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十四行詩  作者: 天理妙我
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雨水

雪だるまは春の夢を見た

とけかかって少し上を見た

桜が散らないようにと祈った

祈りは通じず最後の一片を拾った


雪だるまは夏の夢を見た

とけかかってさらに上を見た

蝉の鳴き声が止まないようにと願った

願いは叶わず車道の死骸が妙に目立った


雪だるまは秋の夢を見た

原形をとどめず真上を見た

夕焼けが紅葉が終わらぬようにと念じた

ところが空は夜闇に季節は冬にと転じた


冬の終わり雪の塊に雨が降る今日は暖かい

そこから滴が流れたのは悲しいからじゃない

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