第31話:『お出汁の香りは月まで届く。伝説の「月見うどん」を求めて、夜空に橋が架かりました』
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ついに31話……!24時間爆撃、ラストスパートの始まりです。
魔王と王女が和解し、地上に平和が訪れました。
ですが、れいなの探求心は止まりません。
今夜、天空の聖域から見上げる月が、いつもより黄金色に輝いている理由。
それは、この世界で最も美しい「卵」がそこにあるからでした。
「……綺麗。今夜の月、なんだか卵の黄身みたいね」
私がふと呟いたその瞬間、天空の聖域に異変が起きた。
クジラの鱗から立ち上る「七色のお出汁」の湯気が、夜空に向かって真っ直ぐに伸び、まるで月へと続く**「黄金の架け橋」**を作り出したのだ。
「れいな様、あれを! 月から何かが降りてきますわ!」
光の橋を渡ってやってきたのは、銀色の衣を纏った月の民の使者だった。
彼らの手には、透き通るような白さと、内側から発光する黄金の核を持つ「月の卵」が捧げられていた。
「地上に、これほどまでに清らかな『旨味』を放つ者が現れるとは……。月の女王が、そのお出汁にこの卵を落としてほしいと仰っております」
私は震える手でその卵を受け取り、究極のお出汁の中にそっと落とした。
白身がお出汁の熱でふんわりと花開き、黄金の黄身が月のように鎮座する。
「……できたわ。これこそが、本当の『月見うどん』」
一口食べた月の使者は、その場に跪き、涙を流した。
「……ああ。月の冷たさと、大地の温かさが、このお出汁の中で一つになっている。これぞ、宇宙の調和だ……」
その夜、世界中の人々が空を見上げた。
そこには、お出汁の湯気によって黄金色に輝く、美味しそうな満月が浮かんでいた。
第31話をお読みいただきありがとうございました!
ついに「宇宙規模」の月見うどんが完成しました。
次は1時間後、第32話!
月の民からのお礼は、なんと「時間」を操る調味料!?
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