途方に暮れる脚本家(俺)を引き抜いて、当初の目的だけでも達成させて、なんとか面目躍如、面子だけでも守ろうかって感じなんだろうが、思惑が透っけ透けで透けて見えてるっつーの。
「もうちょいうまく取り繕えないもんかねぇ?」
「それが出来ないから、下っ端なんじゃないかな、この貴族は」
と、手紙の中でルシアが名指しした今回の首謀者の名前を指さす。
『タカメーノ・オットマン』
「足置きじゃねぇか」
「家名はどうでもいいんだよ」
「あと、高めだと腰に負担がかかるんだよな」
「だから、名前はどうでもいいんだってば」
「でもこれ、低めだったらヒザに負荷がかかってさぁ」
「もういいって、オットマンの話は。……リカルドがオットマン大好きだから、ボク使わないようにしてるんだ」
「どこで張り合ってんの、お前?」
「何か偉そうじゃない? オットマンに足載せて踏ん反り返ってるのって?」
「まぁ、リカルドごときじゃ、そういうポーズでもしないと、威厳を演出できないんだろう」
「そうそう。そういう風に見えるから、ボクはなるべく使わないんだよ、オットマン」
「でも、執務疲れの時とか、数秒足を伸ばして体を寝かせると気持ちいいぞ」
「そうなんだよねぇ……使いたいは使いたいんだよ。でも、リカルドっぽく見えない?」
「人がいない時にだけ使えばいいんじゃね?」
「そっか。じゃあ、今度ゼルマルにちょうどいい高さのオットマンを作ってもらうよ」
「エステラ様。まんまとオットマンの話に載せられています。まぁ、現実逃避したいお気持ちは重々理解できますが」
と、エステラの背後に立つナタリアが話を元に戻そうとする。
まぁそうだよな。
ここでダラダラ話を逸らして現実逃避してると、隣の人魚が爆発して暴走しかねないもんな。
「これって、メンツを潰されてムカつくから港の劇場を潰すって宣言、だよね★」
わぁ、星が漆黒。
いや、深淵か?
こんな黒、見たことない。
黒にも300種類くらいあるのかねぇ。
「だったら、返り討ちに遭って潰される覚悟くらい、出来てるよね?」
「いや、マーシャ。気持ちは分かるけど、ちょっと落ち着いて……ほら、ヤシロからもなんか言ってあげてよ」
と、事を穏便に収めようとするエステラ。
だが――
「いや、潰しちまおう」
「ヤシロ!?」
だってよ、計画段階で潰しに来たんじゃねぇんだぞ?
金も時間も使って、浸透させて、これから利益を上げて赤字を取り戻すぞ~って段階で「それダメだから!」って他所から口挟み込んできて、脅して潰そうとしてんだぞ?
「それは、やっちゃダメなヤツだろう?」
「く、黒い……ヤシロの背後に真っ黒なオーラが見える……っ!」
こっちが、どれだけ頭使って、時間使って、金も人材も使って作り上げたと思ってるんだ。
あの劇場がなくなることで、どれだけの人間に影響が出ると思う?
ようやく収入源を手に入れたイーガレス家や、誇りを取り戻したベッカー家。
そして、その両貴族の成功を目の当たりにして、それぞれの区の領主にすり寄ってきた貴族たち。
領主の味方に付く貴族が増えれば、領主は力を増す。
その増した力でこれまでの慣習を壊して街の、ひいてはこの国の防衛力を高めようと、人魚まで巻き込んだ壮大な計画の、その第一歩を、くだらねぇ面子がどうとかこうとかって難癖で潰そうとしやがったんだぞ?
企んだんじゃない、もう行動を起こしやがったんだ。
「潰すなんて脅しを使っていいのは、潰される覚悟があるヤツだけだ」
幸いにして、この統括裁判所の下っ端貴族は、ハーバリアスに縁故のある貴族じゃない。
今回の嫌がらせのために白羽の矢が立った、使い捨てのバカ貴族だ。
いいだろう、ハーバリアス。
お前の思惑に乗ってやるよ。
どうせ、自身にダメージの出ない下っ端でこっちを試してるんだろう?
よぉく、見ておけ。
一段高いところでふんぞり返って、損得しか計れないその濁り切った両目をしっかり見開いて、事の成り行きと、こちらの鮮やかな手腕と、火遊びした者の末路をな。
「それで、今回の件で不満をため込んでいる連中のガス抜きも出来るだろう」
ハーバリアスを潰すのは、この国的に考えて得策ではない。
だが、ハーバリアスを封じ込めるために木っ端の貴族を潰すくらいは問題ないだろう。
なぁに、言い訳はいくらでも出来る。
こっちは降りかかる火の粉を払うだけなのだから。
「エステラ、ルシアに手紙を書いてくれ」
統括裁判所とハーバリアスを黙らせるために、矢面に立ってくれ――ってな。
「……ヤシロ、顔、怖ぁ」
うっせぇよ。
「俺は常日頃思っている」
努力を誇るようになったら、人間は終わりだと。
目標に向かって、目的を達するために努力をするのは当然で、その努力の量しか誇れるところがなくなった時点で、そいつの目標はもう二度と達成できないだろうと。
努力の価値は、他人に認めさせるものではなく、自分の心の中にだけ、秘かにためていき、自分の誇りにするものだ。
「とはいえ、だ」
他人の努力を無価値だと決めつけて、何も知らないくせに平気で踏みにじってくるヤツは最低だ。
「クズだ、ゴミだ、ヘドロだ、汚物だ!」
その人の功績や才能が、語られることのない、途方もないような努力の積み重ねであることも知らず、知ろうともせず、「いーなー、俺にも力貸してよー」とタダ乗り上等、「対価? なんで、出来んだからやってくれりゃいいじゃん」「は? ダメなの? ケチだなぁ」なんて言うヤツは細胞レベルに分解されて霧散してしまえばいいとすら思っている。
「簡単そうに見えることを、簡単そうにやってのけるのがどれだけ大変か……、その裏にどれだけの苦労と努力と試行錯誤と挫折の危機があったか……、そんなもんを分かろうともせず目に見えているものだけを見て『楽してる』とか抜かすヤツは滅びればいい!」
自分が理解できないものを「悪いもの」「くだらないもの」「気に入らないもの」と認定して見下し叩き破壊しようとするヤツなど――
「ゴミムシに捨てられるゴミになってしまえばいい!」
「えっ、ゴミムシが捨てるゴミなの!?」って驚けばいいのだ!
「……はぁっ、はぁっ」
「あ、……熱い、ね」
「なんや、過去にイヤなことでもあったんやろか?」
いやなに、こっちが袋小路の中で必死にもがいて見つけ出した抜け道を、あとから来て「あ、それもナシね」とかいうヤツが多過ぎてな……どれだけ苦労をさせられたか。
「それがダメだと思うなら、事前にその可能性に着眼して前もって言ってみろ! 後出しジャンケンしか出来ないくせに、デカい顔してんじゃねぇーよ、バーカ!」
「……個人的に、特定の何かに対する怒りがある模様」
「お兄ちゃん、過去にいろいろあったですね」
「ヤシロさん。ホットミルクをお持ちしましたので、一度落ち着かれてはいかがですか?」
俺の目の前にホットミルクが置かれる。
ハチミツの甘い香りが湯気に乗って鼻に届く。
「……とまぁ、そういう理不尽に怒れる者は多いであろう」
「君だよ、一番怒り狂ってたのは」
「いやいや、マーシャだって、ずっとうんうんって頷いてたし」
「ムカつきの限界を超えたら、物理的にサヨナラします☆ させます★」
「君たちは、何か行動を起こす前に必ず、いいかい、か・な・ら・ず、ボクに一報を入れるようにね! 何の目的で、どんな方法で、何をしようとしているのか、ちゃんと説明してね!」
「「気が向いたらね★」」
「星が黒いよ、二人とも!」
エステラが俺とマーシャを「めっ!」っと叱りつける。
「まぁ、とりあえず、放置は出来ない。それはお前も一緒だろ?」
「そうだね。この後ずっと粘着されて、足を引っ張り続けられるのは御免だよ」
「だよな。脚は引っ張るものではなく、頬擦りするものだ」
「はい、今日スカート短い人、気を付けて。ほら、ロレッタとカンパニュラはヤシロからあと四歩離れて」
誰彼構わず頬擦りなんぞするか。
「でも、太ももと太ももで顔をぎゅっと挟んでもらいたい時は、たまにある」
「あは~、キャルビンと同じこと言ってる~☆」
「じゃあ、今のはなし。冗談だ」
「もう手遅れだよ、ヤシロ。いや、ヤシビン」
やめろ、エステラ。
縁起でもない。
「はい、ヤシロさん。柔らかい求肥でくるんだバニラアイスですよ」
「こんなもん作ってたのか?」
「以前ヤシロさんがマグダさんに話してあげたんですよね?」
俺の故郷にはこういうのもあるぞってな。
「それを、おねだりされました」
「で、作っちまったわけか」
「はい。とても美味しそうでしたので」
俺の目に前には、日本で売られていたバニラアイスを求肥でくるんだ、大福アイスが鎮座している。
「あったかいミルクと冷たいミルクが並んでるな」
「あ、そうですね。ふふ、端から端まで全部食べですね」
いや、そんな温度の端から端とか、制覇しなくていいから。
「で、美味かったか?」
「はい。味見をして、ちょっとビックリしてしまいました」
つまみ食い済みっと。
「マグダは?」
「……お勧めする」
満足いく味だったと。
「わぁ、いいなぁ。ヤシロ、半分ちょうだい?」
「エステラさんの分もありますよ」
「ホント!? やった!」
「エステラ様、半分ください」
「ナタリアさんにもお持ちしますね」
「ありがとうございます。――その上で、エステラ様、半分ください」
「なんでさ!? 一個で満足しなよ」
なんとも、うまく話を逸らされてしまった。
でも、マーシャはまだくすぶってるな。
「まぁ、安心しろ。なにも殴り込んで大暴れするつもりはない」
「そこは信用してるよ。……もうウィシャートの時みたいな危険な綱渡りは御免だからね」
「エステラの大根芝居のせいで、全部バレそうだったもんな」
「いやいや、アレは迫真の演技だったよ! ねぇ、ナタリア?」
「うっわ、同意求められた、目、逸らしとこ」
「態度はともかく、せめて敬語は崩さないように!」
いや、態度もダメだろ。
なんで「態度はともかく」なんだよ。
自由過ぎるぞ、クレアモナ家。
「ただ、こちらでちゃんと手を打たないと、三十五区が経済的に大打撃を喰らうことになる」
もし万が一にも、統括裁判所が言い出した「国家転覆を目論んでいる」なんてもんが既成事実化しちまったら、ルシアは捕らえられ、劇場は潰され、三十五区はハーバリアスの息のかかったどこぞの貴族に乗っ取られるだろう。
「今、ランドリーハイツに来ている連中の帰る家もなくなるかもしれない」
「ルシアさんを、国家転覆の大罪人になんかさせられないよね」
「そうじゃなくても、『王族に異を唱える芝居だ』なんて吹聴されてみろ、それを見に行くことすら不敬と捉えられ、客が誰も寄り付かなくなる」
「それは悲しいです! お客さん、みんなチャレンジャーズを応援してたです! あたしには分かるです、あの応援は魂からの応援だったです!」
盛り上がる三十五区劇場を見てきたロレッタが熱弁する。
だが、どんなに好きでも「王族に思うところがあるのか?」なんて言われりゃ、誰も見に行けなくなる。
「なので、まずはそのろくでもないことしか吐き出さない口を封じなければいけない」
「策はあるの?」
「ある。ただし、かなり大掛かりになるし、四十二区と三十五区の領民たちの協力が必須になる」
「領民を巻き込む規模なの?」
当たり前だ。
言論を封殺しようとしているヤツを返り討ちにするんだぞ?
オーディエンスの力は必要不可欠。
世論という武器で叩き潰してやらねばいかんのだ。
「その結果、ケンカを売ってきた統括裁判所はかなりのダメージを喰らうことになるだろうが……向こうの力をそのまま跳ね返した結果だから、そこは俺たちの責任ではない」
それくらいしないと跳ね返せないような、強力な攻撃を仕掛けてきた向こうが悪い。
「時間との勝負になる。使える人材を集め、有無を言わさず協力させろ。今から行動を開始するぞ。行動が遅れれば、その分こちらが不利になる」
今すぐ種をばら撒いて、機が熟した時に一気に収穫するのだ。
「マーシャ、遡上ツアーが少し延期になるが……」
「うん、分かってる。その鬱憤を抱えて大暴れすればいいんだね☆」
「違う! 全然違う! もう少しだけ、暴走しそうな人魚たちを抑え込んでおいてくれ! 特に、お前を!」
「えぇ~、自信な~い☆」
人魚が暴れたら、俺の計画がパーになるんだよ。
とにかく、人魚の抑え込みは任せた。
任せたからな!
「諸君たちに褒美を与えよう」
俺は、大至急集めたムキマッチョどもに笑顔で話しかける。
「いらん。薄ら寒いわ」
ウッセが酷いことを言う。
めそめそ。
「マリン主任、ごめん。お前たちが楽しみにしていた遡上ツアーダメになるかもしれない」
「えぇ~、悲しぃよぅ~……めそめそ」
「ばっ、おまっ!? そーゆー手段は、ここでは、あの、衆目の……ちっ! 何すりゃいいんだよ!?」
ウッセが怖ぁ~い。
「遡上ツアー、人魚に思うところがあるかもしれない三十四区に行くから、頼りになる強い護衛が欲しかったんだけどなぁ~」
「わぁ~、私も、頼りになる人が一緒に行ってくれると、とっても安心できるなぁ~」
「分かった! それも引き受けてやるよ! ……しゃーねぇーなぁ」
「いや、狩猟ギルド! それは俺たち大工が請け負ってやる!」
「おう! 腕っぷしじゃ負けねぇぜ!」
「ザケんな大工ども! 大工ごときが狩人に腕っぷしで勝てるつもりか!?」
「腕っぷしという話なら、俺たち木こりも黙ってねぇぞ!」
「ウッセェ! 木こりは馬鹿の一つ覚えみたいにお嬢様でも愛でてろ!」
「てめぇ! お嬢様をバカにするのか!?」
「テメェらをバカにしたんだよ!?」
「やだぁ~、メンズが怖ぁ~い」
「あんたらもメンズなんさよ」
ノーマの冷ややかなツッコミが乙女に刺さる。
うん。なんなら乙女が一番怖いしね。
「はいはーい! 静粛に! ちょっと話を聞いてくれるかい?」
エステラが「パンパン!」と手を叩いて注目を集めようとするが、ヒートアップした筋肉どもは鎮まらない。
誰かをぶん殴らなければ、頭に上った血が収まらないのかもしれないな。
「エステラ様を蔑ろにするとはいい度胸です。いいでしょう、私がお相手いたします。――気の済むまで」
「おいみんな、静かにしろ!」
「領主様のお声を傾聴するんだ!」
「全員着席!」
「正座だろうが! 領主様の前だぞ!」
ナタリアの一声で、一瞬で静かになった。
さすがナタリア……というか、さすがバカばっかの四十二区民。
「君たちは本当にいい性格をしているよね」
「「「それほどでもぉ~」」」
「褒めてないよ……まったく」
揃って頭をかく筋肉ども。
照れ顔を晒すな、暑苦しい。
「少し困った事態になってね、君たちに協力をお願いしたいんだ」
「「「なんでも言ってください! ついでに、頬擦りし過ぎて色褪せたこのメンコに着色してください!」」」
「嬉しいのと、怖いのを同時に寄越してこないでよ……」
大工どもの持つメンコは、すっかり色褪せていた。
それ配ってから、まだそんなに日は経ってないだろ!?
どんだけ頬擦りしてんだ!?
「で、こんなメンツを集めて……」
ウッセが、集まった筋肉たちをぐるりと見渡す。
「――どこを叩き壊そうってんだ?」
これだけの筋肉自慢、力自慢を集めれば、そう見えるのも仕方ない。
仕方ないんだが――
「物騒な顔をすんなよ」
「顔は生まれつきだ!? ……物騒な顔ってなんだ!?」
怖いんだよ、お前の顔は。
「え~っと、まぁ、顔ぶれが顔ぶれだけに誤解があるかもしれないけれど――」
と、エステラがなかなか失礼なことを悪気なく口にする。
お前ら、領主様が「怖い」ってよ。
公式認定だぞ、やったね☆
「さっきヤシロが言ったように、諸君にはご褒美をあげたいと思うんだ」
「褒美?」
「光の行進の時とか、まぁ、それ以前からだけど、君たちは四十二区の発展と治安維持に大きく貢献してくれている。その恩をまとめて返そうと思う。まぁ、それだけで返しきれるとは思ってないけどね」
「いや、そんなこと言われちゃ……なぁ?」
「こっちの方こそが、返しきれないほどの恩をもらいっぱなしだぜ」
「あぁ。微笑みの領主様のおかげで、こっちは真っ当な生活が、いや、それ以上に今までで感じたこともないような充実感と達成感を味わってるんだ」
「給料も増えたしなぁ」
「飯も美味いし」
「可愛い子多いし!」
「四十二区最高!」
「領主様バンザイ!」
「……みんな」
感謝を述べたら、何倍もの感謝を返されたエステラが涙ぐむ。
「「「ぺーったん! ぺーったん!」」」
「そーゆーよくないところばっかり吸収するのはどうかと思うけどね!」
そして、一糸乱れぬ領主コールに涙腺が崩壊……あ、してないか。
「そもそも、領主コールじゃないよ、これは!」
と、俺を睨むエステラ。
怖い怖い。
「まぁ、ご褒美といっても、ちょっとしたバカンスにご招待するだけなんだけどね」
「バカンス? ……このメンバーでか?」
ウッセが、ものすご~く嫌そうな顔をする。
「一個の馬車にギュウギュウに詰め込んで外周区を一周させてやろう☆」
「拷問じゃねぇか!?」
「乙女ども、飢えた獣に気を付けろよ☆」
「「やだ~☆」」
「「ウェルカム☆」」
「怖ぇのが一定数いるなぁ、おい!?」
「まぁ、ヤシロのは冗談だけど」
話が脱線するから、しばらく黙ってろとか言われた。
ひでぇのぉ~。
「三十五区に劇場が出来たことは知ってるよね? それに、港には噴水もある。その周りには美味しい料理を出すお店も出来てきてるし、区内に入れば大規模工事をしていて、それはそれで見ものらしいんだよ」
道を大きく掘り返して水路を作る大工事だ。
なかなか見られる物じゃない。
好きなヤツは好きな光景だろうな。
「それで、ちょっと遅れていたんだけど、噴水の完成祝賀会を盛大に執り行うことになったんだよ。祝賀会は、多くの領主たちが招待されているから、その護衛も兼ねつつ、君たちには三十五区での観劇や観光を盛大に楽しんでもらおうかと思っているんだ」
「観光ついでに護衛しろってか? とんだご褒美だな」
ウッセがからかうように言うと、狩人や木こりから笑いが漏れた。
嫌な感じはしない、「ちゃっかりしてやがるな、ウチの領主は」という親しみを感じる笑いだ。
そういう感じの方がお前らもやりやすいだろ?
なんの裏もなく純粋にご褒美をもらったら、恐縮するヤツもいるだろう。
「その代わり、旅行中の飲食はすべて領主が持つよ」
「「「マジか!?」」」
「ただし、三十五区内の飲食店に限るけどね」
「「「いよっしゃぁああ!」」」
「三十五区っていやぁ、海か?」
「海鮮で一杯! いいねぇ!」
「今回は海漁ギルドも正式に招待されているから、人魚もいっぱい海辺に集まるぞ」
「「「――っ!?」」」
声にならないざわめきが、ヤロウどもを包み込んだ。
「私たちも、その日は三十五区に行きま~す☆」
「よし、野郎ども! 領主様のご厚意に甘えるぞ!」
「「「おう!」」」
マリン主任の言葉にウッセが食いつき、狩人や大工、木こりの一部もそれに食いついた。
乙女連中は、人魚には食いつかなかったなぁ。
よし、だったら。
「そういや、エステラ。港での式典だから、連合騎士団の連中も来るんだっけ?」
「そうだよ。編成されたばかりの、将来有望な若く精悍な騎士たちがね」
「狩るわよ、みんな!」
「「「おう!☆」」」
怖ぇーよ、乙女ども。
「式典の日はみんなで一斉に行くことになるけど、それ以降は三十五区限定ではあるけれど、十日分の飲食フリー券を発行するから、ちょっと遠いけど通ってみてね」
「まぁ、大丈夫だろう。四十二区最強と誉れ高い男たちだ。こんな距離は物ともしない。だよな?」
「「「あったりめぇーだ!」」」
「なんだったら、船も出すよ~☆」
海漁ギルドの全面協力。
初めてのクルージングで金をじゃぶじゃぶ落とさせよう作戦は頓挫することになるが、必要なら船も出すと、エステラとマーシャと話し合って決めた。
「……いや、船は、ちょっと……」
一部の乙女と大工が難色を示す。
いや、顔色を失う。
あぁ、あれか、超高速船に乗った連中か。
大丈夫大丈夫。
今回は優雅なものだから。
「あと、三十五区にヤシロ考案の『とんでもない施設』を建設するから、四十二区に導入される前に体験することをお薦めするよ」
エステラのあざといウィンクに、一同が声を上げる。
まだ誰も知らない、俺の頭の中と書き起こした設計図の中にしか存在しない新しい施設。
その建設を任されたウーマロとノーマが瞳をキラッキラさせている。
じゃあ、まぁ、せいぜい目立ってくれよ、四十二区筋肉部隊。
特に乙女には、特別任務があるからな。
……対価として、素敵やんアベニューの年間フリーパスとか、リカルドの金でプレゼントしてやろう。そうしよう。
というわけで、リカルドに許可を取りに来た。
「リカルド~、承認印ってどこにある?」
「教えるか、バカ!?」
「特にテメェにだけは絶対教えねぇよ」とか失敬なことを抜かしやがる。
このやろう……
「そういえば、初めて来た時とは比べられないほど早く通されるようになったよなぁ、この館」
「あぁ、そういえば、君と初めてここに来た時は、門の前で随分と待たされたっけ」
「いつの話をしてやがる!?」
チクチクとエステラに責められて焦るリカルド。
まぁ、そう心配すんな。
「もともと好感度なんかマイナスなんだから、これ以上嫌われようはない」
「そんなことねぇわ!」
「どこから来るのさ、その根拠のない自信?」
「君がいつ、ボクに好感を抱かれるようなことをしたのさ?」とか、エステラが冷ややかに言い放つ。
「でもまぁ、思い返してみれば、リカルドはエステラにって、いろいろ行動を起こしてるよな」
「お、分かるか、オオバ! お前から言ってやってくれ、俺がエステラにしてやったこれまでの数々のことを!」
「『微笑みの領主』の命名、ブーブークッション未遂……」
「今までありがとう、リカルド」
「ちょっと待て、エステラ! つーか、テメェはもう口を閉じてろ、オオバ!」
「あと、特に何もしてなくても存在がウザい」
「確かに」
「口を閉じろと言ってるんだ、オオバ! で、何が『確かに』だ、エステラ!?」
リカルドがバンバンと机を叩く。
一番大きな音を出したヤツが強いとか、サルの世界でしか通用しないルールだからな?
知らないかもしれないけど。
「で、リカルド、頼みがあるんだが」
「テメェ、よくこの流れで頼みなんて言葉が口に出来たな!? 人に物を頼む態度か、それが!?」
「じゃあ、言い直す。リカルド、命令がある」
「何様だ、テメェは!?」
両腕でクソデカい執務机をひっくり返すリカルド。
うっわ、すっげ。
絶対重たいだろ、これ?
「お前、パワー上がってないか?」
「お? 分かるか? 実はな、弓の威力を高めようと、新たなトレーニングを取り入れたんだ」
「どんなに努力しようが、マグダの足元にも及ばないのに」
「んなことたぁねぇよ! いつか、種族差をも覆して上に立ってやる!」
「今は、すごく下だもんね」
「誰があんな小娘の下だ!? 領主はもっとずっと上だ!」
「未成年相手に地位とか権力振りかざしてムキになるなよ」
「お前らがそうさせてんだろうが!」
「いや、君の器の小ささが原因だよ」
「ちっちぇなぁ、顔はデカいのに」
「デカくねぇわ!」
「エステラ、隣に立ってみ?」
「エステラが小顔なんだよ! ……こいつは、見てくれだけは、なかなかのものだからな」
「どうしよう……統括裁判所に提訴しようかな?」
「今その統括裁判所と揉めてんだろうが、テメェは!? 肌寒そうに両方の二の腕をこするな!」
「……ったく!」と、リカルドが、自分で倒した執務机を持ち上げ…………られない。
「起こせないなら倒さなきゃいいのに」
「じぃー!」
あんなジイサンに手伝わせんなよ、可哀想に。
「心配には及びません。年齢を重ねようと、このシリウス、老いてはおりませぬ」
「いや、めっちゃ老いてんじゃねぇか」
「恋の炎は、いまだ消えず!」
なんで俺を睨むんだよ。
この祖父さんは、四十二区の運動会で麹工場のバーサに一目ぼれして以降、何かと俺をライバル視してくるのだ。
……俺は狙ってねぇってのに。
なんならもう、さっさとくっついて他所に意識向けないように繋いどいてくれねぇかな。
「爺、そちらを持ってくれ」
「ふむ……これは、腰を言わせそうですな」
「ジジイじゃねぇか」
老いっ老いじゃねぇか。
「しょうがねぇなぁ」
「おっ。オオバが手伝ってくれるのか?」
「もう、机この向きで仕事しろよ」
「出来るか!?」
自業自得だろうが!?
「まったく、何やってんだい?」
ドアを開けて魔獣が入ってきた。
「ヤバい、死んだふりしろ!」
「いや、メドラさんだよ」
「魔獣よりおっかないヤツじゃねぇか!」
「あはは! 確かにな!」
「……なんだって、リカルド?」
「オオバが言ったことだろうが!?」
「ダーリンのは、ただの『いじわる☆』だよ。聞いたところによると、男の子は、気になる女の子にいじわるしたくなるらしいじゃないか……キャッ☆」
ぎゃっ★
なんか飛んできた★
防御不可の即死攻撃とか、昔のクソゲーでもなかなかお目にかかれない鬼畜仕様だぞ。
「それで……っしょっと、話は進んでいるのかい?」
ジジイが腰を言わしそうで、一段と鍛えたと豪語した筋肉自慢が一人で持ち上げられないクソデカい重たい執務机を片手で持ち上げるメドラ。
やっぱ、努力じゃどうしようもない壁があるよなぁ、この街には。
「リカルドがハンコを隠すんだ」
「隠してんじゃなくて、何をさせるつもりなのかを聞かせろと言ってるんだ!」
「金物ギルドの乙女たちがいるだろ?」
「あぁ……あの、濃い連中か」
「え、なに? 『恋しい連中』? よし、そう伝えといてやろう」
「言ってねぇわ! あのオッサンどもがなんだっていうんだよ?」
「オッサンじゃないよ、リカルド。彼らは、乙女なんだ」
「おい、エステラ。自分の発言に矛盾を感じないか?」
「四十二区では、乙女といえば彼らのことなんだよ。それはメドラさんも認めてくれてるよ」
「あぁ。確かに見てくれはそこらの軟弱な男が腰を抜かすほどたくましいが、あの子たちは間違いなく乙女さ。アタシが保証してやる」
以前、メドラが精霊神に認められた乙女だって話をした時のことを持ち出して、ここに来る前にメドラに「金物ギルドの乙女連中も乙女だよな?」って確認を取っておいた。
メドラは「もちろんさ! 乙女とは、自身を乙女だと信じ、乙女であろうと努力する者たちすべてを指す言葉なのさ!」って太鼓判を押してくれた。
異論があるものは、メドラまでどうぞ☆
「で、あのオッサンども――」
「乙女」
「ちっ、何をこだわってやがんだよ……わぁったよ。その乙女どもがなんだってんだ?」
「あいつらを綺麗にするために、金を出してくれ」
「無駄金もいいとこだ!」
折角メドラが起こしてくれた執務机を蹴り飛ばす。
行儀の悪い。
おいおい、「ドブに捨てる方がまだマシだ」とか、酷いだろう、さすがに。
「あいつらに、素敵やんアベニューの各店で使える、年間フリーパスをプレゼントしてやってくれ」
「なんでだ!?」
「今回、あいつらには一肌脱いでもらう予定なんだよ」
「やめろ……あの連中の顔を思い出している時に一肌脱ぐとか言うな……想像しちまっただろうが」
「リカルドのエッチ」
「これがエロい顔に見えるのか、エステラ!?」
「エロい顔をこっちに向けないでくれるかい?」
「エロくねぇ! もういい、話を続けろ、オオバ」
「あいつらに入浴シーンをサービスしてもらおうかと思ってな」
「なんの拷問だ!?」
「もちろん俺は見ない、絶対に、見ない!」
「誰も見たかねぇわ、そんなもん!」
だが、それが重要なファクターになるのだ。
「まぁ、リカルド。いいから黙って金を出しな」
「メドラまで、何を言ってやがる?」
「どうしてもって望むなら、アタシから乙女たちに『一緒に入ってやってくれ』って頼んであげるから」
「いらん!」
「あの乙女たちは、それだけの仕事を任されてんだ。このダーリンにだよ? あんた、それに協力できるなんて、すごいことじゃないか」
リカルドがじろりと俺を見る。
まぁ、ここでごねられても、ヘソを曲げられても困るし、何よりこんな序盤も序盤で足踏みするわけにはいかない。
なので、頭くらいいくらでも下げてやろう。
「無茶は承知で頼む、リカルド。この通りだ」
「「「なっ!?」」」
俺が素直に頭を下げると、リカルドだけでなく、メドラとエステラまでもが声を上げた。
あ、執事の爺さんは静かに床に倒れやがった。
驚き過ぎてぽっくりいっちゃった?
驚き過ぎだろう。
「無茶は承知で、それでも通さなきゃいけないんだ。それも、可及的速やかにな」
「…………マジか。あのオオバが」
頭を下げた俺を、思いつめたような真剣な目で見つめるリカルド。
「内容を話せ。事と次第によっちゃ、全面協力を約束してやる」
「リカルド――」
聞く耳をこちらに向けたリカルドには、はっきりと言っておかないといけない。
「最初からお前に拒否権とかねぇから」
「あるわ! あるはずだ!」
まぁ、とりあえず、話を聞かせて、絶対に抜けられないポジションにねじ込んでやった。
拒否するなら、四十一区を飛ばして四十区と連携を強化するって言ってな。
さぁ、明日は三十五区だ。
あとがき
DOMO! MIYAJI DESU!
Σ(゜Д゜;) 80年代の近未来感!?
さぁ、本編がにわかに盛り上がってまいりました!
いろんな人、巻き込んじゃうぞ~☆
……私、ずっと、
「にわかに」って、
なんか、それとな~く、とか
徐々に、とか
しずか~に、でも着実に、とか、
そんな意味で使ってたんですが
「にわかに」は「急に!」って意味なんですね(^^;
いや、にわか雨って、
だいたいパラパラじゃないですか。
なので、「大してすごくない」イメージがついちゃってたんでしょうね~
これまで、どっかで間違って使ってた気がします
で、校正さんに指摘された気もしてます
(^^;
「にわか」が「急に」という意味だとしたら――
「いや~、今朝寝坊しちゃって、寝癖がさ~、あぁラーメン食べたい!」
「どうした、にわかに!?」
みたいな使い方が出来ると?
朝出会っていきなり――
「おい、このにわかヤロウ」
「お前だよ、にわかヤロウは」
――って返しが成立すると?
A「あのラーメン、いとヤバし!」
B「にわかに古語!?」
C「やにわに便乗!?」
D「あな、あやし!」
E「わけもいざ知らず、さもありなん!」
みたいなことにも!?
(≧▽≦)/
一応、現代語訳(意訳)
A「あのラーメンうまそう!」
B「急に古語!?」
C「って言ってるそばから便乗!?」
D「なんじゃ、こいつら!?」
E「よぅ分からんが、そりゃそう言われるわ」
――意訳です☆
A「なんだよ、にわから棒に!?」
B「藪から棒みたいに言うな」
とか!(≧▽≦)
…………あれ、こんなキャラ、そのうち出てきそう?
あ、三十三区領主様はこういうタイプじゃないので、また別の人に適用させたいと思います。
書くのが面倒になったらフェードアウトさせればいいだけですし……ふふふ、ネックとチックのように!
(あいつら、面倒なんですよねぇ~、特に英語得意でもないですし、私)
……え、まって。
パイオッツァーの古語バージョンとか、出来る?
いえ、ほら、英語バージョンが案外うまいことハマったので…………やってみましょうか?
あ、本編のストックヤバいんでしたっけ?
はい、書きます!
動画は少しお休みですね、はい、すみません。
年末年始遊び過ぎてすみません。
ほとんど家から出てませんでしたけれども!
初詣とか、行かれましたか?
私はここ数年、ちょっとご無沙汰です。
おみくじも引いてないですし
お守りも、お返しして御焚き上げしていただくことなく、
今年も継続でおそばにいていただくことになりました(*´ω`*)
これだけ一緒にいると、もはや家族ですよね。
開運・厄除けのお守りをずっと持っていたんですが、
昨年そこへ、「交通安全・身体健全」のお守りが追加されまして
車、気を付けます☆
母「後ろ見ててな~」
車「ピー、ピー、ピー、バックします」(どん!)
兄「あたった~!」
母「遅ぉーい!」
……アレ、免許取るまで笑い話にしてましたけど、
シャレにならない怖い話だったんですね……(・_・;
ゼッタイぶつけないぞい!
(≧▽≦)/
いやいや、フリじゃなくて
いやいや、いやいや。
そうだ!
乗らなきゃ事故に遭わない!
(≧▽≦)/
……最近、まったく乗れてませんで、
早速ペーパードライバーです
今年こそ、乗るぞ!
トライクっていう三輪バイクが気になってましてね?
車の免許で乗れるらしいんです
めっちゃ楽しそう(≧▽≦)
まぁ、今は寒いので、
温かくなったら、何かアクティビティなこととかしてみたいですね~
今年はどんな一年になるのやら
楽しみです
変わらないことは、異世界詐欺師を書き続けることで、
それ以外がいろいろ変化あると楽しいですよね~
去年の今頃は、まさか自分がユーチューバーになってるとは思ってもみませんでしたし(笑)
免許取るとも思ってませんでしたし
しかも、令和7年7月7日ですよ、交付日!
777のゴールドカードです!
こんなもん、金運爆上がりでしょう
かっ\(≧▽≦)/も~ん!
え~っと、今日が1月20日
……もう20日!?Σ(・ω・ノ)ノ!
いまだに、年末の話をしておりますが、そろそろ今年を満喫していこうと思います!
今年あった出来事っていうと、
寒い冬の朝、
駅の自販機でホットミルクティを買って
エスカレーターに乗りながら飲んだら、
上りエスカレーターの結構前、上の方に
めっっっっちゃスカートの短い女子高生が乗ってて、
飲もうと思ってアゴを持ち上げた角度がまさにジャストミートで
「スカートの中に、ズームイン!」みたいな角度で
「ヤバい!」
って慌てて体ごと横を向きましてね
いや、マジで見えちゃいそうな角度だったので、
反射的に体が「ンバッ!」って反応して
そしたら、下りエスカレーターに乗ってた
別の女子高生とばっちり目が合いまして――
女子高生「ぷぷっ!」
って、笑われまして!
めっっっっっっっちゃ恥ずかしかったです!
JK「うわっ、オッサン焦っとるで! ぷぷぷー!」
( *´艸`)
って!?
恥ずい……(*ノωノ)
でもまぁ、
覗き込んだところを見られたんじゃなくて、よかった、ですかね?
宮地「うおっ、めっちゃスカート短い!(しゃがみー!)」
JK「もしもし、お巡りさん、この人です!」
みたいな展開じゃなくて、よかったかなぁ~(^^;
とりあえず、でかした、私の無意識! 自制心!
いやいや、
心では覗き込んでましたよ?
ただね、
実際にね、
目の前にね
「お前は、ワカメちゃんか!?」くらい短いスカートのJKが現れたらね
きっと逃げますって(^^;
オジサンセンサー「これは関わったらダメなヤツ!」
って!
……でもまぁ、JKに笑われたのは余計でしたよ、ねぇ、神様?
まったく、新年から
ちょっと楽しいハプニングを寄越しやがって☆
今年はなかなか、スリリングな一年になりそうです☆
……身が持たんわ(;゜Д゜)
お手柔らかに、お願いしたいところです、ねぇ神様?
ね?
お願いしますね。
次回もよろしくお願いいたします。
宮地拓海




