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毒・毒・毒!!  作者: マネージャー
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罠用の肉は食べれますか?

「まぁまぁ……彼のお陰であの鳥に攻撃を当てれたんやし、ワイ達と協力する時が出てくるはずやで。そんで、そっちのどんな感じや」



「……EXPも入ってないから、倒してない。あれで倒せるなら、シークレットボスではなかった事になる。それと……鳥形の紋様が腕に表れた。【鳥王ガルダインの紋様】、ガルダインから受けるダメージが1.5倍になるというデメリット付きだ」



 シークレットボスに負けた場合、何かしらのデメリットが発生する。今回、黒鉄さんが攻撃を命中させただけで、シークレットボスが逃げた形だから何も問題なかった……わけでもなかった。



「デメリットやなくて、戦える条件を手に入れたって感じやないか? まぁ……狙われる形かもしれんけどな。ヤク中はんには……出てないみたいやな。鳥の王とまで呼ばれとるんやったら、シークレットボスやろ」



【鳥王ガルダイン】という名前だからな。この場合、黒鉄さんに戦闘の権利があって、俺はなし。まずは確認されているシークレットボスを倒すのが目標だったけど、LVが違い過ぎるのが分かった。



「爺さんのクエストは、他のプレイヤー達は途中で進行出来んくなったのばかりやったんや。今回はガルダインという奴にダメージを与えたから大丈夫やと思ったんやけど……駄目やった場合、クロちゃんと俺がガルダインと戦う場合は呼んだるさかいに」



 成功だった場合、俺は別の形で【ガルダイン】と戦闘するはめになるのか? そこは流石に俺一人では無理だし、デメリットが怖い。呼ばれても、今は役に立つとは全然思えないんだけど……



「いや……クエストが進行して、【ガルダイン】との戦いになったら、こっちが呼ばさせてください。今の状態で、俺一人でシークレットボスと戦うのは無理ですから。それと……アカツキさんはお金のために【求】をやってるんですか?」



 これはふとした疑問。今回、俺を利用した形でシークレットボスと戦う条件を満たしたかもしれないけど、そこまでするのはゲームを楽しみたいからなのか……



「ヤク中はんもストレートに聞くな。皆さん、そんなもんちゃうか? やけど、ワイは【求】自体を楽しんどるで。クリア報酬を電子マネーに替える事はせん程にな。クロちゃんは……」



「五月蝿い!! それも余計な事だ。【カント】までは装置を使わせて貰うぞ。勿論、お前がGを払うんだからな」



 アカツキさんは黒鉄さんと連絡が繋がったままの状態だったようで、装置? という物の金を払わされる事になったところで連絡は途絶えたんだけど……黒鉄さんはお金のために【求】をしているのかも……アカツキさんはこれ以上は何も言わないだろうな。



「単なるゲーム好きさ。金のためだけに【求】をする奴は嫌いなんやで。そないなかったらオンリーワン職業なんか選ばん。それはヤク中はんも分かるやろ? 色々と噂のあった職業【毒】なんやし」



 続きを言うのかよ!! 確かにオンリーワン職業を選ぶ時点でゲーム好きだと思うかも。一度辞めれば、二度と【求】をプレー出来ないわけで、少しでも稼ぎたいプレイヤーは職業で冒険なんかはしないだろうな。



「そんなら行くわ。あの子についてはいずれ。そのイベントが終わった後でもええ。さっさと爺さんの場所へ行ってみるとええ。成功しとるのを祈っとくわ」



 アカツキさんは【イチバン】に戻らず、【カント】方面へ。一度倒したんだろう。【ガナナーガ】が出現する事はなかった。



「っと、忘れとった。これはヤク中はんを利用した詫びの品や。毒を使うんやろ? 夢キノコとは別のもんやで」



【薬酒】や【夢キノコ】だけで十分なのに律儀な人だ。ここで断る事も出来るけど、毒に関する物なら頂いておこう。投げてきたのは……マンガ肉? そこでアカツキさんの姿は消えてしまった。 



【M肉】……罠用。料理人、罠師、調合師が作成可能。材料???



 罠用の道具!? 【ガナナーガ】に【薬酒】を呑ませた時と同じ使用方法なんだろう。けど、これは大丈夫か? 元の素材じゃないと駄目だって事も……材料は職業が違うから???だ。そもそも【M肉】のMって何だ?



「おっと……ここは食べてみるしかないか。下手したら、酒場の料理も食べてみる価値があるかもしれない。一口だけ」



 ポイがアカツキの言葉なのか、毒の匂いがしたのか、【M肉】を食べようとしてる。ポイは毒に反応するし、試してみる価値はある。失敗しても腹を壊してダメージを受けるぐらいだ。



 吸収缶を外して、【M肉】を頬張る。マンガ肉を食べてみたいという気持ちはあったんだよな……というのはさておき、普通に美味しい。罠として置くには勿体ない。ポイは俺とは反対側から食べてしまっている。



「体に何の変化もないけど……ステータスで確認してみるか」



 毒にも色んな種類がある。【ガナナーガ】の毒は防御力の減少らしいし、体の異変に気付くか分からない毒かもしれない。【ランダム毒】みたいに、忘れた状態で死ぬのも嫌だし……



「そもそも毒状態になってないかも……と、なってるよ」



【M毒】……十秒毎にMPが1ずつ減少。0になったら消失する。



「MはMPの事か。うん……俺にはMPがないから全然大丈夫……大丈夫だよな!!」



 魔法を使う相手には【M毒】を取り込むのはいいと思うけど、0になったら消失。最初から0の俺には効果がない……なら、ステータス画面には出てこないはず。もう一度確認してみよう。

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