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しばらくしてリオネル様とデュラン様が部屋から出てきた。


「レティシアちゃんお待たせー。はいコレ、レティシアちゃん可愛いからオマケしといたよ」


ペンダントを受けとるとカメオの周りを小さな赤い石が囲んでいて思わずリオネル様の髪を見てしまった。

リオネル様の髪色は、少し赤い金髪。

薄紫と赤って……。


「付けてあげるよ」


リオネル様が私のペンダントを取ると首に手を回して付けてくれた。


「あーあ、それリオネルしか外せなくなっちゃったよ」


え?

リオネル様は微笑んでる。


「レティシアも付けて」


リオネル様が、御自分のペンダントを私に差し出した。

リオネル様のカメオはとてもシンプルな作りになっている。

リオネル様の首に手を伸ばしてチェーンを付けると指先がピリッと痺れた。


「リオネルのペンダントもレティシアちゃんしか外せなくなりました。さっき魔力が流れたでしょう?」


魔力?

思わず指先を見てしまう。

痛いと思われたのかリオネル様が指を撫でてくれた。


「ねぇねぇ二人の世界を作ってる所を申し訳無いんだけどさぁ俺の加工どう?」


あわわわわ


「とっても素敵です!!ありがとうございました!!」


「リオネルのは、シンプルだけどチェーンにこだわりがあって、レティシアちゃんの髪の色をイメージしてアンティークゴールドにしました!!」


リオネル様のペンダントを見て頬が赤くなる。

私の色のペンダント。

リオネル様が私の髪を撫でるのを見たデュラン様が笑いだした。


「こんなリオネルが見られるなんて…クククッ」


「?」


「リオネルは学園では無表情なんだよ」


デュラン様が可笑しそうに話す。

リオネル様が無表情?


「レティシア何か気に入ったのあった?」


話逸らされた?


「え、あの…」


あんまり宝石を見てなかったから急に言われて困ってしまう。


「瑪瑙なんてどう?リオネルの髪の色に似てない?」


デュラン様がリオネル様の髪の色に似た瑪瑙のピアスを出してくれた。


「リオネルには琥珀かな?」


瑪瑙のピアスを眺めてるとリオネル様が私の耳に付けてくれて、そして琥珀のピアスを渡された…。

えっと、私が付けるのよね?

リオネル様が少し屈んでくれてピアスを付けると、何だかピアスとペンダントが『リオネル様は私の!!』って主張してるみたいで少し恥ずかしい。




デュラン様にお礼を言ってアトリエを後にした。


「レティシアちゃん、また来てね。リオネルと一緒なら自由に入って良いからー」


このアトリエのドアはデュラン様とリオネル様にしか開けられないらしい。







「リオネル様、ペンダントとピアスありがとうございました」


馬車の中で並んで座ってるとリオネル様の腕が私を抱き寄せた。

そして私のペンダントを持ち上げてカメオにチュっとキスをした。


「少し魔力を流し込んでおいたよ 」


ま、魔力…。

そんな色っぽい魔力の流し方ってある?


「リ、リオネル様、学園は楽しくないのですか?」


恥ずかしすぎて違う話題にした。

さっきデュラン様が無表情だと言ってたのも気になるし。


「レティシアが居ないから楽しくないよ」


「え?」


「早く来年になれば良いのに、そしたら一緒にランチしようね」


リオネル様が、にっこり微笑むから私も微笑んだ。


「来年が楽しみです」


馬車が我が家に着いたのでリオネル様が立ち上がろうとしたのを止めて、もう一度今日のお礼を言った。


「リオネル様、本日は本当にありがとうございました。凄く楽しかったです。お礼です」


リオネル様の頬にキスをしたらリオネル様が真っ赤な顔して固まってしまった。


たぶん私の顔も真っ赤だと思う。

誤字報告ありがとうございました。

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