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『心』
心に灯る一筋の
つかまえては消え
つかまえては消え
この手に
掴むことができない
まるで
君の心と同じようで
あれからどれだけの
歳月が流れただろうか
未だに俺の心には君が
二人
笑い合ったあの日々が
とても懐かしくて
とても愛おしくて
この時間は永遠に続く
そう信じて疑わなかった
だけど確実に君の心は
俺から離れていった
行かないでと
何度も夢をみる
そのたびに君は行く
伸ばした手はとどくことなく
寂しげにそこに残り
心に吹く一つの風
抱きしめては消え
抱きしめては消え
その温もりを
得ることができない
まるで
君の心と同じようで
この街で何度君を
包み込んだだろうか
未だに俺の心には君が
二人
ケンカをした日々さえも
とても鮮やかで
とても美しくて
決して離れることはない
そう信じて疑わなかった
だけど今この腕の中に
君はいない
戻ってきてと
何度も叫ぶけれど
振り向かずに君は行く
発した声はとどくことなく
悲しげに宙を舞う
もう一度
あの頃に戻れるなら
そう願っては
叶わない想いと知る
俺の心は彷徨い歩く
君の心をただ
抱いていたい




