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プロローグ お嬢様来りて男を投げる

 岡山県の観光のほか、さまざまな雑学・教養を交えた学習小説です。

 高校生・中学生が地域について調べるうちに様々なことを学んでいきます。

熱烈歓迎お嬢様!ようこそ岡山へ

                  岡本馬路

第1話

プロローグ 本家のお嬢様3人が岡山へ来た


8月初旬、日差しの強いなか、クマゼミの鳴き声が遠くきこえる午前11時、岡山駅の新幹線ホームで中学3年の自分、鬼頭二郎と中学1年の妹美羽、高校2年の親戚の犬山さとわは、本家の3姉妹を出迎えにきていた。岡山駅は、駅をフルスピードで通過する新幹線がないのでホームは案外静かだ。岡山勢は高等学校・中学校の夏の制服姿だ。特に帽子とかサングラスとかマスクとかはしていない。女性陣は日焼け止めは塗っているようだ。自分は標準的体型、美羽・犬山は女子としては大き目で自分と同じくらいの体格だ。体重は、わかっていても言えない。

 銀河鉄道999の駅テーマの流れるなか、あひる口の弾丸列車がホームにはいってくる。

定位置にとまったあと、付添の女性1人と高校生中学生らしい少女3人が降りてきた。

グリーン車ではなく、5号車から降りてきた。

紫外線ガードのためか、帽子・サングラス・マスク、ジャケットとスラックスでスニーカー、サムソナイトの大荷物を1人1つずつ持っている。全員女子としてはわりと長身で自分より少し背が高いくらいだ。

 本家竜の口家の3姉妹、エマ・桜子・由美子だ。聖ミカエル学園の高等部中等部に属している。お嬢様学校の制服を期待していたが私服であった。

 本家は子弟を毎年どこかへ旅行させて、見聞をひろめさせている。今年は、庶民生活を知ること及び社会を知ること、として1週間の旅行とレポート提出をすることになっている。

 それぞれ同学年のものどうしがくんで、どう動いていくかのミーティングをこれからすることとなる。

 サムソナイトを岡山勢の3人がもち、お嬢様3名をホテルグランヴィア岡山のスイート・続き部屋に案内していく。500mくらい荷物を抱えて歩くことになる。台車が使えない環境だ。

 ※重たい物を男性がもつのは不平等だということについて、ジェンダーロールだという批判があり、他からに余裕があればある方が持つの優しさだということと、そもそも台車を使え、と言われたことを自分は根にもっていたらしい。


スイートルームといっても宿泊するわけではなく、昼間の会議にだけ利用する。ほかのバンゲットの場所が満員なので便宜をはかってもらったらしい。

ここで、1週間暗中模索で苦労したアイディアをそれぞれ披露することになるのだが、会議の進行はえらいことになる。

 スイートルームについた途端、自分はエマに投げ飛ばされた。



さて、エマはなぜ二郎を投げ飛ばしたんでしょうか。

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