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62話

[戦闘終了! 【召喚魔法】のレベルが上がりました!]


 ありゃ。

 あまりレベルが上がらなかったな。

 まぁ良い。


 結構長く戦闘していたな。

 もう夜が明けちゃった。

 諸々後片付けしなければ。


 うーん……。

 コボルトの死体がドロドロです。

 自分でそうしたからしょうがないけど。


 プランとして、【雷魔法】を使って倒そうと考えたのだ。

 効率良くするため、水を組み合わせることも。

 でも、地面がどうなるか、までは考慮に入れなかった。

 結果的に、泥ができてコボルトの行動を阻害するなどしていたから、悪くはなかった。

 後始末が大変だけど。


 でも、魔法による影響は常に考えておかないと、大変なことになりそう。

 周囲に被害が及んでからでは遅いのだ。


 まぁ、反省はこれくらいにして、戦果は……と。

 九割がコボルトで、残りがアーチャーやメイジ、ナイトと、一匹のコボルトリーダーだ。

 連中が使っていた武具があるが、たいしたものではなさそうだな。


 いや、一つだけある。

 リーダーの使っていた武器かな、これは。

 なんかやたら大きい剣を持っていたけど。


 斬馬刀……ですか。

 柄が長くて50cmくらいある、両刃の大剣だ。

 オレの知っている斬馬刀とはちょっと違って、刀身が幅広で分厚く重量があって、切り裂くのではなく、叩き切るという表現がピッタリだ。


 試しに、振ってみる。

 ブゥン、と風を切る音がスゴい。

 普通の剣とは違って、長い柄を利用して、身体全体で振り回す、という感じかな。

 ブゥン、ブゥンと振り回す。


 振っていると次第に、風の切る音が小さくなってくる。

 どこに刀身を置けば良いのか。

 どこを斬れば良いのか。

 なんとなくその軌道が見えてくる。

 ただ、それをなぞることに集中する。


 繰り返しその軌道をなぞっていると、次はいくつもの軌道が見えた。

 その内の一本をなぞるが、納得がいかない。

 他の軌道の方が良かったのではないか、そう思えてしまう。


 次は……その次こそは……。


 違う……これでもない……。


 剣を振り続けて、目の前に現れた邪魔な盾を斬って……盾?


 ガキィン、と硬質な音が響き、オレは我に帰る。

 ジュリアが盾で、オレの剣を止めていた。


 はふぅ。

 夢中になってしまった。

 ありがとう、ジュリア。

 それと、ごめんなさい、ディーネ。

 風圧で髪の毛が乱れちゃったみたいで。


 あ、これ、櫛です。使って……いや、オレが直すよ、やらせてください。

 ふむ。

 さらさらで、やわらかくて、良い髪です。

 ツインテールにしてみようか?

 ポニーテールはどうだろう?

 そこからのシニョンも有りか?


 まぁ、いつも通りにしておこう。

 町に到着したら、いろいろな髪型を試して、デートしたいね。

 あ、もちろん、ジュリアもだよ。




 巨大な武器は男の子のロマンなので、夢中で遊んでしまった。

 まぁ、思っていたよりは使いやすく、某無双ゲームみたいに、たくさんの敵に囲まれた状況だったら、使っても良いかな、とは思う。


 とりあえず、朝食を食べながら、今後の展望を考える。


 もっとも、魔法があるので、敵に囲まれる、という状況はなかなかないとは思うが、何があるのかわからない、とも思う。

 魔法が使えなくなった、というシチュエーションも想定しておかなければ。


 先ほどのコボルトの群れ。

 もし、あれを魔法なしで挑むとしたら?


 いや、そもそも挑まない。

 逃げる。

 ジュリアとディーネをコシュタ・バワーに乗せて、オレは自分で走る。

 追いかけられるだろうが、疲れない(正確には、疲れても回復する)オレなら逃げ切れる、はず。

 いくらなんでも、二本足のコボルトが、馬より速いってことはないよね?


 コシュタ・バワーに、二人を乗せて走ってもらおう。

 どの程度、速度を出せるか?

 確認の必要があるな。




 結論。

 コシュタ・バワーは、めちゃくちゃ速い。

 二人を乗せている影響は、全く感じられない。


 試しにオレも乗ったら、さすがに三人は重かったようで、脚が鈍ったが、それでも十分速かった。

 少なくとも、コボルト程度は撒ける。


 四本足だと、二人を乗せて同等かな?

 重量がある分、切り返しが難しいけど、直線なら負けないだろう、と思う。

 そこは、オレが並走して、相手の邪魔をすれば良いだろう。


 だから、オレは足を速くしたいね。

 【ダッシュ】があるので、かなり速い方だが、それでも馬には当然敵わない。

 魔法を使えばマシなんだけと、魔法が使えないシチュエーションを想定しているので、ダメなのです。


 どうしたものか。

 レベルを上げるしかないか……。


 うん。

 訓練して、魔物を倒して、強くなる。

 結局、これが一番だな!


スキル

不死 状態異常無効 超回復 魔力制御 杖の才能 魔法の才能 

高速思考 夜目

杖LV.4 剣LV.4 盾LV.3 投擲LV.4 

必中LV.4 回避LV.3 ダッシュLV.3 耐久走LV.3 

解体LV.4 危険察知LV.3 

錬金術LV.4 召喚魔法LV.5(+1) 空間魔法LV.3

火魔法LV.4 水魔法LV.4 風魔法LV.3 地魔法LV.4

氷魔法LV.4 雷魔法LV.3 光魔法LV.4 無魔法LV.3



装備 

斬馬刀(new) ブロードソード ナイフ 

圧縮合枝の杖 圧縮合枝の木剣

神のボクサーブリーフ 革の帽子(改) 革の胸当て(改) 

革の籠手(改) 革の脚甲(改) 革のブーツ 

革のマント 圧縮合板の小盾


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