一緒に笑えない。
一緒に笑えない。
離れ離れ。 私達の関係。
距離をあけた覚えはないのに、
いつの間にか、隣に君はいなかった。
さみしい。 つらい。 かなしい。
そのどれも、私の心を埋めてなどくれない。
穴はぽっかりと開いたまま。 虚無感。
何をしてもつまらない。
何をしてもやる気が起きない。
くだらないかもしれないけど、
それもこれも、君が隣にいないから。
あの頃の私は、何事にも真剣になれた。
だけど、今ではもう、魂が抜けてしまった。
抜け殻みたい。 自分自身でも、そう思うよ。
だけど、その中身になるものがない。
今では「君のことが好きだった」という記憶しかなく、
君を“確かに愛してた証拠”なんてものは、
なくなってしまったから。 消えてしまったから。
私が思うに、
私だけが君を愛したところで、それは独りよがり。
私が思うに、
私が愛して、君も愛してくれる。 それが理想形。
だから、私としては、傍にいてほしい。
私が君を感じられるくらい、近くにいてほしい。
携帯を開けば君につながる。
ピンポンを押せば、君が出てくる。
そんな関係に戻りたい。 そんな関係に戻りたい。
だけど、戻れないのが現実。
携帯を開いても、「現在、使われておりません」と言われ、
ピンポンを押したくても、そこは今では売地になっていて。
つらいし、くるしいし、かなしいし、
どうしようもないけれど、私はそれでも君が好き。
例え、報われないとしても、
君と過ごした日々を忘れることなんてできない。
リセットなんてできない。 ゼロになんか戻れない。
私が君と出会った時点で、私の運命は大きく変わった。
変わったはずなのに、変わったはずだったのに、
今ではもう、君は隣にいない。 さみしいよ。
あいたいよ。