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第21話 『じしん』

魔王にもいろいろいるんです。

ほら、某、龍玉な邪悪竜にもいろいろいるじゃないですか。

この極東の地には古来から地震が多い。プレートや火山の活動が活発であるからだ。

地震はそれは別の世界においても最も恐ろしい災害として名を連ねている災害の王といっても過言ではない。

某ポケットでモンスターなアニメでは震災被害者への配慮として地震という技が封印されているくらいである。

だが今回引き起こされたのは地震ではない。


「ワシが引き起こしたのは地を揺らす『地震』ではない。時を操る『時震』じゃけんのお。」

そういってミダスはその腹をベルに向ける。そもそも正面から見ても醜悪な姿ではあったがその腹部ほどではない。

昆虫にしてはやけに多い脚かと思ったものは全てが歯。

その腹には縦に裂けた巨大に口がありその開いた口の隙間の中にも内側を向いた歯と、

幾つもの舌の様なものが唾液を垂らしながら蠢いている。


ベルは思った

余りにも醜いですわ。わたくし自身もモンスターに生まれましたけれども、これはあまりにも……

ってそうではありませんわっ。


「今すぐ妹たちを開放していただけませんか?」


「それがこのワシに頼む態度かっ、実に無礼な。……そうじゃなぁ。他のオスとの仔を残すのは気に食わんが、

条件次第では考えてやらんことも…」


「何かお間違いではございませんか?『頼んで』いるつもりではございませんの。

――――――苦しんで死にたくなければ今すぐ妹たちを解放しろ、そう『命令』しているのですわ。」


「貴様このわしに向かってなんという態度っ。半殺しにして犯しながら喰らってやるわ。覚悟せいっ。」


「そうですか。では、――――――お逝きなさい。」

すかいはーい

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