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第31話 特別サービスの中身

「うわぁー。本当にティーサロンなんだ」

「どうして、こんなところにあるの?」


4人の剣士はサロンの中を見渡して騒いでいる。


「いらっしゃいませ」

「あ、どうも」


革鎧に身を包み、鉄の剣を持った長身だけど童顔な男。


この人がリーダーね。


「4名様ですね」

「はい」


ゆったりと4人が座れる席に案内する。


「まずはこちらをどうぞ」


カフェではなくサロンなので、飲み物等はホストのクリスが選んで提供する。

これから、戦いに向かう4人には、集中ができるように今はリラックスするお茶を入れる。


「おい。大丈夫かな」

「高いんじゃないの?」


彼らはまだ冒険者になってそれほど経っていない。

お金に余裕ができると装備を強化してしまうのでいつも金欠状態だ。


「ご安心ください。ここはクリスお嬢様のサロンです。お金などいただきません」


ウエイトレスとして戻っているクララがこそっと教えてあげる。


「あの。先ほど言っていた特別サービスって何ですか?」


執事のエックハルトにリーダーが聞いてくる。


「はい。冒険者さんのパーティですよね。装備をもっと良い物にしたいと思いますか?」

「それはもちろんです。良い装備があれば、もっと強い魔物と戦えますので」


にっこりと笑って、お嬢様に伝える。


「こちらの方は、もっと良い装備をお望みの様です」

「そうですか。その願い、叶えてあげましょう」


最初のお茶を飲んでリラックスしたところで、ガチャの出番だ。


「4名様でこちらへ」


ティーサロンの奥に設けられた扉を指し示す。


「な、なにがあるんですか」


おっかなびっくりな表情で扉を開けて中に入った。


「ここは、神社なのですか?」

「ええ。特別な神社です」

「特別といいますと?」

「必要な人に必要なものを授けてくれる神社です」

「私達の様な冒険者でも?」

「はい。強力な装備を望んでいますよね」

「えっ、剣とか防具とかも授けてくれるんですか?」


素直にうれしそうな顔をするリーダー。

そうそう。こういうストレートな気持ちがいいのよね。


さぁ、いきますわよ。


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