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24. side リオネル

幼少の頃から可愛かった俺の婚約者はとても美しく成長した。

誰もが振り返る美しい令嬢なのにレティシアは自己評価がとても低い。

双子の姉アレクシア嬢が何でも完璧にこなすからと言ってもレティシアだって負けてはいない。だけど自身の美しささえアレクシア嬢のオマケの様に思ってる。


夜会当日、迎えに行くとレティシアは薄紫色のドレスに身を包んでとても美しかった。

「キレイだよ」と言うと頬を赤らめた。

レティシアは色が白いから赤くなるとすぐに分かる。


「リオネル様も凄く素敵です。王子様みたい…」


王子?

レティシアは、もしかして王子に憧れているのだろうか?

夜会には王子も来るのに…。

できるだけ逢わせないようにしなくては…。



会場に入ると男達の視線がレティシアへ集まる。

熱がこもった視線を送る男達の顔を覚えながら会場の中心へ歩いて行くとカリーナ嬢達に囲まれた。

レティシアを睨み付ける視線に俺が気付かないと思っているのだろうか?

本当に醜い。


震えるレティシアの手を握りしめてすぐに距離を取り壁際へ歩いて行くと前方から一番逢いたくなかった男が歩いてきた。


「やぁリオネル楽しんでるかい?」


すぐにレティシアを背中に隠した。

殿下にレティシアを見せたくない。


「そちらのご令嬢は婚約者殿かな?」


「チッ」


相変わらずめざとい。


「私の婚約者のレティシア・ランベール嬢です」


レティシアは美しい所作でカーテシーをした。


「お初にお目にかかります。レティシア・ランベールでございます」


そして殿下はレティシアの手に触れてあろうことか口付けをしたっっ!!


「噂以上に美しい婚約者だね」


殺意を覚えたのは人生で初めてだ。

レティシアの手を握ったままの殿下から奪い取ると口付けをされた場所にすぐに浄化魔法をかけた。


殿下は間違いなくレティシアに興味を持っている。


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