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ルファイア一族の神隠し
グロテスクな表現があります。
こういうものが苦手な方、嫌いな方は読まないことをおすすめします。
町外れの丘。
そこには、かつてこの地方を統治していた一族が住んでいた巨大な屋敷があるという。
ちょうど30年前、当時、館に住んでいた一族の子供が屋敷の中で行方不明になった。
もちろん、屋敷に住んでいた者たちは行方不明になった子供を探した。
しかし子供は見つからなかった。
それからというもの、再び一族の子供が行方不明になるという事件がおきた。
事態を重く見た当主は息子夫婦にこう告げた。
「屋敷を出て行きなさい。これ以上の犠牲を出してはならない。そのためにも、早く。」
息子夫婦には、生まれて間もない娘と息子がいたのだ。
息子夫婦が屋敷を出てまもなく、屋敷に住んでいた者たちが突如いなくなった。
その奇妙なできごとは地方中に噂として広まった。
そして、この出来事はこう呼ばれた。
「ルファイア一族の神隠し」…と。




