第一話 怪奇事件
初の小説です!最後まで読んでください!
死師 頼博
僕には警察官の父がいた。毎晩遅くに帰って来て、毎朝僕が起きる前に出勤していた。ほとんど顔を合わせる事はなかったが、僕は父さんの事を好いていた。
ある日、父は僕にこう言った。
『明日、とっても大事な捜査が入っているんだ。成功すれば大金が入る。そしたら美味いご飯をたくさん食べさせてあげるよ。』
そんな親子の様子を母は愛おしく見つめていた。
3日後、家に警察が来た。嫌な予感がしたが、その予感が当たってしまった。
『あなたたちの父親は、先日の捜査中何者かに殺害されました。遺体には一切外傷がなかったが、心臓が抜かれていました。我々警察は捜査は危険だと判断して、捜査を打ち切るつもりです。』僕は言葉を失った。母も口を開かず、ただ立っていた。
次の日、母は失踪した。両親を失った僕は施設に入り、そこで警察の勉強をし、今に至る訳です。
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『おい!頼博!これから飯行かね?』
そう言ったのは頼博の上司、坂岡竜也だ。
『すいません。これから個人的に調べている、事件の捜査があるので、、、』
警察になってから10年以上、お決まりの台詞で上司を振り切り、帰宅した。
『行ってみるか、、、あそこに』
頼博は荷物をまとめ、かつて父が死んだ場所“雨梟村“に向かう。
新幹線で約1時間揺さぶられ、雨梟村の隣にある。餓鬼町に到着した。
『随分と都会だな〜、この隣に村があるなんて想像できない。』
頼博は近くのコンビニに寄り、おにぎりとコーヒーを買い、コンビニの裏で食べた。
『ふぅー、そろそろ向かうか。』
頼博は気を引き締めて、雨梟村に向かった。進んでいくにつれて建物は減っていき、眼前に大きな門があった。その門の上には雨梟村と書かれていた。かつて人が死に、警察が恐れた割には簡単に中に入る事ができた。
『不気味な村だ。村というより、神社や寺の密集地だ。』
頼博がそう言い終えると、後ろから物音がした。頼博は驚き、振り返った。
『嘘だろ、、、っ!』
そこには、髭を巧みに生やした仙人のような老人がいた。老人は瞬き程の速さで、頼博の背後に周り、うなじをトンッと叩いた。頼博は一瞬で意識を失い、その場に倒れた。老人は頼博を寺の中に連れて行った。
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頼博が目覚めた時、先ほどの老人は頼博の隣りに座っていた。頼博は飛び起きて、老人と距離をとった。
『動くなっ!僕は警察だ!下手な真似をするなら、現行犯逮捕だっ!』
老人は一瞬驚き、苦笑いした。
『これこれ、最近の若者は血気がさかんなものだ。』
『お前は何ものだ!』
『わしか?わしは通りすがりの者だ。あんた、ここが何処だか知っていてきていたのか?』
『当たり前だ!』
『嘘だな。ここに一般人が立ち入れば3分で死ぬ。この寺はわしの結界内だから問題ないよ。』
『な、なんだと!?』
『それにあんたの父親もここにきて死んでいる。だが、これまでとは死に方が違った。この村には"御目賀"という猛毒が大気中に充満している。それを3分吸うと死んでしまうんだ。しかし、あんたの父親は3分経つ前に誰かに殺されている。』
『やはり、殺人の説は正しかったか、、、』
『もう勘づいているかもしれないが、父親を殺した相手は人間じゃない。』
『そんなんどうやって信じろってんだ』
『わしもお前も既に人間じゃない』
『はっ?』
『御目賀をあんたに飲ませた。』
『御目賀って、猛毒だろ!?』
『普通はな、だがあんたは死師家のものだろ?死師家は代々御目賀の名門なんだ。通常の人にとっては御目賀は毒だが、耐性のある人にとっては身体強化薬なんだ。もうあんたは御目賀を摂取したから、怪我をしてもすぐ再生するし、歳も取らない。』
『何勝手なことしてんだよ!』
『父を殺した犯人を捕まえたいなら、これぐらいしなきゃ不可能だ。それに、わしもあんたと同じ犯人を捜している。協力してほしい。』
『互いに利害は一致してるってわけか、、、、わかった。協力しよう。』
『契約成立だな。よろしく、死師頼博。』
『何で名前知ってんだよ(汗)』
次回も楽しみにしてください!




