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妹が世界を征服したようです。 ~限定プリンは大事です!~  作者: 猫屋敷
第二章 激突! ハローワーク編!
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第14話

 式典が中止されたあとDQNは病院に運ばれて。幸い怪我は打撲だけだったと、あとから連絡が回ってきた。

 しかし、キモオタの口調も珍しく重く。


「上手く……いかなかったでござるなwww」

「ああ」


 俺達の脱出は結局失敗に終わった。というよりもあのような空気の中では、決行すらできず。


「……はぁ」


 深い溜息。俺は横目でキモオタを見ながら。


「ここを皆で脱出する方法はもうないのか」

「あるには……あるでござるがwww」


 意外にも奴には他に策があるようだった。

 それは状況を絶望視していた俺にはかなりの朗報で。


「ん? 何か考えがあるなら教えろよ」

「いや……しかしwww」

「……?」


 だがどういう訳かキモオタは言葉を渋る。もったいぶっているという感じではなく、むしろその提案を口にするのを避けているような。否、恐れているような。


「……」


 だから俺は奴をじっと見つめた。もし知っていることがあるなら何でもいいから教えて欲しい、そんな強い意志を込めて。


 すると奴は観念したかのように息を吐き出す。


「後悔……しないでござるか?www」


 ちらりと頭の中でいつかの宣言がよぎった。仲間達が笑っていられる世界、それを俺は取り戻す、と。


「ああ」

「……漢の顔でござるなwww ならばもう隠すことは致さんwww タクヤ氏よ、一つ訊くwww この施設に地下があることを知ってござるか?www」

「地下……? いや、ここにそんなものはないと思ってたが」

「まあ知らぬのも無理はないでござるよwww その区画は職員達も、超極秘トップシークレット扱いしておるからwww しかし、確かにこの建物に地下はあるのでござるwww そしてその場所にこそ、脱出の鍵はあり申すwww」

「詳しく……教えてくれ」

「承知www 実は地下にはとある存在が封印されているでござるwww」

「存在?」

「うむwww それは職員達が死に物狂いで何とか封じた魔物www この施設には一度、その存在のせいで崩壊しかけたという苦い過去があるのでござるwww」

「魔物……? それに強制職業斡旋所ハローワークを崩壊って……。ここは嫌われ者おれたちの中の精鋭ですら、脱出できないほどの墓場だぜ? あり得ねえだろ、そんなこと」


 懐疑的な俺にキモオタはちっちっち、と舌を鳴らして。


「それがあり得るのでござるよwww その存在を利用すればここからの脱出など造作もないことwww 疑うならその目で確かめてみる以外、方法はござらんwww まあタクヤ氏もあれを見れば、拙者の言葉が嘘でないことを実感するはずwww」

「……それで、地下にはどうやって行くんだ?」

「拙者も以前探したが、ここの内部に地下へと通ずる道はござらんwww なれば、おそらくwww 入口はこの建物の周囲にwww」

「そうか」

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