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俺の家族は精霊  作者: 霊馬の亡霊騎士
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1-6

この話は小中学校の保険の授業レベルの性知識が出てきます。


また、作中で出てくる知識等は出鱈目です。

あしからず。

──午後四時・松原古墳公園


「四時に来たけど。竜~!どこ~!」


《ポンッ》と言う音と共に竜が現れた!


『おう。ちょっと待たせたみたいだな。』


「ううん。そんなことないよ。

っでこんなところでなにするの?」


『今から渡界の儀式をするんだけど。まずはこれを渡しとくな』


そう言って竜が何処からともなく渡してきたのは


「・・・タブレット?」


蒼白い色のタブレットだった。


『そこに血液か精液を垂らすんだが、カイは用意してないから、タブレットの下の方にボタンがあるだろ?そこに指を置けば、自動的に血を採集してくれるから。』


「ちょっちょっと待って。精液ってどういう事!」

『精液ってのは、学校の保険の授業でやらなかったか?男女で形こそ違うけど。新たな命の素の事だよ』


「違うよ‼精液を知らないんじゃなくて、なんで必要なのってこと!」


『ああ。そっちね。精液はその人の生体情報の塊だからね。血も同じ役割があるから、血でもいいんだけど。より正確に守れるからね。』


「そうなんだ。


守るって何から?」


『悪霊からさ』


『霊界には悪霊が沢山いるんだ、その悪霊から身を守るには、生者の命の源の気が必要なんだよ。でそのタブレットは血でその役割を担ってくれるんだ。』


「でもさっきは、生体情報の塊で血にもその役割があるって言ってたよね。」


『そうだな。それとは別に守るための役割もあるんだ。』


「そうなんだ」


『もう時間もないし、はやくいこうか、血は大丈夫?』


「うん問題ないよ」


『渡界陣起動!霊界へ‼』

ピカッ!


「うわ!まぶしい!」



『もう目を開けてもいいぞカイ。』


竜のその声にしたがってゆっくり目を開けてみるとそこには、

空は、赤紫色で、

町並みは時代劇のような平屋が並んだ町並みで遠くには和風のお城が見える。

街行く人は1つ目の子供や、首が長い女の人、和傘に足が付いてる人等色んな姿の人がいる。


「すごいねー竜!・・・・りゅう?どうしたの‼」


『ん?何がだ?』


「その体!おっきくなってるよ!」


そう20㎝ぐらいだった竜の体が160㎝位になっていたのだ。


『そういや、言って無かったな。

俺達、異界の者共は現界以外ではその者の本来の大きさになるんだ。


だから、これが今の俺の姿だ。』


「そうなんだ・・」


「ねぇ・・竜。


ここは死んだ人が沢山いるんだよね。」


『そうだが。それがどうしたんだ。』


「じゃあ、探して欲しい人がいるんだ‼」


そう言ったカイの表情は、とても苦しそうな表情だった。

まるで、気になるけど。知りたくない。。


そんな表情だった。


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