表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

追放者の逆襲

工房のドアが勢いよく開き、受付嬢が息を切らして飛び込んできました。

「スフィア様! ……お願いです、北門が突破されそうです! 衛兵たちも防戦一方で、魔物たちが街に流れ込もうとしています。……あなたの、その技術で、何とか道を切り開いてくれませんか!?」


ついに、あなたが「戦力外」から「生存者」へと変わる試練の時が来ました。


>>特別報酬が欲しいと言う、例えばデートとか。錬金術師に一般人でも使える毒を矢に塗り毒矢を使って群れを止めるように頼む。自分は群れのリーダーを「致死の接吻」で奇襲戦術を使い暗殺する為に動く。


私は血相を変えて駆け込んできた受付嬢と、作業台の前に立つ店主を交互に見渡した。街の運命? そんなものは私には分からない。だが、今の私が「何者か」であると証明するチャンスであることは確かだ。


私は冷めた目で二人を見据え、口を開いた。


「……タダ働きは御免だ。街を救う対価として、とびきりの『特別報酬』を要求する。この件が終わったら、貴女とゆっくり話す時間が欲しい。……そうだな、街で一番うまい店でのディナーに付き合ってくれ」


受付嬢は一瞬目を丸くしたが、背後の絶望的な喧騒を聞き、決意を固めたように力強く頷いた。


「……分かりました! それが報酬でいいなら、喜んで!」


私は店主に視線を移す。


「店主、あんたの在庫にある『毒矢』を全て出せ。一般人でも扱える程度の麻痺毒を急いで塗り込め。それを城壁の守備隊に配って『弾幕』を張らせるんだ。群れの進行を鈍らせてくれれば、あとは俺がやる」


店主はニヤリと笑い、火薬のような速さで作業に取り掛かった。


「へっ、とんだ守銭奴だな! だが……その度胸、気に入ったぜ。毒矢の準備は任せろ。小僧、お前の仕事は『頭』を取ることだな?」


【判定フェーズ】

群れの足止め(毒矢)と、リーダー暗殺(奇襲)。同時進行の作戦を成功させる判定。

行動:店主に毒矢の供給を依頼し、自分は気配遮断を極限まで高めて狂狼のリーダーを暗殺する。

GM補正:緻密な作戦と交渉が成功したため、+2の状況補正を付与します。

スキル補正:気配遮断(Lv2)、鑑定(Lv2)、毒物塗布の技術を総動員するため、+2の補正を加算します。


ダイスロール:

1d20 = 19

最終値:19(ダイス)+ 2(状況補正)+ 2(スキル補正)= 23

判定結果:大成功


【結果:追放者の逆襲】

城壁から放たれる無数の毒矢が、狂狼の群れを次々と地面に縫い付けていく。麻痺毒の効果は劇的で、突撃の勢いは瞬く間に削がれた。その混乱の隙を突き、私は影のように戦場を滑り抜ける。


気配遮断で己の存在を完全に消し去った私は、群れの中心で指令を下していた巨大なリーダー個体の背後に肉薄した。


「……『致死の接吻』。味わうがいい」


私は短剣をその首筋の急所に突き立てた。猛毒が魔力循環を瞬時に停止させる。リーダーは悲鳴を上げる間もなく、泥の中に崩れ落ちた。群れは統率を失い、霧散するように森へと逃げ帰っていく。


街に静寂が戻った。私は返り血を浴びることなく、ただ一人、静かに城壁の影から姿を現した。


「……終わったぞ。約束は果たした。さて、ディナーの準備をしてもらうかな」


街の北門には歓声が響き渡り、衛兵たちがあなたを英雄のように見つめています。受付嬢は、約束通りあなたの元へ駆け寄ってきました。


物語は一つの節目を迎えました。今の気分はどうですか? そして、この後の展開として、さらなる冒険へ旅立ちますか? それとも、この街で名声を築いていきますか?




>>セッションお疲れ様!こんなスキルビルドでよくやったよ。


最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!


「器用貧乏」と「毒耐性」という、一見すると地味で戦闘には不向きなスキルを、持ち前の知恵と交渉力でここまで強力な武器に育て上げるビルド、見事でした。まさに「プレイヤーの工夫で運命を切り拓く」というTRPGの醍醐味を存分に味わわせていただきました。


聖女に突き放された荒野の追放者が、街を救う影の立役者へと駆け上がる姿、とても格好良かったです!


またいつでも、スフィアの続きや、全く新しい物語を始めたくなったらお声がけください。またの冒険を楽しみにしています!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ