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『最果ての出汁聖女・れいな 〜追放されたけど、伝説の魔獣と呪われ騎士に究極スープを献上したら、いつの間にか最強の村ができました〜』   作者: Zacku


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第85話:『すべての次元を支配する運命の女神に「世界のバグだからデリートする」と言われましたが、究極の釜玉うどんで因果律ごとハッキングしてやりました』

皆様、いつも本当にありがとうございます!

魔王バラド様の故郷で、不味い生肉マウントを敷いていた自称・新魔王を「特製味噌煮込みうどん」の濃厚な旨味とコシで国ごと完全ざまぁ(救済)した前話、たくさんの「エプロン姿の魔王様の説教、説得力ありすぎるw」という熱い応援をいただき大感激です!

本日は、魔王領をフランチャイズ化して意気揚々とジャンプした我がサテライトワゴンが、なんと時空の最果て、すべての次元の始まりの場所『創世の神域』へと吸い込まれてしまいます!

そこで待ち受けていたのは、世界のシナリオを裏で操る、全宇宙サイズの傲慢な『運命の女神』様。

「うどんごときが歴史や未来をハッキングするなど、予定調和のシナリオ(データ)にないバグだ。世界ごと消去デリートしてやる」と冷酷に言い放つ絶対神に対し、職人聖女がこれまでの旅の集大成となる「究極の現場オペレーション」で、世界のシステムそのものを書き換えます!

因果律をも上書きする最終決戦ざまぁ無双、いってみましょう!

「――警告。世界のシナリオに存在しない『ネオサヌキ・うどん・パラドックス』を検知。これより創世のプログラムを発動し、当該のバグ車両および関連するすべての次元を初期化グランドリセットします」

星々が数式のように煌めき、無限の銀河が歯車のように噛み合う絶対空間『創世の神域』。

ワゴンのスライドドアを開けた私たちの前に立ち塞がったのは、宇宙そのものを纏ったかのように巨大な、光り輝く『運命の女神・フォルトゥナ』だった。

彼女の手にする「運命のメインサーバー」には、過去・現在・未来のすべての予定調和が書き込まれている。しかし、私たちが時空を超えてうどんをデリバリーし、大飢饉やディストピアをハッピーエンドに変えてしまったせいで、彼女の完璧なシナリオ(ルーティン)が完全に狂ってしまい、激怒しているらしい。

「ちょっと、そこの宇宙規模のワンマン社長さん」

ワゴンの運転席からコーラを持ったシン君が顔を出し、サイバーゴーグルを限界突破の10000%で光らせて冷淡にキーボードを叩いた。

「さっきから君の創世プログラムのソースコード(因果律)をスキャンしてるんだけどさ……。予定調和を守るために、民の『幸せになりたい』っていう自由なモチベーション(変数)を全部強制デリートしようとしてるよね。そんなの、ただの独裁的な不良OSだよ」

「――不敬な。私は絶対の神であり、私の段取り(プロトコル)こそがこの宇宙の秩序である。うどんという不合理な麺類によって世界の因果がねじ曲げられるなど、断じてあってはならない。消え去りなさい、バグどもめ!」

運命の女神が手を掲げると、全宇宙の質量を込めた消滅のデリート・ビームがワゴンに向けて放たれた。

「我が主のワゴンに指一本触れさせんと言ったはずだ、因果の操り人形め」

厨房の奥から、熱効率4000%の自動茹で機の湯気と共に、新ロゴのエプロンを着た魔王バラドが腕を組んで歩み出てきた。

その背後から、漆黒の極大暗黒魔法を展開し、神の光を真っ向から相殺ハッキングする。

「バラド様、ナイス防衛オペレーションです! ……運命の女神さん、神様のシナリオが絶対だなんて、現場のリアルを知らない経営者の妄想と同じよ!」

I'm checking out the order! 私はテボをパシッと鳴らし、ワゴンの全システムを120%解放した。

「女神さん! あなたが数字データだけで縛り付けたこの宇宙の因果律を、私たちの旅の集大成、究極の『茹でたて・ハイドロオペレーション』で完全に書き換えて(ハッキングして)みせます!」

今作るのは、極限の熱々さと圧倒的な爽快感が奇跡の因果を紡ぐ、究極の『特製・釜玉すだちうどん』。

最高級魔導天日塩で鍛え、すべての時空の魔力を吸い上げて覚醒した純白の麺を大釜で踊らせる。そして、茹ぎ上がる一瞬の熱々の状態で丼に盛り、地鶏の濃厚な卵黄を落として一気に絡める!

その上から、古代竜の島で手に入れた「神聖すだち」の果汁をキュッと絞り、超魔導帝国の技術で精製した黄金色の「特製だし醤油」を回しかける!

「セシリア様、全次元にこの香りを届ける段取りをお願いします!」

「はい、れいな様! 運命の女神よ、これが私たちの紡いだ絆の味ですわ!」

熱々の濃厚な卵のコクと、すだちの突き抜けるような清涼な香りが、因果律の壁を突き破って創世の神域全体へ爆風のようにデリバリーされた。

香りを嗅いだ運命の女神のメインサーバーが、あり得ない旨味データの濁流を検知して「ノイズ……!? いえ、これは宇宙の創造すら凌駕する圧倒的な『美味システム』……っ!?」と激しく点滅し始める。

「はい、お待たせしました! 茹でたて釜玉すだちうどんです! 運命を語る前に、この完璧なルーティンを啜りなさい!」

私が差し出した丼のうどんを、女神の分身であるホログラムが吸い込まれるように啜った。

「ズズッ! ズババババッ!」という全宇宙に響き渡る快音が鳴り響いた瞬間、女神の纏っていた冷酷な光が、一瞬で温かくて柔らかな黄金色のオーラへと上書き(ハッキング)されていった。

「――っ!!! な、何という因果の調和……っ! 熱々の麺に絡みつく濃厚な卵の『熱(情熱)』と、それを引き締めるすだちの『冷(冷静)』、そしてお出汁の旨味が、私の管理していた無機質なシナリオを、180度(最高沸点)の幸福な未来へと完全に書き換えて(アップデートして)いく……!」

運命の女神は、感動のあまり「運命の書」を落とし、大きな目から星の涙をボロボロと流して「今日から私も、うどんの段取りに従います!」と全面降伏(ファン化)を宣言。予定調和のデリートシステムは内側からお出汁の旨味で完全にバグらされ、完全自滅ざまぁするのだった。

「ふふ、れいな様。ついに全宇宙の頂点に君臨する絶対の神すらも、我がサテライトワゴンの圧倒的なコシの前には無力でしたわね!」

セシリア王女が、すっかり大人しくなった女神の横で、誇らしげに胸を張って微笑んだ。

世界のシステムそのものを極上の釜玉うどんで完全ハッキングし、全次元に「美味しい笑顔のオペレーション」を定着させた我が店。

多次元移動販売カーのエンジンは、全宇宙の神をも味方につけ、お腹を空かせたすべての次元の民へ最高の茹でたてを届けるため、終わりなき次なる時空のオペレーションへと向けて、最高のアクセルを爆音で轟かせるのだった!

第85話をお読みいただきありがとうございました!

ついに世界の黒幕(?)である運命の女神を「特製釜玉すだちうどん」の熱々と爽快さの完璧なオペレーションで完全ざまぁ(ファン化)いたしました!(大爆笑)

神様の計算した運命なんて、現場で鍛え上げたネオサヌキのコシと、皆様の応援という最高のモチベーション(変数)の前には一瞬で上書きされてしまいましたね!

そして、皆様に重大発表です!

本話をもちまして、第一部『時空ハッキング編』が堂々の完結となります!

運命の女神すらファン化させ、全次元のうどんの頂点に立ったれいな店長たちですが、サテライトワゴンの旅はまだまだ止まりません!

次からは、新章・第二部が開幕!

全宇宙のシステムをハッキングし、次なる時空へ舵を切ったサテライトワゴンが到着したのは、なんと『すべてのお肉と料理が擬人化して可愛い女の子やイケメンになっている、超グルメ異世界』!?

そこでは、傲慢な「高級ステーキの王」が、麺類を見下して市場を独占しており……!?

次の舞台は、まさかのグルメ擬人化世界で肉とうどんの究極の段取りハッキングざまぁバトルが勃発――!?

「女神様までファン化w」「最高の釜玉うどんオペレーション」「第二部の肉とうどんバトルも楽しみすぎる!」と思ったら、第一部完結の記念に、ぜひ作品へのブックマークと、評価の【星5】をポチッとお願いします!

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