951_『湯道』鑑賞
おはようございます。きんぴらです。
今日は2023年2月24日。金曜日だ。
空を厚い灰色の雲が覆っていた。部屋が暗い。天気予報を確認すると雨は降らないらしい。景気良く降ってくれると嬉しいのだけれど……と思ったが、今日は良くない。お出かけの予定があるのだ。
今日は金曜日。楽しみにしていた『湯道』が昨日から公開されている。鑑賞しないなんてありえない。
私は大衆浴場があまり得意ではないが、お風呂は好き。それもあって富山の温泉に旅行したのは2022年11月のこと。思う存分楽しんで、次は群馬に温泉旅行しようと考えているところだ。
お風呂は日本の名物と言って良いのではないだろうか。かつての先人たちが醸成させた日本文化の一つだと思う。私の知識不足かもしれないが、これまでお風呂にこだわりがある国を知らない。逆に海外の方が日本の温泉を好きだったりする話は見聞きすることが多い。となると日本のお風呂はきっとすごいのだ。
さて、そんな日本の伝統文化の一つ、お風呂を取り扱った本作。期待しないわけがない。
ストーリーは風呂屋の息子で、今は都会で設計士をしている史朗が実家の銭湯に帰ってくるところから始まる。2ヶ月前に父親は他界。今は弟の悟朗が切り盛りしており、史朗は仕事を理由に父の葬儀に参加しなかったことから弟からも近隣住民からも白い目で見られる。
銭湯で住み込みアルバイトをするいづみを始め、お風呂好きの方々との付き合いを経て、史朗の考え方も、史朗に対する住民の態度も変わっていく。
しかしながら、銭湯にくるお客さんは減るばかり。常連客の年齢層は高くなり、自宅にお風呂があることが当たり前になり、アミューズメント性の高いスーパー銭湯が多くなったこの時代では、銭湯を続けることは難しくなっていた。
史朗は悟郎へ銭湯をやめるよう促す。そして自分の考えた設計書を見せるが——。
銭湯で見られる人間模様によって心温まる作品だった。まるでお風呂に入った時のように。『湯道』という道を極めるもの。親子で数年ぶりの再会を果たすもの。お風呂で交わされる夫婦にしかわからない秘密の暗号。そして兄弟の絆。
特に親子の再会では、天童よしみさんとクリス・ハートさんが『上を向いて歩こう』を熱唱するのだが、沁みて泣いた。すごく良かった。
特に謎があるわけでもないし、大事件が起こるわけでもない。銭湯で過ごしていれば起こり得る範囲の日常に、『湯道』というエッセンスを加えて温かな作品に仕上がっている。
ギャグ要素とシリアス要素のメリハリがあるのも良かったし、キャストも、演技も良かった。充実した2時間を過ごすことができた。大満足。
さて、次週3月3日にはドラえもんが公開される。でも「シャイロックの子供たち」を鑑賞できていないので、何を観るかはもう少し考えてみる。幸せな悩みだ。
それでは、今日もがんばっていきまっしょい!
きんぴら




