65話
スキルに【魔闘撃】というのが増えていた。
“纏う”にかかっているのかな。
ダジャレじゃないし、違うか。
身体に魔力を纏わしているわけだが、手に持っているものや、服などもその影響を受ける。
だから、手から離れると、魔力が散ってしまう。
魔法として射出できるのに不思議なのだが、そんなものなのだろう。
今のところ、その威力は【無魔法】に依存しているようで、実際、【魔闘撃】にレベルはない。
また、拳(手刀)にしろ、鉄の剣にしろ、魔力を纏わしてしまえば、その威力に変化はない。
同じように斬れるのだ。
斬馬刀くらいなら、重量に大きな違いがあるので、その分の差はあるが。
いずれにしろ、なかなか使い勝手がよさそうなスキルです。
魔力を纏う、だなんて、とってもテンプレだけど。
[戦闘終了! 【体術】のレベルが上がりました!]
[戦闘終了! 【闇魔法】のレベルが上がりました!]
手刀、ブロードソード、斬馬刀と、いろいろ試してみたが、砂浜なので足場が悪く、遠心力を利用する斬馬刀が、ちょっと使いにくい。
【闇魔法】で足止めさせているのだが、それでもだ。
練習用に、木剣を斬馬刀サイズで作ったが、比較的軽いそれを使っても、砂に足を取られてしまうので、まだまだ練習が必要です。
手刀、足刀を【魔闘撃】を纏って使うが、これが良い。
まだ足刀のときに砂が気になるが、徐々に慣れてきた。
そういえば、とあるボクシング漫画で、砂浜を走るときは、足の親指が大事だ、というのを読んだことがあったのを思い出した。
周囲に魔物がいなくなったのを確認して、ブーツを脱いで足の親指を見てみる。
確かに、親指を意識して地面を蹴ると、強く踏み出せるようだ。
しかし、ふくらはぎが吊りそうになる。
鍛えなければ。
ブーツを履いて、親指を意識して砂浜を走る。
ディーネとジュリアがコシュタ・バワーに乗って、並走してついてきた。
ジュリアには、オレの走る速度が遅くなったら槍で軽く突くように頼んだ。
これで魔物のいる場所まで行こうかね。
[戦闘終了! 【体術】のレベルが上がりました!]
魔物の攻撃を避けるのに、【体術】のスキルが意外にも効果的だ。
回避の際の足さばきなど、避けつつ攻撃する、といった動きをしている。
それは盾での立ち回りにも影響があり、【体術】スゲー、という感じだ。
足の親指を確認したら、スゴいことになっていた。
擦れて皮が剥け、それがすぐに治り、また皮が剥ける、というのを、何度も繰り返していたため、親指の皮が厚くなり、二回りくらい太くなっている。
短時間のうちに何回も戦闘をして、魔物の攻撃を回避するために何度も切り返していたので、そのせいだろう。
砂浜サイコー!
よし。魔物もいなくなったし、少し遊ぶか。
水着はないけど、人もいない。
ディーネ、ジュリア。安心して、服を脱いで構わないぜ!
……イヤですか? そうですか。
まぁ、当然ですね。
水着でキャッキャッウフフ、は諦めよう。
さて、忘れていたけど、海まで来たのには目的があったんだ。
ディーネの水による転移。
これが、海水でも可能なのか。
確かめたいと思います。
……。
どうやらムリみたいだ。
真水じゃないとダメか。
ふむ。
仕方ない。
想定内だし。
第二案として、大きめの容器に魔法で水を溜めて、それを利用してみよう。
木材を【錬金術】で加工して、桶を作る。
サイズとしては、直径二m、高さは一mほどの大きさである。
かなり大きくなってしまったが、全身が水に入らないとならないので、このサイズになった。
しっかりと箍をはめてきつく締めた。
転移したあと、弛んで水が漏れたら、戻れなくなる。
さらに、水を入れて漏れたりしないか、確認した。
実験なので、ジュリアは留守番だ。
万が一、魔物が現れて桶を壊されないようにするための、見張りである。
ディーネだけで転移しても良いのだが、向かった先で何かあっても困るし、オレも行くことにした。
準備ができたので、早速行くとしよう!
スキル
不死 状態異常無効 超回復 魔力制御 杖の才能 魔法の才能
高速思考 夜目 空間把握 魔闘撃
杖LV.6 剣LV.5 体術LV.3(+2) 盾LV.5 投擲LV.5
必中LV.6 回避LV.5 ダッシュLV.5
耐久走LV.5 解体LV.5 危険察知LV.5
錬金術LV.4 召喚魔法LV.6 空間魔法LV.5
火魔法LV.5 水魔法LV.5 風魔法LV.5
地魔法LV.5 氷魔法LV.5 雷魔法LV.5
光魔法LV.5 闇魔法LV.4(+1) 無魔法LV.5




