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リオネル様に頂いたペンダントを眺めていると淡く光りだした。
右手で握るとリオネル様の声が響いた。
『レティシア』
『はいリオネル様』
『今、帰って来たよ』
『お帰りなさいませ』
リオネル様とは、ほぼ毎日ペンダントでお話をしている。
電話で話しているみたいで何だか懐かしい。
他愛もない話だけど声が聞けるだけで嬉しい。
『週末は遊びにおいで久しぶりに庭を散歩しよう』
『よく一緒に散歩しましたね。楽しみにしてます』
今週末もリオネル様に逢えるのは嬉しい。
リオネル様にペンダントを頂いたので何かお返しをしなさいとお母様に言われたのでハンカチに刺繍をする事にした。
リオネル様のイニシャルを刺繍しているとアレクシアが来た。
「刺繍をしているの?私もしようかしら」
アレクシアとは、あれからよく話すようになった。
ずっと性格が悪い姉だと思ってたけどアレクシアは、思った事をすぐ言ってしまうタイプのようで、一度思った事を言う前に考えてみたら?と言ったらだいぶ話しやすくなった。
「レティシアのペンダント、魔法石よね?いくつ付与してあるのかしら?凄いわね」
魔力が少ない私にはよく分からないけどアレクシアにはペンダントの凄さが分かるみたいでジーっと見てた。
「でも羨ましいわ!!私もハンカチをプレゼントしてロラン様の瞳の色のペンダントをおねだりしようかしら?」
「アレクシア、ロラン様を困らせてはダメよ」
アレクシアがロラン様に我が儘を言わないように注意をするけど、このペンダントは私が「逢えなくて寂しかった」と泣いたのが原因なのであまり強く言えない……。
「そんな高価な物が欲しいわけじゃ無いのよ?ただロラン様の瞳の色のペンダントが欲しいだけなの」
でも、このおねだりは可愛いな。
ロラン様なら喜んで買ってくれそう。
数日後、アレクシアは緑色のペンダントをしてご機嫌だった。




