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群青のハイネス(仮)  作者: 三屋本 三屋
第0章 月に住むあるサラリーマンの話
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04

(貴族と仕事で取引する機会もあるが、殆どは準男爵。

稀に男爵はあるが、その上の子爵となるとレア中のレア。

更に上なんて、生きている間に話す機会もないだろう。

俺には一生縁のない人達だ。)




◇◇◇



コンビニは会社の裏口を出て、車がぎりぎりすれ違える狭い道路を渡った所にあった。


(ん?あれは…)


道路を渡ろうとした所で大橋さんを見つけ、思わず一歩下がった。



(大橋さん、何やってんだ?)



大橋さんは一台の黒光りする見るからに高級な車の前で、2人の男と話している。


男達は終始腰が低く、あの貼り付けたような笑顔に見覚えがあった。



(あの2人、確か…金井貿易の。)



一瞬、頭に煙草が過る。



(そう言うば、金井貿易、地球に支店があったなー)



男達に促さた大橋さんが車の後部座席へ座るとドアが閉められた。


それは、明らかに何かあるとしか思えない光景だった。



(よし、今のは見なかったことにしよう。俺は何も見ていない。)



公太は車が立ち去るのを待ち、コンビニへと入って行った。



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