193話
感想を頂きました。
ありがとうございます。
〔10月6日土曜日〕
日付が変わったけど、そういえば時差ってどうなってるんだ?
この時計はメニュー画面に付いているのだが……標準時とかあるのかな?
まぁ、良いか。
そこまで気にすることもないだろう。
そもそも、このメニュー画面は神様製だ。
なんかスゴい力が働いていて、勝手に時間が調整されているのだろう。
そういうことにしておこう。
それはさておいて。
お屋敷の内外の掃除は完了した。
中はほとんど汚れてなかったし、外もそんなに魔物は多くなかった。
これからはそんなに頻繁に来なくても大丈夫だろう。
では。
未だに見たことのない魔物を探しに参りましょう。
ディーネに連れられてやって来たのは、お屋敷から南東の方角だ。
〈マップ〉で確認すると、かなり離れているけど、そもそもこの森は相当広大だ。
もはや、お屋敷周辺と様相がだいぶ違っているようです。
どんな魔物がいるのやら……。
お?
早速お客さんです。
あれは……イノシシのようだ。
だが、牙がスゴい。
身体も大きいから、その体重で突撃されたら、大木だろうと簡単に穴が空くだろう。
え?
あれでも小さい方?
マジですか、ディーネさん?
小型の車くらいあるけど……もっと大きいとどうなるんだ?
ワゴン車? トラック?
想像つかないな。
まぁ良い。
やることに変わりはない。
かかってこいやー!
……。
身体がメチャメチャ痛い。
突撃してきたイノシシを避けようとしたら、足を滑らせてしまった。
幸いにも、結界が間に合って牙が刺さることはなかったけど、衝撃は如何とも出来ず、撥ね飛ばされてしまった。
ディーネが水でクッションを作ってくれたので、大怪我はなかった。
助かったよ、ディーネ。
ありがとう。
でも、痛い。
もう治ったけど、数ヶ所を骨折してたようだ。
油断をしたわけではないけど、足場の確認は怠っていた。
これは反省だな。
この暗い森の中では、オレにとって地の利はない。
気を付けて、石橋を叩いて渡らないくらい慎重になって、ちょうど良いくらいだ。
最近は、ダンジョン内での戦闘が多かったから、さほど足場を気にすることはなかった。
なんせあの中は、意外と快適な空間なのだ。
でも、それは特別だったのだと気付かされたな。
今後の糧にしなければ。
うん。
反省終了。
イノシシを〈アイテム〉に回収して、先に進みましょう。
イノシシ以外に、どんな魔物がいますかね?
この辺りは、木々の間隔が広く、そのため魔物が体格が大きい傾向にあるようだ。
さっき出くわしたのは、オーガだった。
学院のダンジョンで遭ったそれより、3割ほど大きかった。
その分、力も体力も比べ物にならないくらいだった。
1体だけだったから良かったけど、集団で来られたら、逃げるしかなかっただろうと思う。
デカイは強い。
それを思い知らされたよ……。
ぬ?
簡易マップに、魔物の反応が。
それも……かなりの群れだな。
どうする?
見なかったことにして、それから離れるか?
それとも、奇襲を仕掛けて倒すか?
何の魔物かにもよるな……。
オーガの群れだったら、逃げるか。勝てそうもないし。
そうではなく、勝てそうな相手だったらヤろう。
経験値と食材にしてしまおう。
よし。
まずは偵察からだ。行こう。
…………。
……。
こっそりと進んでいく。
昼間に、お誂え向きのスキルを取得しておいて良かった。
まさに「こんなこともあろうかと」というヤツだ。
そろそろっと行くと……見えてきた。
あれは……オオカミの群れか?
中央には巨大なオオカミがいて、その周りをそれよりは小さいけど、一般的なものに比べたら大きいオオカミが囲っている。
ざっと見て、100頭はいそうだ。
……これは、どうしよう?
オオカミは集団でこそ、その真価を発揮する。
何も考えずに仕掛けても、返り討ちに合いそうだ。
ここはリーダー格の、あの巨大なオオカミを奇襲で仕留めるか?
オレとディーネの魔法、ユミルの射撃でいけるだろう。
あとは混乱が生じているうちに、それぞれ子分のオオカミを倒していけば良い。
では、行くぞ!
しくじった!
あの巨大なオオカミはリーダーじゃなかった!
ただの図体のデカイだけのヤツだった!
その図体の陰にいた片目のない古強者みたいなオオカミがリーダーだった!
くそ!
乱戦になってきた!
ディーネ!
魔法で倒そうとするな!
阻害を優先しろ!
それと浮遊するなよ。ただ浮いているだけでは、狙われるからな!
ジュリア!
ディーネを守れ!
背後から攻撃されないように樹を背にしてろ!
ヴィヴィ! ユミル!
そんなに突出するな!
上空からヒット&アウェイを徹底しろ!
一ヶ所に留まるな! いくら空中にいるとはいえ、油断するな!
チクショウ!
数が多すぎる!
クライネ師匠、申し訳ありません!
言い付けを破って、剣を使います!
オレは精霊剣・血桜を〈アイテム〉から取り出し、鞘から抜き、全力で刀身に魔力を込める。
刀身が火を噴くように燃え上がった!
その様子を見たオオカミどもは、警戒するように後退る。
背後にいる隻眼のオオカミリーダーが小さく吠えた。
それに応えるように一頭のオオカミが飛び掛かるが、オレはそいつを炎剣で斬り捨てる。
オオカミは半分に切断され燃えた。
より一層警戒するオオカミども。
だが、もう遅い。
次からはオレのターンだ。
一歩足を踏み出し──剣を振る。
刀身から火球が放たれ、オオカミどもの中心で爆発した。
オレは再び火を纏わせると当時に、駆け出す。
オオカミの群れに飛び込み、爆発に混乱している連中を斬っていった。
オオカミの毛皮が燃え、それが松明の如く周囲が明るくなる。
混乱に拍車がかかり、統制が取れなくなりつつあるのを見て、オレはその隙に隻眼のオオカミリーダーに斬りかかるが、避けられた。
単体での戦闘能力も高いようだ。
そう簡単には、討ち取らせてくれないか……。
「ハハハッ!」
大人しく……往生しろ、この畜生が!
スキル
不死 状態異常無効 超回復
杖の才能 魔法の才能 高速思考
夜目 魔闘撃 魔力制御 魔力操作
魔法並列起動 バランス 身軽
空間把握 空間機動 空歩
気配遮断 魔力遮断
杖術LV.14(+1) 剣術LV.12 体術LV.13(+1) 盾術LV.12
投擲LV.12(+1) 必中LV.13 回避LV.13
ジャンプLV.12(+1) ダッシュLV.12(+1) 耐久走LV.12(+1)
身体強化LV.8(+1) 精神強化LV.9(+1) 防御力強化LV.8(+1)
解体LV.10 危険察知LV.13(+1)
隠蔽LV.5(+3) 忍び足LV.5(+3)
錬金術LV.11 結界術LV.13
召喚魔法LV.14(+1) 時空魔法LV.12
火魔法LV.11 水魔法LV.12(+1) 風魔法LV.12
地魔法LV.12 氷魔法LV.12 雷魔法LV.12
光魔法LV.12 闇魔法LV.12 無魔法LV.13




