表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕のキャラが崩壊します!!  作者: さくら
I・夏休み+勉強合宿
15/75

宮間は木崎に容赦ない

期末が終わり、あっという間に夏休み。

櫻田・木崎・東間の三人は宮間家が所有する別荘へとやって来たのである。


「宮間君の家ってお金持ちだったんだな」

「らしいね。にしても…暑いなぁ~今日も」

「お前達、何してる。早く中に入れ」

「「はーい」」


宮間に言われて櫻田と東間はすぐに中へと入って行った。


「結斗。おばさんはいねぇのか?」

「あぁ。別荘を使いたいと言った際に、「お前と二人で使うの?」と聞かれたから高校で出来た友人とお前との四人で使うと言ったら「それじゃあ、邪魔しちゃ悪いわね」って言ってどういうわけか付いてこなかったよ」


「そうなのか?まぁ、いてもいなくてもいいけど」

「木崎。あれでも俺の母親だぞ」

「わりぃわりぃ」


櫻田と東間は二人の会話に付いていけなかった。

それにしても宮間の母親はいったいどういう人間なのだろうか?


「さて。じゃあ、さっそくやるぞ?覚悟しておけよ、二人共」

と、ここでスパルタ教師の目となる宮間に二人はびくっと身体を震わせる。これはもはや恐怖だ。



「二学期の中間・期末考査の範囲はだいたい絞り込めるが、その前に一学期の復習からスタートさせる。

 櫻田はまず苦手科目の英語と数学の復習から始めて、それから残り教科の復習を」

「木崎、お前はとりあえず国語から復習をスタートだ」


それを聞いた木崎は宮間にこう反論する。

「なんで国語から先なんだよ。普通は英語からだろうが!」

「あぁ、忘れてた。国語・英語から始めて、そのあとに俺が徹夜して作り上げたこの『特別テスト』を

 やってもらう。制限時間は一時間だ」


宮間はどこからか取り出した特別テストやらを取り出して木崎に見せる。

突然言われて木崎も驚きを隠せない。櫻田も東間もこれを見て、宮間は木崎にはまったく容赦がないと

思った。それはもはや、頭の悪い不良に対し鬼教師が一から叩きこむような光景に見えてくる。


「結斗、毎回俺ばっかりひどくねぇか!?」

「何を言う?そんなことはないだろう。これはお前と櫻田のためだ」

「だからっ。俺だけこんなテストさせられるなんて!」

「…仕方ないな。そこまで言うなら、櫻田にも『特別テスト』を作ろう。それで納得がいくだろう?」


 木崎のせいで、櫻田の負担が大きくなってしまった。

 口には出してないものの、櫻田は思い切り木崎を睨んでいた。


宮間は宣言通り約5分という時間で、櫻田専用の特別テストを作って持ってきた。

そして「90点以上とれなかったら、レポート用紙に間違った問題を書いて提出。その後にまたテストを

受けてもらう」と言われてしまう。


「きゅ、90点以上!??」

櫻田にはハードルが高すぎた。


テストを受けた結果、90点には届かなかったためレポート用紙に間違ったところを書いて宮間に提出。

そしてまたテストを受けての繰り返しを行った。


一方、二人がそうしている間に東間は何をしているかというと…

「宮間君、ここ分からないんだけどいいかな?」

「あぁ。これは」


夏休みの宿題をさりげなくしていたのであった。

すると、木崎が宮間に向かって大声で叫び始めた。


「結斗、てめぇ!こんな問題解けるわけないだろうがっ!!」

「えっ?」


宮間は木崎が何を言っているのかが理解できなかったらしく、普段は見せないものの珍しく驚いていた。


「えっ?じゃねぇだろう!?K大の過去問なんていらねぇだろうがっ!」


「「K大?」」

K大というのは、とある有名な大学である。よくクイズ番組にそのK大出身者や現役の大学生が参加する

のをよく見ていたため櫻田と東間はK大と聞いてすぐに反応する。


それを聞いた宮間は木崎に渡した特別テストをじーっと見てみると、ある部分に注目して―――

「あぁ、消し忘れたのか。一瞬、なんで分かったんだと思って理解出来なかったよ」

「バカ野郎!今は二学期の対策だろうがっ!K大の過去問なんていらねぇんだよ!!」


どうやら、宮間は木崎の特別問題にK大の過去問を入れていたらしい。

それを分かりやすいように鉛筆で書いていた部分を消しゴムで消し忘れて、木崎に気づかれてしまった

らしい。


櫻田は、本当にこんなので大丈夫なのか?とますます不安に思うのであった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ