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第41話 空を飛ぶ体験

「いくわよっ。GO」


飛竜に乗って命令すると、一気に上空に飛び上がる。

風が顔にぶわっと当たる。


「うわっ、すごい」


飛行機で飛ぶのとまったく違う。飛んでいる感がばっちり感じられる。

とにかくいい気持ち。


「さぁ、あっちへ飛んで頂戴」


くるりと旋回して飛行方向を変える。

ジェットコースターなんて比じゃないわ。

絶叫マシン好きなクリスとしてはたまらない体験。


「あれ、みんなどこだっけな?」


あまりに早く飛ぶからみんながどこにいるのか分からなくなってしまった。

どうしよう。どうしょう。


そうだ。飛竜君ならわかるかも。


「ね、元いたとこに戻って」


またくるりと旋回すると、ある1点に向かって急降下する。

ぐんぐんと森が近づいてくる。


「あ、いた」


見上げている公爵をはじめ5人を見つけた。

一気に減速して着地した。


「どうでした?」

「もう、最高っ。空を飛ぶって楽しい」


興奮した顔で報告すると、みんな嬉しそう。


「飛竜でひと飛びすれば、魔物の森の丘なんて、すぐですね」

「あ、その手があったわね」


でも、それだと私しか行けないか。

どうしよう。


「僕達は入口に戻っていますから、先にクリスさんだけ行くというのはどうでしょう」

「私だけ?」

「はい。目的は魔物の森の丘の占拠ですよね」

「そうだわ。私だけでもいいのね」


魔物の森の丘に、飛竜君と一緒に飛ぶ。

てっぺんに降りて、ガチャ神社を設置する。

入口に戻って、今度は順番にメンバーを連れて瞬間移動する。


「それが一番速そうね」

「でも、魔物の森の丘に何かいたら」

「飛竜が来たら、みんな逃げるって」


なるほど。

この子がいれば、大抵の魔物は逃げていくわね。


「決めた!先に私がいくわ。入口で待っていて」


そういうと飛竜に飛び乗って、上空に飛び上がっていった。


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