表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

浮いた二人の夢日記

 


「何やってたんだ?冬坂。もう下校の時間だぞ」

廊下で冬坂が先生に怒られている。

「さーせん。漫画読んでました〜」


通りがかった男子たちが話し始める

「冬坂の奴またサボりか?」

「隣の組だから知らないけどどんな子?」

「東京の名門高校から転入してきた奴」

「なんでこんな田舎の栃木の底辺学校に?」

「それは知らん。とにかく変わった奴だよ」


先生のお説教が終わると冬坂は廊下の窓を開けて

「夏木雫ーー!!どこだー!?」

学校中に響き渡る様な大きな声で叫んだ。

下校して行く生徒達が驚いた表情で振り向く。

「便所かーー!?」

すると近くの女の子が

「あっ....あの〜夏木くんならイオンの近くの喫茶店に居ると思いますよ。いつも居るので。場所はわかりますよね?一件しかないから....」

冬坂はお礼も言わずに駆け出した。




「はぁ〜。どこ探しても無かった。俺の1年分の夢日記」

夏木以外、落ち着いた様子の喫茶店の中で夏木は取り乱し、アイスコーヒーを一気に飲み干した。

すると、店内のドアが開き、夕日に包まれた少女が行き良いよく入って来た。

「夏木雫!!」

店内のお客が全員ビクッとした。

「....はい。て!もしかして」

冬坂は大きな胸を突き出し

「はい夏木くん。夢日記」

夏木はクシャクシャな顔で差し出された夢日記に手をかけた。

だが、冬坂は夢日記から手を離さない。

すごい力だ。

「ただじゃ〜返さない」

「え....?」

夏木は少し嫌な予感がした。

冬坂は夏木の二杯目のアイスコーヒーを一気に飲み干し

「夏木くん。これから毎日あんたの夢日記見せて!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ