142話
[【剣】のレベルが上がりました!]
[【盾】のレベルが上がりました!]
稽古終わりだけど、なんか久し振りにレベルが上がったなぁ。
まぁ、稽古のときしか剣を振ってないからだろうけど。
素振りしたくらいでは、そう簡単にレベルなんて上がらないか。
実践に勝る鍛練はないと聞くし。
その集大成がクライネ師匠なのかな?
やっぱり、アヤノさんはそこまでの怖さはない──いや、強いのだけどね……。
今だって、模擬戦していて、蜻蛉の構えからの一撃は、オレの持っていた木剣を両断した。
ついでに、オレの骨も折っていったけど、それはともかく。
凄いし、強いのだけど……怖くはない。
ま、所詮は、素人の想像ですけどね。
「ふむ。そろそろ外でも剣を持っても構わんじゃろう。
ただし、アヤノがいるときに限るがな」
おお! ようやくか!
待ってました!
「素振りは好きなときにやれ。確認はたまにするから、もし崩れていたら、一からやり直しじゃぞ。
良いな?」
「はい」
「わたしが責任を持って、ビシバシ指導いたします。お任せください」
「うむ」
あれ?
何故ゆえ、お二人は結束しているのですか?
アヤノさんってば、オレの奴隷ではなかったのですか?
ビシバシってなにさ?
ま、いっか。
オレは、オレ自身を信用してないし。
見てくれる人がいるなら、こんなにありがたいことはないな。
良し。
ならば、ダンジョンに行きましょう。
そして、寄るもの全てを斬りましょう。
何せ、せっかく作った剣が、全く活躍出来てないからな。
いつ斬るの? 今でしょ!
さあ、やって参りました、ダンジョンです!
まずは〈アイテム〉から、透理石の剣を取り出して、腰から下げる。
大剣もあるけど、まずはこっちからだ。
ちょっと素振りを……と。
なるべく、普段から使っている木剣とサイズを同じになるように作ったので、違和感はほとんどない。
片手で振ってみて、その後、両手で振ってみて。
うん。
問題なし。
アヤノさんの方を見ると、頷いてくれた。大丈夫なようだ。
では、と簡易マップを見ると、魔物が近くにいるようだ。
クックック。
今宵の我が愛剣は、血に飢えている。
満足するまで、吸わせてやろうぞ!
「……そのキャラ、似合わないですよ。真面目にやりましょう」
はい……ごめんなさい。
[戦闘終了! 【ジャンプ】のレベルが上がりました!]
[戦闘終了! 【時空魔法】のレベルが上がりました!]
うむ。
調子良い。
数匹の魔物と戦ったが、以前よりも剣が扱いやすい。
よく斬れている。
もちろん、剣自体も変わっているけど、それを差し引いても、よく斬れている。
何より動きやすい。
理由はいろいろあるだろうけど、そんなのはどうでもよい。
とにかく、楽しい!
「はい。ストップです。少し雑になっています。ちょっと休憩して、気を落ち着かせてください」
「えー」
もうちょっとだけ、ダメ?
「ダメです。
それに、連携がなってません。ラムダさんが魔法? で、突然離れた場所に行くから、ジュリアさんとヴィヴィが動きにくそうです。
もっと、周囲を見てください」
ぐ……。
確かに、『ショートジャンプ』の魔法での短距離転移が便利なので、使いまくってしまった。
すまない。ジュリア、ヴィヴィ。
「うーん。こういうときは、別のことをしましょうか。
ラムダさん、杖術の方が上手なので、そちらに切り替えてください。
で、そのご自分の動きを確認してみて、その後、改めて剣を使うことにしましょう」
ふむ?
杖での経験を、剣で活かす、ということかな?
やってみようか。
[戦闘終了! 【杖】のレベルが上がりました!]
[戦闘終了! 【ジャンプ】のレベルが上がりました!]
むぅ……。
確かに、違うな。
冷静になれば、先程までの動きは、猪突猛進で自分勝手なものだったと、よくわかった。
「まぁ、実力がついてくると、よくあることです。
これからも慢心せずに冷静に、です。
それが一番、難しいんですけどね」
わたしも未だ修行中ですし、クライネ先生もそうです、そう言ってアヤノさんは言葉を切った。
はぁ。
自惚れさせてもくれないらしい。
まだまだ、精進しなければならず、そしてそれに、終わりはないようなのでした。
スキル
不死 状態異常無効 超回復
杖の才能 魔法の才能 高速思考
夜目 魔闘撃 魔力制御 魔力操作
魔法並列起動 バランス 身軽
空間把握 空間機動 空歩
杖LV.11(+1) 剣LV.9(+1) 体術LV.9 盾LV.9(+1)
投擲LV.9 必中LV.10 回避LV.10 ジャンプLV.7(+2)
ダッシュLV.9 耐久走LV.8 解体LV.8
危険察知LV.9 錬金術LV.10 結界術LV.9
召喚魔法LV.11 時空魔法LV.5(+1)
火魔法LV.9 水魔法LV.9 風魔法LV.9
地魔法LV.9 氷魔法LV.9 雷魔法LV.9
光魔法LV.9 闇魔法LV.9 無魔法LV.10




