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夢
知らない道路。
知らない公園。
知らないアイスクリーム屋さん。
知らない映画館。
そして、
知らない人たち。
知らないのに、ここに居るとすごく落ち着く。そして懐かしい。
そんな今日の俺の夢。
「母さん弁当ありがとう!学校行ってくる」
今日もボサボサの髪で行き良いよく家を出た彼の名は、夏木雫。高校2年生だ。
心底明るいが友達はいない。
「ふ〜、間に合った。みんなおはよー!!」
「・・・・・・」
反応が無い。いつもこの調子。
すると教室の隅で
「ねぇ、あいつなんで嫌われてるの?」
「そっか、おまえ転入生だもんな。教えてやるよ。あいつさー、話す内容が夢の話しばっかで....」
「夢の話し?いいじゃん!若者らしくて。俺、夢無いんだよ」
「その夢じゃねーの」
すると夏木が慌てた様子で。
「ヤベー。夢日記帳どこかに無くした!」
「はー、つまんない」
女の子が一人学校の屋上で寝っ転がっている。白髪の長い髪の毛を後ろに結びながら、ため息をついている。彼女の名前は冬坂霜。夏木と同じく高校2年生。
ガサッ
伸ばしていた足が何かにぶつかった。
「....何これ?ゆっ....夢日記??」
日記帳の後ろには名前が
「....夏木....雫」
夏木と冬坂。二人のちょっと不思議な夏が始まる。




