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詩集 「愛」  作者: 蓮華
7/10

一緒に笑えない。

一緒に笑えない。


離れ離れ。 私達の関係。


距離をあけた覚えはないのに、


いつの間にか、隣に君はいなかった。


さみしい。 つらい。 かなしい。


そのどれも、私の心を埋めてなどくれない。


穴はぽっかりと開いたまま。 虚無感。


何をしてもつまらない。


何をしてもやる気が起きない。


くだらないかもしれないけど、


それもこれも、君が隣にいないから。


あの頃の私は、何事にも真剣になれた。


だけど、今ではもう、魂が抜けてしまった。


抜け殻みたい。 自分自身でも、そう思うよ。


だけど、その中身になるものがない。


今では「君のことが好きだった」という記憶しかなく、


君を“確かに愛してた証拠”なんてものは、


なくなってしまったから。 消えてしまったから。


私が思うに、


私だけが君を愛したところで、それは独りよがり。


私が思うに、


私が愛して、君も愛してくれる。 それが理想形。


だから、私としては、傍にいてほしい。


私が君を感じられるくらい、近くにいてほしい。


携帯を開けば君につながる。


ピンポンを押せば、君が出てくる。


そんな関係に戻りたい。 そんな関係に戻りたい。



だけど、戻れないのが現実。


携帯を開いても、「現在、使われておりません」と言われ、


ピンポンを押したくても、そこは今では売地になっていて。



つらいし、くるしいし、かなしいし、


どうしようもないけれど、私はそれでも君が好き。



例え、報われないとしても、


君と過ごした日々を忘れることなんてできない。


リセットなんてできない。 ゼロになんか戻れない。


私が君と出会った時点で、私の運命は大きく変わった。



変わったはずなのに、変わったはずだったのに、


今ではもう、君は隣にいない。   さみしいよ。






あいたいよ。



















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