第二話 オメガ登場
頼博は刀を構える。
『大切なのは速度じゃない、精度だっ!』
『ならば試してみな!』
頼博は左手で刀を持ち、右手で草をちぎった。
少女が言う。
『何してんだ!?かかってきな!』
少女が斬りかかる。
頼博は強く息を吐く。
『....!?』
『やっぱりな。お嬢さん、あんたは空気の進む方向にしか速く動けないようだな!怪しいと思ったのよ、斬りかかる前に刀ぶんぶん振っての。』
少女は地面の砂を四方八方に撒く。
『....!?砂を撒くことで直前まで空気の流れをわからなくするつもりか!?』
頼博が言い終えると、すでに少女は背後にまわっていた。
『ぐぁああ!』
まずい!?ただでさえ、相手が女性で俺の紳士的精神がくすぐられているというのに、相手は容赦がない!そうだ!!あの手があるじゃないか!?
『あっ!?あんなところにめっちゃかっこいいイケメンがっ!』
『えっ!?どこ!?』
『おらぁああ!』
きまったー!きっと皆んなはこう思っただろう『紳士的精神はどこにいった!』と!すまないが、そんなものついさっき捨ててしまったんだ!
『お前卑怯だぞ!』
ここでかっこつけたいところ......だが!あえてここは無言でトドメをさすっ!
その時、少女が急に叫び出した。
『おい!行商人!オメガを持ってこい!』
行商人?オメガ?何を言っているんだ?
すると、空から小さいカプセルのようなものが落ち、少女の頭に当たって砕けた。
『何今の!ずるくない』
『ふふふ、ズルなんてレベルじゃないわよ。』
次の瞬間少女の体は変形し、怪物のような姿になった。
『うわっ!きも!』
「ぐるるるる、、、」
何だ何だ何だ!?意味わからん!剣術関係なくなってきたじゃん!
『そこの化け物!俺が殺してや、、、、』
頼博は一撃で吹っ飛ばされた。
強すぎない?ここで死ぬのか?
あれ、、、?なんか、、おっさんが見える、、、幻影か、、?天使ってこと?いやいや渋すぎるでしょ、、、
プツンっ!
視界が一気に暗くなる。
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んん、、、、何だ、、、
「あんた、、生きてんのか?」
頼博によく似た長い髭を持つ老人が言った。
『おいおい!勝手に死んだ事にすんなよ!』
「まぁまぁ、、それよりあの怪物についてだが、、、」
『おぅ、どうなったんだあいつ。』
「わしがちょいとぶっとばしたわ。」
『おっさんえぐいな』
「死師吉正と呼べ。」
吉正は急に険しい表情になる。
「本題に入るんだが、、、」
『何だ?』
「あんたの両親が死んだ。」
あけおめ!
おそらく2026年初の小説となるだろう!
おめでとう俺!2026年は俺の時代だっ!




