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黄昏のガンダルヴァ  作者: 猫弾正
第3章 Z_275年 牛を買い付ける話

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03_54 サドランの牛飼い

 マギーが居留地の議会に呼び出されたのは、四月も終わりの春の日であった。


 近年、移住者が増加傾向にあるポレシャ市だが、それでも人口は千五百を越えていない、多分。新しい統計は取っておらず、制作する余裕もなさそうだが、兎も角、議会と言っても、それほど大仰なものではない。どちらかと言えば、田舎町の寄り合いめいた代物であって、呼ばれたからと出向いてみたら、お茶と世間話で終わってしまうという事例さえしばしばあった。


 黄昏の世において人口千人に迫るような町は、充分に大型居留地の範疇に入る筈であるが、ポレシャは万事のんびりした時間が流れている。巨大蟻の侵攻など、危急の際には人々は迅速に動いてみせたものだが、どうにも本来はこちらののんびりした空気感がポレシャ人の好む気質なのかも知れない。


 『追伸、忙しいのなら、無理に出席せずとも結構です』と召喚状に書かれていた以上、屍者の群れ(ゾンビホード)からの防衛だの、無法者への対処だのと言った火急の案件ではなさそうで、マギーも安堵している。緊急時であれば、伝令がすっ飛んでくるのだから多分、お茶の誘いかも知れない。マギーは珈琲党だが、上等な紅茶も大好物であった。


 長閑な春の居留地を楽しむようにぷらぷらと歩きながら、防壁に囲まれた市民街区へとたどり着いた。


 市庁舎を兼ねた議事堂は、コンクリートを石造りで補修した大型建築物だった。怪物や野盗の侵入を防げるように周囲は土嚢などで守られているが、実際に此処まで侵入されたのは、過去二百年で四回だか、五回しかないそうだ。それとも、六回だったかな?いや、意外と侵入されてた。最近では巨大蟻が窓の一部に突っ込んだとかでそちらは修繕されてるが、その前の倉庫強盗犯に浸透された際には、一部燃えたとかで、今も壁の一部が黒く煤けていた。


 欠伸している議会衛視の横を顔パスで通り抜けたマギーは、少しざわつきの聞こえる会議室の扉をノックする。

「おるぞ、入ってくれ」参議の声に遠慮なく扉を開けると、そこには十数人の老若男女が集まっていた。奥の円卓には、数人の参議たちが座っているが茶菓子も、紅茶も、珈琲も見当たらない。どうやら、お茶会に呼ばれた訳ではなさそうだ。





 生産設備や、原料産地との輸送インフラの悉くが失われた時代、当たり前の話だが、万事が貴重な資源リソースと見做され、服一つとっても中世の庶民のように何十年、何世代にも渡って使いまわすのも珍しくなくなっていた。

 実際には産業革命直前となれば、庶民でも数年に一着程度は服を購入できたし、黄昏の世(トワイライトエイジ)においても、文明世界は近世程度の生産力は保っているのだが、庶民や貧しい人々は、今や、どんなに傷んでも服装を修繕して使い続けている。農民や小作農、渡り人(オーキー)や自由労働者は、親から引き継いだ服装を何世代も大事に使い、廃墟民となると、中古の衣服も滅多に手に入らず、布切れ一つにも価値が宿っている。


 兎も角も文明が崩壊した(ポストアポカリプス)時代、服装は再び、貴重な代物へと返り咲いていた。易々と替えの服装を入手できない庶民において、人々の装束は、いかな生業に従事し、いかな生活を送っているかを知るための重要な手掛かりとなる。服装自体が生活や仕事の道具としての意味合いを持つため、階級や職業、社会的役割を自然と示すものとなっていた。

 

 会議室に集められた人々をマギーはじっと観察した。或いは、マギーと同じように呼び出されたのだろうか?佇んでいる集団には初老の人物もいれば、所在なげな十代半ばと思しき少年少女も混ざっている。一体、何の用で呼ばれたのだろうか?見当がつかないが、参議には雑貨屋の爺さんもいれば、スタンフィールド氏もいる。悪い事にはなるまい、とマギーは腕を組んで壁際に寄りかかった。


 ポレシャの参事会がどうしても田舎町の寄り合いからあか抜けないのは、こうして事前調整無しで人を呼び出すところにある。参事や有力市民でさえ、会議内容も知らされずに突然、呼び出されることがしばしばあった。市民や議会もそれをさして問題視してない。それで何とかなってるから、変える必要はないと考えている。全員が顔見知りであった小さな居留地の頃の意識や慣習が抜けきっていないのだ。


 何人かは、マギーに鋭い視線を向けてきた。敵意はなく、興味深そうに推し量るような値踏みの視線だった。同業者――行商人と思しき服装の男女も混ざっている。マギーも臆することなく、自然な視線で彼ら彼女らを観察してみる。


 働き盛りの青年から中年層の男女が多いが、初老の旅人もいれば、十代半ばの少年少女も混ざっている。やや身なりの良い渡り人(オーキー)にも見えるし、粗末だが頑丈な衣服を着込んだ旅人にも見える。かすかに鼻をくすぐるのは、牧者や畜舎など、家畜の身近で働く者の匂いだろう。お日様と山羊や豚、それに乾燥した糞尿の入り混じった匂い。不快な匂いではない。


 行商人っぽく、頑丈な靴に包帯の靴下を巻いている少年や老人もいれば、一方で家と職場を往復するだけなのだろう。粗末なサンダルの少年少女もいて、集められたとすれば、いよいよ目的が分からなくなってくる。働き盛りの青年から中年の男女も耳打ちし合っていれば、片隅で陰気に沈黙している粗末な厚手の服と素足の少女もいた。手の黒いところから見ると多分、炭焼き稼業なのだろうとマギーは推測する。


 雑多な人々の群れは、落ち着きなく騒めいていた。マギーの後にも幾人かの人々がおどおどとしながら。或いは、堂々と踏み込んできたが、机に寄りかかっていたスタンフィールド氏が懐中時計で時間を確かめ、「では、始めよう」と肯いた。近くにいた議会衛兵が頷いて扉から出て行った様子を見るに、なにかしらを締め切ったのだろうか。


「今から一か月後、自由都市ズールで春の大市が開かれる」初老の参議が話を切り出した。

「サドランの牛飼いたちが数年ぶりにズールを訪れるそうだ」参議の声に、主に牧者たちから騒めきが漏れた。サドランは、家畜の質とその正直な商売において名高い遊牧民だった。もっとも、それだけにサドランの家畜は値段が張るのだが。


「我々は、役牛の購入を考えている」参議はゆっくりと言葉を続けていた。「その他にも山羊や羊、牧羊犬や猟犬などの購入も検討しているが。兎も角、 四十頭ほどを限度として、若い役牛を購入したいと考えている」大事な事を念を押すように、同じ言葉を二度繰り返した。参議の言葉が終わると、場は一瞬の静寂に包まれた。

「……大商いだな」恐らくは旅商人だろう青年が低い声で囁いた。



「幸い、サドランは品質について滅多に嘘をつかない。また、サドランが本物であるか否かについては、ズールの市当局と大市を運営する大商人たちが検査後にこれを保証してくれる」初老の参議は補足するように言ってから、集まった人々を見回している。牛は畑を耕すに、馬と並んで最良の動物だった。役牛の平均寿命は十五年から二十年。時に二十五年を生きることもあり、五歳以降は、その時間の殆んどを生涯現役で過ごせる。サドランの大型役牛はさらに寿命が長く、二頭から八頭揃えて重量有輪犂を牽かせることも出来るだろう。巨大蟻で失った役畜の穴を十分に補って余りある労働力となってくれる筈だった。



「ええと、欲しいのは、去勢手術を行ってない役牛である。雄と雌のペアが望ましい。我々の役人が、ズールで購入場面に立ち会い、そしてポレシャに牛を持ち帰った場合、五割上乗せの価格で購入しよう」ポレシャの役人が立ち会うのは、サドランの牛を途中で安い牛にすり替えられないようにする為だろう。特徴などを記載した売買証明書に加えて、血統書も持ち帰るよう念を押される。場には少しの沈黙が広がっていた。集められた人々は、一様に驚きを隠しきれなかったが、すぐに事の重さを理解したようだ。旅商人、牛の牧童、羊の群れの牧者、渡り人(オーキー)などの面々が、興奮したように騒めき始めている。


 サドラン牛の相場が幾らかはマギーには分からないが例えば、二千クレジットとして、持ち帰るだけで三千。ひと財産となる。10000の金で5頭を買い、成功すれば15000。ただし、此処に、春の大市で賑わう街道を狙って跋扈する盗賊や追い剥ぎ、部族が加味される。役牛の輸送の話が漏れるか噂となれば、街道筋の貧民にも何人かは欲に眼が眩んで、トチ狂うやつが出ないとも限らない。牛は、常に価値ある財産だからだ。


 輸送中に一匹失えば、12000。二頭失えば、9000。成功率が、七割から八割としても……割に合わない、とマギーは結論した。数学的には、有利な数字だった。つまりは、人を数字として計算できる大商人なら最終的に収支は合う。ポレシャにとっても、割高でも質の高い役牛を揃えるのは悪くない。サドランも正直な取引で名高い。だけど、正直とは、必ずしも善良と同義とは限らないのだ。個人で挑むには、冒険的に過ぎた。


「……えげつな」と口の中でマギーは独り言ちた。

 配られた紙には、持ち帰った場合の報償が記されている。羊を持ち帰った際に羊たちを預けての放牧地の提供を約束し、豚の群れを持ち帰れば畜舎での定職を匂わせている。だが、失敗した際の補償に関しては、なに一つ記されていない。


 集められたのはどうやら牧者に旅商人、そして熟練の旅人たちのようだとマギーは見当をつけた。失職中の牧者たちや自由労働者たちが興奮したように囁き合っているが、失敗した際には負債を負う為、二の足を踏んでいる者もいるようだ。家畜を買う資金も輸送者側の負担となる。その為の高報酬だ。成功報酬に関しては、ポレシャは正直に支払うには違いない。その点では信用できるし、リスクを殆んどおかしてないのだ。近場の街道筋に迎えの警備隊は出すだろうが、装備と人員の消耗を恐れて盗賊団の縄張りまでは踏み込むまい。


 旅商人と思しき目つきの険しい老人が、若い牧童と囁き合っている。女商人がメモで何かを計算している傍ら、牧者たちが集まって幾ら出し合えるかを計算している。渡り人(オーキー)らしき若い男女が、真剣な表情で話し合っていた。居留地公営の畜舎に勤めれば人生安泰だが、その為には良い豚の雌雄を持ち帰らなければならない。


 死人が出る。貯めた金や命を失う者も出るだろう。だが、一方でかなりの人数が、間違いなく夢を掴んで、人生を良い方向に変えられる。決して使い潰されている訳でもないのだ。


 ポレシャ市が提供しているのはあくまで選択肢で、強制ではない。人々には、自らの判断でリスクを取るか取らないかを決める自由がある。強制的に押し付けられているわけではなく、状況に応じて自分の意志で賭けに挑戦するかどうかを選べる。ポレシャ市も、五分五分以上に割のいい賭けを提供している。遊びではなく、自己生存のために。悪ではないし、悪人もいない。いや裏切って、他人の家畜を奪おうとするものもいるかもしれないけど。


 それでも、苦い唾が湧き出してきた。他者への無関心と冷淡さを失っている。弱さを自覚しつつ、退去したマギーは、建物の外に出るとやっと唾を吐き捨てた。




 ※※※※




 五月に入った。マギーちゃんは、段ボールの家で瓦礫のベンチに段ボールを敷いて、のんびりと本を読んでいた。中世の建築方法に関する本であった。


 ワトル・アンド・ダブとは、古来より世界中で用いられてきた建築方法である。柱と柱の間に網目状にした枝の骨組みを作り、泥や粘土、藁に動物の糞を塗り付けて壁を成型する。ううむ、と唸ってるマギーちゃんは、しかし、文明崩壊世界ポストアポカリプスの行商人。調達を得手としてる資材は、段ボール系の素材やタープ(シート)の類であった。


 泥の小屋ならば、作れなくはないだろうが。実際、近所にも、引っ越してきて一年ほどで、一から小屋を作り上げた働き者の渡り人(オーキー)もいる。しかし、藁ぶきの屋根か。維持はどれほどに手間だろうか?そして排水はどうする?衛生は?

 度々、燻しているのを見るが、壁だけ土で作ってしまうべきか?うんうんと唸ってるマギーちゃんの傍らでは、ニナちゃんが壊れかけの木製クロスボウを修繕していた。ルガリエ地区で仕入れた中古品で、ニナは新品を参考にしながら組み立てている。ほぼ問題のないまで修繕された中古の木製クロスボウを構えて狙い、撃つと廃屋に吊るした段ボールと木の板の的に問題なく突き刺さった。ニナは頷くと、別の木製クロスボウを手に取った。


 ルガリエ地区『穴倉』は余り評判のいい場所ではないが、売られている武器の質は悪くない。鉱山跡として鉄鉱石が入手しやすいルガリエ地区は、以前から、武器の密造と密売で知られていた。武器商人や職工、盗品の故買商、傭兵に用心棒、或いはギャングやガンマンの屯している地域である。人狩りやら麻薬商人やらは別の地域なのだが、区別のつかない良民も多いルガリエ地区をニナは度々、訪れている。勿論、マギーも心配なのでついていくが、うろつく際には、帽子とマスクで変装しているとは言え、百八十センチを超える女は、自由都市ズールでもそれほど多くはない。美少女を連れているとなれば、尚更だった。 あまり長時間を留まっている訳でもないので今はまだ問題なかろうが、いずれ誰かの興味を引き、さらには噂になるかも知れない。


 マギーの旧知エミリー・グレインズは、商家の娘であるが、今より若い娘の時分に随分と賭博に嵌まって悪所通いしていた。今は大分に収まったものの、市内での評判は惨憺たる有様であり、同格の商家との婚姻はほぼ望めないだろうともっぱらの評判であった。実際には、エミリーよりも賭博に嵌まっている良家の婦女子も幾人かいて、身を持ち崩しそうなほどに深入りしている娘もいたが、賭博と言われて真っ先に名が挙がるのはエミリー・グレインズの名だった。かように一度、名前に色が付いてしまえば、それを払拭するのは途轍もなく困難なのだった。二つ目の木製クロスボウを真ん中に当てたニナが、冷たく微笑んでいる。年下の相棒がちょっと恐くなって、マギーちゃんは本で表情を隠した。


「……オリーブオイルを入れて、別に炒めんでもええです。ベーコンと鶏肉の出汁で充分。トマトペーストに、お湯を足しながらタイムとオールスパイス、後はバジル。調味料で味付けして煮込めば完成。簡単やろ?」

「全然、(簡単じゃ)ないです」徒弟のトリスは隣人のリリーは、隅の方でなにやらしていた。リリーに料理を教わっているらしい。廃墟漁り(スカベンジャー)の少女ココもリリーの膝に頭を載せていた。何故、そっちに懐いている?ココを餌付けしているマギーとしては解せない。


 まあ、いつも通りののんびりとした日々だった。本を一冊、一冊、鞄に詰めなおして、次はどれを読もうと指を彷徨わせているマギーちゃんの頬を冷たい水滴が打った。雨かしらん、と空を見上げるや否や、凄まじい雨が降り注いでくる。

きゃあ、と叫んで、鞄を持ち上げるや、マギーは近くにある屋根の残った大型廃屋へと駆けつけた。此処の廃屋は、木材の柱などで屋根を補強していて早々、崩れないだろうと見做されている。崩落しそうな屋根は崩されて、軽い木製の屋根にシートでしつらえられていた。雨宿りには絶好の場所であった。武器を抱えたニナに、鍋に蓋をしたリリーとトリスも続いて駆けてくる。薄情なココは、俊足のマギーやニナを追い抜いて、いの一番に建物へと逃げ込んでいた。


 突然の春の嵐だ。近隣にいた近所の人々や通行人も避難所へと駆け込んでくる。ニナは顔見知りの渡り人(オーキー)や自由労働者を見つけると、手にしたルガリエ地区の木製クロスボウを売りつけようとしていた。

「たったの90クレジットだよ」

「……高いがな」「買えん、買えん」「30なら買うけど」口々に断る渡り人(オーキー)たち。

「……いい代物なのに」しょんぼりしているニナだが、『町外れ』地区はそれなりに安全な場所だし、自警団に所属している渡り人(オーキー)などは火縄マッチロック銃や、レバーで曳く大型クロスボウなど、もっと強力な武器を所有している。

 精度はいいが、子供でも引ける低威力の小型クロスボウは、渡り人(オーキー)たちにはいかにも中途半端であった。巨大鼠などに脅かされている廃墟民の方が欲しがるかもしれない、とマギーは思ったが、しかし、連中には金はなさそうでもある。トリスとリリーは隅の方で火を焚いて、引き続き、スープの調理を始めていた。ココも火の傍で丸まっている。


 マギーは、窓辺で外を眺めている。こういう時に怪物が入り込んでくるかも知れないので、誰かしらが見張らないといけない。


 金を出し合って……牛を……サドランの……羊なら……だけど。一連の議会の布告について、それなりの反響はあるようで、背後から囁き合う声が聞こえてくる。

 誰もが生きるために日々模索しているが、正規の地区住人であれば、渡り人(オーキー)や自由労働者でも、それなりに蓄えを作れる程度に暮らせる土地だった。評議会の意図と異なり、熟練の渡り人(オーキー)や旅人ほどに危うい賭けを試みるものは少ないだろう。


 乾坤一擲の賭けを試みるのは、技能を持たず、もっと余裕のない人間たちだった。

 避難所の隅の影、姉妹なのか。幼女と少女を抱きしめて、若い男と何かを話し合っている炭焼の若い娘がいた。炭焼きの娘は、何かを男に告げてから、雨水に手を差し伸ばすと、小さな石鹸の塊で顔を洗う。欠けた口紅を塗ると驚くほどの綺麗な娘が其処にいた。地区の金貸しに歩み寄ると「お金を貸してほしい」と告げる。金貸しが気の進まない表情で「……担保は?」と尋ねると、娘は自らを指さした。


 トリスが駆け寄ってきて湯気を立ててるスープとパンをマギーへと差し出してきた。マギーは礼を言って受け取り、スプーンを口に運んだ。肌寒いからか、驚くほどに美味しかった。果たして、何人が夢を掴めるかな。外を監視しながら、マギーは白い息を吐いた。





Z_275年 四月下旬


 7440クレジット



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