表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽りの招待  作者: Than Nen
現在
35/37

現在12

まず、完璧と不自然の共有。


されは先ほど述べた通りであろう。



次に、盗聴器の件。


あれは僕が仕掛けさせたと言っても良いだろう。


わざわざ味覚障害を演出したのは、コーヒーを彼女に自然に飲ませるため。


勿論、彼女はコーヒーの事は知っていてあえて飲む。


そして一連の騒ぎを起こし、僕を部屋から退場させる。


その隙に盗聴器を仕掛ければ良いからね。



何故、盗聴器が彼女が仕掛けた物だと分かったのか…。


それは、僕は家を3つ借りているという事だ。



ダミーの家を2つ用意する事で、【NG】がいつ来ても良い様に対策をしておく。


そのダミーの家に彼女を呼び寄せる。



それだけでは彼女が仕掛けたという根拠にはたどり着けない。


しかし実際は簡単な問題である。


彼女は僕の事をずっと調べていたと仮定するなら、当然僕の住所ぐらいは押さえているだろう。


だが、2人で向かった先は調べたであろう住所とは異なる場所。


何故、疑問を抱かないのか??


すんなりと受け入れたのが、不可解である。



決定打が、その場所に僕以外の人物を迎え入れたのは彼女が初めてだと言うこと。


盗聴器を仕掛けれるのは彼女以外いない。



では何故、彼女が盗聴器を仕掛けたのか分かったのか。


それは後に話すとしよう…。



彼女が帰った後、電話をかけるフリをして独り言を呟く。


確率は薄かったが彼女はまんまと姿を現したわけだ…。



そしてもう1つの決定打。


マリアが残した暗号…



『実はね、マリアの残した暗号。あれ、解けているんだ』


『…ふーん。なるほどね…。全部あなたの手のひらの上で踊らされていたわけね…』



暗い空間に浮かぶ2つの正反対な笑いが響いていた…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ